
世界で初めて体外受精による赤ちゃんが誕生したのが1978年。日本においても不妊治療を受ける方が増え、体外受精による出生児数も増えている。一方で「不妊治療を始める前に知っていただきたいことがある」と話すのは産婦人科医の高尾美穂先生。多忙な現代を生きるわたしたちは妊娠そのものをどう考えたらよいのだろうか
子どもの出生率が減少傾向のなか、不妊治療を受ける人は年々増加し、2017年に生まれた子どもの14.3%は体外受精による妊娠。保険適用の範囲も拡大され、以前に比べると不妊治療に踏み出すハードルが下がっている現状も。
一方で、不妊治療を受ける人たちにとって仕事と治療の両立が難しいと感じる場面があることも事実としてあるようだ。
さらに20~30代は仕事が波に乗っていることも多く、忙しい毎日の中では時間的・精神的に余裕が持てないかもしれない。また、パートナーとの間に気持ちやタイミングのずれが生じることも度々あるだろう。そこで今回は、産婦人科医である高尾美穂先生に妊娠や不妊治療との向き合い方について話を聞いた。
高尾先生はそう語る。また、性交渉の頻度が少ないことだけではなく、生活そのものが妊娠を成立させるため、望ましい環境になっていないことも多いと言う。
夫婦がふたりで同じ方向を見て、子どもを持つために頑張っていきたいという想いを社会はサポートする必要があり、不妊治療の保険適用拡大はひとつの形ではあるが……。
不妊治療へ取り組む際に知っていただきたいこと、妊娠そのものに対する考え方について、高尾先生の考えを動画にまとめた。
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2022年07月19日
世界で初めて体外受精が成功したのは、1978年のイギリス。今や、日本でも体外受精で子どもを産む方は少なくありません。この度、KIDSNA STYLE では過去に体外受精をご経験された方にご出演いただき、覆面座談会を開催いたしました。
妊娠中はつわりや味覚の変化が多く、気を付けないといけないことも増えます。そのためどのような飲み物を飲んだらよいのか分からなくなることも。妊娠中におすすめしたいのは、身体を温めるホットの飲み物です。先輩ママたちはホットのどのような飲み物を飲んで、妊娠時期を過ごしていたのでしょうか。体験談をご紹介します
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊治療には不安や悩みが付きものですが、その一つが費用負担の問題です。2022年4月からは不妊治療に対する保険適用範囲が拡大され、自治体に申請すればもらえる助成金もあり、工夫次第では以前よりも経済的負担を軽減できるようになりました。それに加え、この記事でお伝えしたいのは、不妊治療の費用を確定申告することで、税金が戻ってくること。「確定申告ってむずかしそう」「調べるのが面倒」という方に向け、メリットや手続きの方法などを解説いたします。
福本眞也
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
不妊治療の結末は誰にも予想ができず、努力をしたからといって必ずしも望んでいた結果が得られるわけではない。「だからこそ、ゴールをどこに置くのかが重要」と産婦人科医の高尾美穂先生は話す。パートナーと同じゴールに向かって協力することが必要不可欠だが、不妊治療のゴールとはどのように設定するのがよいのだろうか
高尾美穂
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
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宋美玄(ソンミヒョン)
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)