童話や日本昔話など20のおはなしを厳選した読み聞かせ絵本が刊行
オノマトペや繰り返しのリズムがふんだんに散りばめられた、3歳から6歳の子どもとその保護者におすすめの1冊
「高橋書店」から、「いっしょに楽しむおはなしのえほん こどもに伝えたい20話」が、全国の書店・オンラインストアにて発売中。
3歳から6歳の子どもとその保護者を対象に、寝る前に読み聞かせをするための本、有名な昔話がまとまった本、絵が多く子どもが興味を持てる本を探している方におすすめの1冊となっている。
この本は、イソップ寓話、グリム童話、日本昔話などから20のおはなしを厳選した読み聞かせの絵本。
昔から子どもにも大人にも「生き方のヒント」を与えてくれるおはなしのもつメッセージを、「なりたい自分」にわけて、6つの章にまとめたものとなる。
昔話では、登場人物が同じ行動をとったり、同様のエピソードがくり返されたりすることから、「くり返しのリズム」を多く取り入れることで読みやすく工夫。
また、オノマトペ(擬音語・擬態語)のくり返しなど、日本語の読み聞かせに大切な要素もふんだんに散りばめられており、音読の際に、間をとったり、強弱をつけたり、速度を変えたりしやすいよう、適切なタイミングの改行や、強調すべき言葉を太字にするなど文章の工夫も施されている。
おはなしの最初には、豆知識を記載した「おうちの方へ」コーナーを設置。視野が広がり、大人も楽しめる内容となっている。
さらに、最後には「ふりかえってみよう」コーナーを設け、読んだ後に子どもとおはなしをふり返り、理解度をいっしょに確認することも。子どもにとって、思ったことを自分の言葉にするトレーニングにもなり、伝える力を身につけることができる。
小学校受験で童話の問題が頻出されていることから、小学校受験対策にもおすすめの1冊。ぜひチェックをしてみては。
いっしょに楽しむおはなしのえほん こどもに伝えたい20話
文/ささきあり、長井理佳、早野美智代、飯野由希代
監修/大野寿子
高橋書店刊 1,485円(税込)
問い合わせ先/高橋書店
tel.03-5957-7061