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出産祝いに贈るのし。のし袋の書き方や選び方などのマナー
出産祝いを渡すときに意識したこと
出産祝いや内祝いを贈りたいと考えたとき、どのようなのしを選ぶとよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、出産祝いにあったのしの選び方や、表書きや名前などのし袋の書き方、100均で購入できるカジュアルなのし袋などについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
出産祝いに使うのし紙やのし袋について
出産祝いや内祝いで現金や贈答品を贈りたいとき、慶事の内容にあったのしを選びたいと考えるママもいるのではないでしょうか。のし(熨斗)とは、のし紙やのし袋の右上についている飾りのことで、結婚や出産などおめでたい行事を祝う際に用いられています。
今回は出産祝いを贈る際に知っておきたい、水引の種類や表書きの書き方、包み方などについてご紹介します。
出産祝いにのし紙を使うときのポイント
出産祝いをのし紙をかける際に、水引の種類や選び方、表書きや名前の書き方について知りたいママもいるのではないでしょうか。実際に出産祝いを贈ったママたちに、のし紙のマナーについて聞いてみました。
水引
20代ママ
水引の結び方には大きくわけて「蝶結び」と「結び切り」があり、それぞれ意味が異なるようです。蝶結びは何度も結び直せることから、何度あっても嬉しい出産や進学などの慶事に適しているようです。
表書き
30代ママ
出産祝いを購入したデパートで、のし紙の表書きを毛筆で書いてくれるサービスがあったので利用しました。水引の上に「御祝」の文字と、下段には私のフルネームを書いてもらいました。
40代ママ
産休中のパート仲間から出産報告があったので、同僚と連名で出産祝いを贈りました。部所内の有志一同で贈ったので、表書きは「お祝い」と代表者名と外一同と記しました。
出産祝いの表書きは「お祝い」「御祝」「ご出産御祝」などがよいようです。「御出産祝」など文字数が四文字のものは縁起の悪い言葉が連想されるため、表書きには書かないようにしたというママの声もありました。
表書きを自分で書く場合は、毛筆または筆ペンを使うとよいようです。表書き以外にも、ご祝儀袋の中袋も筆字であわせると、統一感が出てよいかもしれません。
のし紙のかけ方
30代ママ
友人が出産し、お祝いを直接手渡しする予定だったので、ひと目で出産祝いとわかるように外のしをつけました。
30代ママ
友人が出産し、お祝いを直接手渡しする予定だったので、ひと目で出産祝いとわかるように外のしをつけました。
のし紙のかけ方には、贈答品の上からかける「外のし」と、包装紙などで包む前にかける「内のし」の2種類があります。内のしは内祝いなど控え目な返礼品のほか、郵送でのしが傷つかないようにしたい場合に用いるようです。
外のしはどのような目的で贈ったか、表書きで相手にすぐ伝わるので、結婚や出産祝いなど一度にたくさんのお祝いをいただく場面に向いているかもしれません。
出産祝いののし袋に関するマナー
出産祝いを現金で贈りたいという方もいるのではないでしょうか。のし袋の選び方と書き方などのマナーついてご紹介します。
のし袋の選び方
20代ママ
友人の出産祝いに品物といっしょにご祝儀を贈りました。のし袋は祝儀の額にあわせてカジュアルでかわいいものを100均で購入しました。
40代ママ
妹の出産祝いに3万円を包みました。中身を出したあとも使ってもらえるように、ガーゼハンカチに水引があしらわれている華やかなのし袋を選びました。
100均で購入できるカジュアルなものや、水引や袋が華やかなものなど、祝儀額に応じたのし袋を選ぶ方もいるようです。のし紙と同様に、紅白の蝶結びの水引ののし袋が一般的なようですが、相手との関係性や金額によって水引のついていないものを選んでもよいかもしれません。
のし袋の書き方
20代ママ
学生時代の親友から出産報告があったので、のし袋の書き方を母に聞いたところ、表書きには「お祝い」と私のフルネームを、中袋には表に包んだ額を書くようにと教わりました。
のし紙と同様に、のし袋の表書きと名前は水引より下段にフルネームまたは名字を書くとよいようです。連名記入の場合は、右から左へ、目上の方から順に書き、友人同士の場合はアイウエオ順に書きましょう。
金額は中袋の表中央に縦書きの漢数字で書くのが一般的です。市販のもので、中袋に金額や住所の記入欄がある場合は記入しましょう。
お金の包み方
40代ママ
出産は憂事なので新札を包みました。お札の向きは、相手がのし袋からお札を取り出すときに、顔が描かれている面が表に見えるように入れました。
ご祝儀の包み方やお金の種類にもマナーがあるようです。のし袋を閉じるときは、上側、下側の順に折るのが正しい包み方とされています。包んだあとに、下側が一番外側にきていることを確認するようにしましょう。
出産祝いを渡すときに意識したこと
出産祝いを渡すときにママたちが意識したことについて聞いてみました。
相場
20代ママ
友人の出産祝いに5千円を包みました。赤ちゃんが大きくなったら遊べるように3千円程度のおもちゃもいっしょにプレゼントしました。
出産祝いのご祝儀額の相場は、親戚の場合は3千円~5千円、友人なら5千円~1万円、兄弟姉妹であれば1万円~3万円が相場とされているようです。相場はあくまでも目安として考え、相手との関係性にあった額を贈るようにするよいでしょう。
贈る時期
20代ママ
友人に出産祝いを贈りたくて母に相談したところ、「なるべく産後2カ月以内に」と教えてもらいました。赤ちゃんのお宮参りを終える生後1カ月頃に友人と会う約束をしていたので、そのとき直接渡しました。
出産祝いを贈る期間には決まりがないようですが、生後7日に迎えるお七夜と、生後1カ月頃のお宮参りを節目とし、この間の期間に渡すのが好ましいという考え方もあるようです。相手の体調やスケジュールも考慮し、適切なタイミングを選べるとよいですね。
出産祝いにあったのしでお祝いしよう
出産祝いや内祝いを現金もしくは贈答品で贈る場合は、いずれも紅白の蝶結びの水引と熨斗(のし)がついたものを選ぶことがマナーとされているようです。のし袋の書き方については、表書きや名前を毛筆などで記入するとよいでしょう。
現金でご祝儀を贈ったママたちは、100均で購入できるカジュアルなのし袋や、華やかな水引があしらわれているものなど、金額に応じた種類ののし袋を選んでいました。贈る時期や金額相場など、マナーに配慮し相手に喜ばれる出産祝いが贈れるとよいですね。
「ギフトショップで友人の出産祝いを購入しました。お店の方に出産祝いである旨を伝えたところ、紅白の蝶結びの水引がついたのし紙で包んでもらいました。