こちらの記事も読まれています
一升餅の切り方。柔らかいときや固いときに切るコツと保存方法
食べやすくするための工夫
子どもの1歳の誕生日のお祝いで一升餅を用意したとき、切り方や保存方法が知りたいママもいるかもしれません。今回の記事では、一升餅の切り方と柔らかいときと固いときに切りやすくするためのコツ、小分けに切りわけた後の保存方法、一升餅とともに行われる選び取りなどについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
一升餅とは
一升餅とは、一升分のお米を使って作られるお餅のことで、2kgほどの重さがあるそうです。満1歳の子どもの誕生日をお祝いするときに用いられ、一升分のお餅を丸く成型したものに「寿」の文字や子どもの名前を入れたもの、紅白のものなど種類もさまざまなようです。
お餅の「一升」と「一生」の語呂あわせで「一生食べ物に困らないように」など子どもの幸福と健やかな成長を祈願して、赤ちゃんが一升餅を背負ったり、踏んだりする行事とされています。赤ちゃんが一升餅を背負う場合には、風呂敷やリュックを使ったりするようです。
お祝いを終えたあとの一升餅は、小分けにして食べたりおすそわけしたりするようですが、大きさのある一升餅はどのように切ったらよいのでしょう。
お祝いの後も楽しめる一升餅
最近の一升餅は、お祝いの後も楽しめるものが増えています。上記でご紹介した「寿」の文字や子どもの名前を入れたものや紅白のものはもちろん、はじめから小分けにされたものや、食べ比べができるお米が入っているもの、一升分のパンで作られたものなどがあるようです。また、一升餅を包む風呂敷を工夫したというママの声や名入れのリュックを使ったというママの声もありました。
20代ママ
30代ママ
一升餅を背負うのに名入れのリュックを用意しました。お祝いが終わった後もお出かけのときに使えて便利でした
一升餅を切り分ける方法
一升餅を切り分けるときに使う道具と、ママたちが実践した切り方をご紹介します。
用意する道具
まずは一升餅を切るための道具を準備しましょう。基本的な道具についてご紹介します。
- 包丁
- まな板
- 軍手
- ビニールシート
一升餅を切りわける包丁には、菜切り包丁を使う家庭もあるようですが、ママたちからは普段よく使っている包丁を選んだという声も聞かれました。まな板は重さや大きさがあるものを選ぶと、切っている最中にずれる心配が少ないかもしれません。
力を入れて切る場合に、お餅がすべらないように軍手を使用したというママもいるようです。切りわけるときに切りくずが出る場合も考えて、まな板の下にビニールシートを敷いておくと後片づけがしやすいかもしれませんね。
切り方
30代ママ
娘の1歳の誕生祝いは、実家で食事会をしました。お祝いで使った一升餅は中央から半分に切ります。半分に切った面を下にして、1cm幅になるように小分けにしました
30代ママ
お餅が四角い形になるよう、上下左右の丸い部分を切り落とします。あとは四角く残った部分を、食べやすい大きさに切りわけていきます。切り落とした四隅は、切った面を下にして小分けにしました
一升餅の切り方は家庭によってさまざまなようです。使う料理や食べ方にあわせて切りわける形を変えてもよいかもしれません。また、同じ薄さや大きさになるように切ることで調理しやすかったというママの声もありました。
一升餅を切るときのコツ
一升餅が柔らかいときや固いときに、切りにくいと感じる場合もあるかもしれません。ママたちの声をもとに、それぞれの場合での切るときのポイントをまとめてみました。
柔らかい場合
20代ママ
実家のもち米で両親と一緒についたお餅を使ったのですが、お祝いが終わったときもまだ柔らかい状態でした。そのままでは切りづらかったので、お盆の上に置きラップをして半日ほど部屋の隅で保管しておいたところ、表面が乾いて適度な固さになり切りやすくなりました
30代ママ
包丁で切るときにお餅がついてしまい切りづらかったので、餅取り粉を使いました。お皿に乗せたお餅の上から全体的に粉をまぶすと、表面がさらさらとして切りやすくなりました。前後に包丁を動かさず、上から体重をかけて切るようにするとお餅の断面がきれいでした
