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子どもの習い事、共働き家庭は送迎をどうしている?代理送迎、送迎なしの習い事など
プログラミング、チアダンス、クッキング…最近の子どもの習い事は、定番の英語やピアノに加えバリエーションが豊富になっています。子どもにやらせてあげたい、という気持ちがあっても共働きの家庭にとって問題になるのは「習い事への送迎」です。働くママが子どもに習い事させてあげるにはどういう選択肢があるのか考えてみました。
【その1】代理送迎
子どもの習い事の送迎をどんな人にお願いできそうなのかを考えてみました。
家族に代わってもらう
赤の他人に依頼するよりも、家族の方が頼みやすいことが多いですよね。なかでも近くに住んでいて時間の融通がききやすい祖父母がいる場合は、とても頼みやすい存在といえるでしょう。ただ送り迎えの交通手段にもよっても違います。たとえば自転車での送り迎えの場合、電動自転車に子どもとたくさんの荷物を乗せてひた走るのは、安全面で心配ですよね。
保育園、習い事、自宅が徒歩圏内にあれば祖父母にもお願いできる可能性は高いともいえるかもしれません。
ベビーシッターさんに頼む
ベビーシッターサービスの中には、シッティングだけでなく、習い事や保育園の送迎に対応しているものもあります。送迎時にはシッティング費用のほかに、交通費がかかることが多いようです。ベビーシッターサービスのキズナシッターでは、保育士、幼稚園、看護師資格を持っているベビーシッターがシッティングを行っています。
キズナシッターでは、保育園や習い事の送迎のほか、旅行先や出張先に来てもらうこともできます。送迎料金は、通常のシッティング費用+交通費しかかからないので利用を検討してみるのもよいかもしれません。
ファミリーサポート
ファミリーサポートとは、地域で育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となって助け合う制度のことです。自治体によって呼び方も制度も違うので、まずは居住地域のファミリーサポートについて調べてみてください。
一般的なシッターさんと比較すると低料金な点が魅力です。また、「実家が遠い」「近所に頼れるママ友がいなくて孤独…」という人にとって、近くに頼れる存在ができるということは、大きな安心につながる可能性もあります。
ママ友に頼む
かなり親しい間柄であれば頼みやすいですが、「1日だけ」でなく定期的にとなると、相手方の負担が大きくなってしまいます。自分の休日にママ友の子どもを預かるなど「ギブ&テイク」の関係になれば、頼める可能性もあるかもしれません。お互いの信頼関係が大事ですね。
【その2】ママやパパで送迎
「できるだけ他の人を頼らずやりたい」と思うママも多いはず。その場合の方法はどのようなものなのでしょうか。
休日に習い事をさせる
「自力で送迎する」場合は、ママやパパが仕事が休みの日に習い事をさせるという方法があります。平日休みというママなら、その日に習い事を。最近では土日にも習い事ができるものも増えていました。
ただ、「土曜日は習い事の日だから、午前は水泳と英会話、午後は知育教室と…」と1日にあれもこれもと習い事を詰め込みすぎると親子で体調を崩すことになりかねません。無理しないことが鉄則です。
春休みや夏休みの期間限定レッスンを活用
幼稚園に通っているなら、長期休業期間に予定を入れやすいですね。期間限定の習い事、春休みや夏休みだけ開講するインターナショナルスクールのクラスもあるので、チェックしてみてください。
また、1回限定(〇回限定もあり)の体験会などもあります。正式に始める前に体験できるので、わが子の適性をジャッジするためにも参加してみるといいですね。
【その3】送迎なしの習い事を選ぶ
幼稚園、保育園の中で
保育中や、幼稚園の延長保育中に体操、ピアノ、サッカーなど多彩なカリキュラムを組んでいて「習い事要らず」な園が増えつつあります。これならば園内で完結できるので、送り迎えの心配はいりません。
ただ、園内で行われているカリキュラムと、習わせたいものが一致するとは限らないので、事前の確認が必要になります。
通信教材を自宅で
多くの教材には「シールを貼る」「迷路」など遊びの要素が取り入れられているので、楽しく学べる工夫が施されています。また、全ページがラミネート加工され、何度も書いては消せるお得な知育ワークも。
「小学校に入学する前に机に向かう習慣をつけさせたい」と考えるママには良い方法かもしれません。また、家事で手が離せない時「知育ワークの時間」にすると、「テレビに頼った育児」から卒業できるかも…。
スマホやタブレットを使って
自宅で好きな時間に学べるオンラインレッスンなら、送り迎えの問題がなく、さらに先生とコミュニケーションを取りながら学べる魅力があります。
2018年から学校の英語教育が変わり、小学校の英語強化義務化や、読み書き・文法よりリスニング・スピーキング重視となる「英会話レッスン」はママたちからも関心が高いようです。オンラインレッスンを取り入れているスクールも多くあるのでチェックしてみてくださいね。
先生をわが家に呼ぶ
最近「自分の時間を売る」ことが流行っているようですね。「現役東大生が50円で売っていたので8歳児と数学を語ってもらった話」が話題になったのをご存じでしょうか。
例えば文系ママが「この数式の理論について知りたい」と子どもに言われても説明するのに限界があると思います。うやむやに答えるよりも、その分野のスペシャリストを自宅に招いて直接指導してもらう、いわゆる「家庭教師」という方法もあります。
またママ同士が集まってヨガの先生を招いてグループレッスンするように、子どものお友達を招いて、グループレッスンにさせてもらうのもよいでしょう。お友達と一緒なので、楽しく、リラックスした雰囲気で学べるというメリットもあります。
共働き家庭の体験談
ここまでどんな方法があるかを紹介していましたが、実際に共働きの家庭ではどんな方法を選択しているのでしょうか。今回は、送迎あり・なしそれぞれを選択したママの体験談をお届けします。
【体験談】回数限定で通いやすい、自治体の体操教室
区の広報誌で募集していた6回限定の体操教室に参加。
毎週だとちょっとキツイなと思っていましたが、期間が決まっているのでパパと交互に子どもを連れていけました。また、でんぐり返しなどを教えるポイントを親も学べたので大きな収穫に!区主催だったのでお財布に優しかったのも助かりました。
(20代ママ/3歳男児)
【体験談】市販のワークブックでコツコツやる大切さを実感
普段仕事をしていると、いざ「子どもと遊ぼう」と思っても、「どう遊んだらいいか?」と戸惑うことがありました。そんな時、役立ったのが市販の学習教材です。
本人のペースで学べ、意思を尊重しながらやっていったところ、自分から「ワークやりたい!」と言い出すようになったのでビックリ。
おかげで年少の時には、ハサミや糊を使う活動が苦手で担任の先生からも指摘があったのですが、今ではすっかり得意に。毎日ではなくてもコツコツやる大切さを感じました。また、一緒に本屋さんに行って教材を選ぶのも楽しい瞬間です。
(30代ママ/5歳女児)
他人と比べず、それぞれの家庭のペースで
習い事は、短時間とはいえ疲れます。また、毎週決まった時間に送迎するママも地味にハードです。「何か習い事させたい」と考える気持ちもわかりますが、送迎の調整ややりくりが難しかったり、無理なスケジュールの習い事は、NGです。
一番大切なのは「楽しい」という原動力。お子さんによって習い事をスタートさせる最適な成長のタイミングがあります。他人と比べずに、それぞれのご家庭のペースを守っていくとよいかと思います。