未就学児から「キャリア教育」はできる?おすすめスポット5選や体験談も

未就学児から「キャリア教育」はできる?おすすめスポット5選や体験談も

2023.09.19

「キャリア教育」というと小学生以上の子どもに行うもの、というイメージがあるかもしれませんが、未就学児の早い段階からキャリア教育を行うことは、子どもが自分自身を知る機会になるかもしれません。未就学児からキャリア教育を行うメリットや、楽しみながら学べるおすすめスポット、体験談をご紹介します。

キャリア教育とは?

※写真はイメージ(iStock.com/bee32)
※写真はイメージ(iStock.com/bee32)

子どもと将来の夢や、就きたい職業、やってみたい仕事について話したことはありますか? 自分のキャリアを考えることは、生き方を考えることと言ってもいいかもしれません。

日本でキャリア教育がスタートしたのは1999年。文部科学省は、

人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが、「キャリア」である。

出典: 出典:キャリア教育/文部科学省

と位置づけ、キャリア教育を

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育が「キャリア教育」です。

出典: キャリア教育/文部科学省

と提唱しています。


キャリア教育は小学校の低学年から生活や道徳の授業などを通して取り入れられていますが、小学校入学前の子どもにキャリア教育を行うとしたらどのような方法があるのでしょう。

未就学児からキャリア教育を行うメリットとは?

※写真はイメージ(iStock.com/Hakase_)
※写真はイメージ(iStock.com/Hakase_)

主体的にキャリアを築くためには、自分自身を知っておくことが大切です。

小学校入学前の3歳、4歳、5歳の早い段階から、キャリア教育や職業体験により、たくさんの選択肢の中から自分の好きな物事を知っておくことで、子どもは自分が将来進む道について考えやすくなるかもしれません。

未就学児からキャリア教育を行うことで、より早く目標に向けたスタートを切りやすい場合もあるでしょう。

人生の分岐点に立った時や目標を設定するタイミングで、子どもが自分の興味、価値観、強みや弱みを知っておくことは、自分に合った選択ができる可能性を高めるのではないでしょうか。

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未就学児からキャリア教育ができるおすすめスポット

キャリア教育といっても、何をすればよいかわからないという方もいるかもしれません。子どもが楽しみながら学べる職業体験もキャリア教育の一つ。

未就学児から職業体験ができるおすすめスポットをご紹介します。


キッザニア

 
 

3歳〜15歳の子どもが本格的な設備や道具を使って、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる、こどもが主役の街「キッザニア」。

日本には「キッザニア東京」「キッザニア甲子園」「キッザニア福岡」の3カ所があり、子どもたちはさまざまな仕事を体験し、お給料として専用通貨のキッゾをもらい、買い物やサービスに使ったり、銀行に預金をしたりして、経済の仕組みを体感することができます。また、体験して作ったものを施設内で食べることや持ち帰ることができるのも嬉しいポイントです。

お問い合わせ先/

キッザニア東京 0570-06-4646

https://www.kidzania.jp/tokyo/

キッザニア甲子園 0570-06-4343

https://www.kidzania.jp/koshien

キッザニア福岡 050-3188-5352

https://www.kidzania.jp/fukuoka/

※電話のオペレーター対応は9時〜18時です。


カンドゥー

 
 

カンドゥーは親子3世代で楽しめる仕事体験テーマパーク。本格的なセットのもと、本物さながらのコスチュームを着て仕事体験にチャレンジ!

仕事をするとカンドゥーの中で使えるカッチンという疑似通貨をお給料として得られるので、楽しみながらお金の流れや社会のしくみを学ぶことができます。

お問い合わせ先/カンドゥーコールセンター

0570-085-117 (9:00~18:00)

https://www.kandu.co.jp/


マックアドベンチャー®

 
 

普段は見ることのできないキッチンに潜入して、ハンバーガーやポテト、ドリンク作りを体験できるマックアドベンチャー®。

自分で作ったハンバーガーをトレーにのせて、お客さん役のママやパパに提供できます。体験した子どもからは「キッチンの中を冒険できてとても楽しかった」という声も。

お問い合わせ先/日本マクドナルド

https://www.mcdonalds.co.jp/family/adventure/

※体験内容は実施店舗によって異なります。一部の店舗のみ実施しているサービスです。


フライング タイガー コペンハーゲン

 
 

フライングタイガーの『Kids Job Day』は、親子で参加できる職業体験プログラム。「WORK(働く)」という社会の仕組みを、実際の店舗で働きながら学ぶことができます

名札ステッカーにニックネームを書いたらお仕事スタート!棚上・壁のピンに、商品を補充したり、レジ打ちをしたり……最後はお給料代わりの専用紙幣で、ショッピングを楽しめます。

お問い合わせ先/フライング タイガー コペンハーゲン

https://blog.jp.flyingtiger.com/shoplist


ポリスミュージアム

※写真はイメージ(Sergio Yoneda/iStock.com)
※写真はイメージ(Sergio Yoneda/iStock.com)

ポリスミュージアムは、日本警察の始まりから現代までの歴史的な資料を展示し、現在の警視庁の活動について紹介する、来て、見て、学び、体験できる博物館です。

交番体験や指紋採取疑似体験など、首都東京を舞台に事件・事故に立ち向かい、解決に導く警察の仕事を、体験型の展示を通して学ぶことができます。また、警察官や白バイ隊員の制服を着て、展示してある白バイなどに乗ることができるのもポリスミュージアムならではの体験です。

お問い合わせ先/警察博物館

03-3581-4321

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/welcome/welcome/museum_tour.html

※警視庁ホームページより

【体験談】子どもにキャリア教育をした保護者の声

未就学児の子どもを持つ保護者に、キャリア教育の体験談を教えてもらいました。

 
 

子どもが3歳の頃から半年に1回のペースで、職業体験ができるテーマパークに行っています。3歳の頃はお兄さん、お姉さんに囲まれてドキドキしていた様子ですが、5歳になった今は自分から率先して「次はあれをやりたい、これをやりたい!」と楽しんでいます。

テーマパークでの体験がきっかけだと思いますが、将来は「ピザをつくる人」になりたいそうです。

 
 

キャリア教育と呼べるのかわかりませんが、いろんな習い事の体験に行ったり、土日はイベントに行ったり、子どもにたくさんの体験をしてほしいのでいろいろ出かけています。

 
 

夏休み中の子どもを職場に招待するイベントがあったので、私の職場を子どもに見てもらいました。子どもの前で仕事の話をすることはあまりないので、お互いにいい機会でした!

社員食堂で一緒にお昼を食べたのはいい思い出です。

 
 

娘は幼稚園の遠足でお菓子工場の見学に行っていました。チョコレートが作られる工程を見て楽しかったと話していました。

未就学児にはさまざまな体験機会を

※写真はイメージ(iStock.com/RichVintage)
※写真はイメージ(iStock.com/RichVintage)

保護者は、子どもが小さいうちから、得意なことや楽しいことを知る手助けをすることで、子どもが将来的に何をやりたいかがわかりやすくなります。

キャリア教育は、自分のことを知るチャンスです。未就学児の間は、さまざまな経験をさせてあげて、将来子ども自身が望んだキャリアを築けるといいですね。

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