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節分の由来や意味を子ども向けにわかりやすく伝えるコツ。豆まきや恵方巻など
保育園での節分の楽しみ方
節分の由来や意味について子どもに聞かれたとき、答え方に迷うこともあるかもしれません。子ども向けにわかりやすく説明するためにはどうすればよいのでしょうか。保育園で子どもたちが節分を楽しんだシーンや、豆まきに使われる大豆の由来や恵方巻の意味についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
節分の由来
子どもに節分の由来や意味について聞かれて、子ども向けのわかりやすい伝え方を考えるママやパパもいるかもしれません。節分にはどのような由来があるのでしょうか。
節分は「季節のわかれ目」という意味だそうです。二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日のことで、年に4回あるものだったようですが、立春の前日だけをさして節分と言うようになったとされています。
旧暦では立春で冬が終わり、春になって1年が始まると考えられていたようです。そのため、立春の前日の節分は大晦日のように大切な行事として伝えられてきたそうです。
地域によっては、節分の日を「年越し」「年取り」などと言うこともあるようです。
豆まきの由来
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豆まきは昔の中国で行われていた、鬼追いの「追儺(ついな)」という行事と、日本に古くからある、鬼や邪気を追い払うために豆をぶつけるという「豆打ち」という風習が合わさって広まったと言われています。
鬼とは、冬の寒さや病気など、人に災いをもたらす悪を表すものとされていますが、神様が姿を変えて現れたもの、祖先の霊という考えもあるそうです。
節分の豆まきは炒った大豆を「鬼は外、福は内」と唱えながらまいて、邪気を払います。
大切な作物だった大豆には、穀物の霊が宿っているとされていて、その力が悪霊を追い払うと昔の人たちは考えていたようです。
生の大豆は拾い忘れると芽が出てしまい、縁起が悪いとされています。そのため、節分に使う大豆を炒るようになったようです。
節分に食べる恵方巻の意味
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節分の恵方巻は、「縁を切らない」という意味から、巻き寿司を切らずに食べるようになったようです。
その年の干支によって決まる、最もよいとされる方角のことを恵方と言います。
恵方を向いて食べることから恵方巻と言われるようになったようです。年によって方角は異なります。
七福神にちなんだ7つの食材を海苔とご飯で巻いた恵方巻には、福を巻き込むという意味もあるようです。
節分の由来を子ども向けにわかりやすく話すコツ
節分の由来や意味を子ども向けにわかりやすく伝えたいママやパパもいるでしょう。子どもに説明するときのコツをご紹介します。
昔の節分は大晦日だった
「節分って何?」と子どもに聞かれることもあるかもしれません。
「昔の人たちにとって節分は大晦日のような行事だった」「新しい年に悪いことが起きないように願いを込めて豆まきをするんだよ」ということを伝えるとよいでしょう。
豆まきは悪い鬼を追い払うためにやる
どうして豆まきをするのか子どもに聞かれたときは、豆まきは悪い鬼を追い払うためにやるということを伝えましょう。
「大豆にはよい霊が宿っていて、悪い鬼を追い払うことができるらしい」と話すと、子どもにも伝わりやすいかもしれません。
「なんで?」とたくさん聞かれることもあるかもしれませんが、「昔の人たちはそう考えて節分を楽しんでいたんだよ」と話してみてはいかがでしょうか。
これからの1年を楽しくすごせるように祈る
「鬼は外、福は内」と元気に唱えながら豆をまくのが節分の楽しいところでしょう。
「悪い鬼は外に追い出して、これからの1年を元気に楽しくすごせるように願って豆まきを楽しもう」と子どもに話すと、豆まきをさらに楽しめるかもしれません。
【体験談】保育園で楽しむ節分
保育園ではどのように節分を楽しんでいるのでしょうか。保育園の節分についてママたちに聞いてみました。
50代ママ
30代ママ
子どもが通っていた保育園では、自分たちで鬼のお面を作って工作を楽しんでいたようでした。
30代ママ
保育園の節分では、先生が鬼になり、豆まきを楽しんでいました。子どもたちは豆ではなく、新聞紙を丸めて作ったボールを使って遊んでいたようでした。
保育園の先生方が鬼になり、子どもたちが豆まきを楽しでいたというママたちの声がありました。実際の豆は使わずに、新聞紙などを使って楽しむこともできるようです。
子どもがまだ大豆などの豆を食べられない場合は、豆の代わりとして使える子ども向けのやわらかいボールを工作して節分を楽しむのもよいでしょう。
子ども向けのわかりやすい節分の伝え方を考えて豆まきを楽しもう
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節分の由来や、豆まきの意味について子どもに聞かれる場面もあるかもしれません。理由を何度も聞いてきたときにも子ども向けにわかりやすく伝えながら、節分を楽しみましょう。
保育園では、新聞紙を丸めたボールを豆の代わりとして子どもだちが節分を楽しんでいたというママの声がありました。
大豆ではなく落花生を使う地域もあるようです。大豆にこだわらずに、子どもの好きなお菓子や、子ども向けに手作りのボールを用意するのもよいでしょう。
ママやパパもいっしょに節分を満喫できるとよいですね。
鬼の恰好をした園長先生に向かって、子どもたちが豆をまいて楽しんでいたようです。お菓子や鬼のお面などを先生が子どもたちにプレゼントしていました。