もち米でついたばかりなど一升餅が柔らかすぎて切りにくい場合は、適度な固さになるまで常温で保管しておいてもよいかもしれません。柔らかいお餅が包丁や手などにくっついて困ったときに、餅とり粉や代用品として片栗粉を使ったというママの声もありました。
また、柔らかいお餅に粉をまぶして薄く伸ばし、包丁の代わりにキッチンばさみを使って切ったママもいるようです。
固い場合
30代ママ
実家でお祝いをした後日、一升餅が固くて切れなかったとき、姑から水に浸ける方法を教えてもらいました。大きなボウルに一升餅とたっぷりの水を入れて丸1日置いてみたところ、固かった一升餅が柔らかくなって包丁で切りやすくなりました
20代ママ
一升餅が固くて包丁で切ることが難しかったので、深めのお皿にお餅を入れて水を振ってからラップで包み、レンジで温めました。様子を見ながら加熱していき、ちょうどよい柔らかさになったところで包丁で切りました
固い一升餅を一晩水に浸けることで、柔らかい状態に戻り切りやすくなったというママの声がありました。水に浸けておいた一升餅を、4等分にして小さめのサイズにしてからレンジで加熱したママもいるようです。固くなったお餅をレンジなどで加熱する際は、柔らかくなりすぎないよう時間や温度を調節することもポイントかもしれません。
一升餅の保存方法
一升餅をすぐに食べきれないときなどに、保存方法を知っておきたいママもいのではないでしょうか。実際にお餅を保存しておくときの方法についてママたちに聞いてみました。
冷凍する
20代ママ
小分けにした紅白の一升餅は、1つずつラップに包んで冷凍保存していました。使いたいときに冷凍庫から出して温め直し、ゆっくり食べ切ることができてよかったです
一升餅の保存方法として、冷凍庫で凍らせて保存していたママもいるようです。冷凍することによって長期間の保存がしやすく、ママや子どものペースで食べ切ることができるかもしれません。また、1つずつラップに包んで保存することによって、必要な分だけ使うことができる点もよかったという声も聞かれました。
水餅にする
一升餅は食べたり、近所の人におすそわけしたりして少ししか残っていなかったので、お餅が浸るくらいの水といっしょにタッパーに入れて水餅にしました。新鮮に保つために水は毎日取り替え、1カ月以内に食べ切りました
切りわけた一升餅を水に浸し、水餅にして冷蔵庫や冷暗所で保存していたママもいるようです。水餅にすることで柔らかいお餅のまま保存することができるので、ぜんざいなどの料理にも使いやすいかもしれません。また、数日中に食べる分だけ水餅にしておき、残りは冷凍保存したというママの声もありました。
一升餅以外のお祝い方法。「選び取り」とは?
1歳の誕生祝いに行われる行事は、一升餅のほかに「選び取り」があります。選び取りとは、子どもの前にさまざまな品物を置き、どれを取ったかで子どもの将来を占うものといわれています。準備する品物は地域によってさまざまなようですが、例として、筆を選んだ場合は「学者・作家」お金を選んだ場合は「富」、そろばんを選んだ場合は「商人」はさみを選んだ場合は「美容師」などがあります。
はさみなど1歳の赤ちゃんに触らせるには注意が必要なものもあるため、最近は品物のイラストが描かれたカードを用意することも多いようです。
おめでたい一升餅をみんなで食べよう
今回の記事では、一升餅の切り方と柔らかいときと固いときに切りやすくするためのコツ、小分けに切りわけた後の保存方法、一升餅とともに行われる選び取りなどについて、ママたちの体験談を交えてご紹介しました。
一升餅を切りわけるときにすべりにくいよう軍手を使ったり、ビニールシートを用意して後片づけしやすいよう工夫したりしたママもいるようです。一升餅にはさまざまな切り方があるようなので、使う料理や食べやすい大きさなどを意識して切りわけるとよいかもしれません。
また、切り方のコツとして、お餅が固い場合は柔らかい状態に戻してから切ると切りやすかったという声も聞かれました。一升餅のお祝いが終わったあとは食べ方に適した保存を行い、家族みんなでおいしく食べ切れるとよいですね。
風呂敷とセットになっている一升餅をインターネットで購入しました。実家でお祝いするため、風呂敷は両親と一緒に選びました。風呂敷は明るい色のものでお祝いにぴったりでした