お正月飾りを子どもと簡単手作り。折り紙、画用紙、フェルトで作るポイントは

お正月飾りを子どもと簡単手作り。折り紙、画用紙、フェルトで作るポイントは

お正月飾りを子どもといっしょに手作りしてみようと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、折り紙、フェルト、画用紙など材料別の手作りするポイントを考えてみました。合わせて、お正月飾りそれぞれの名前や意味についてご紹介します。

お正月飾りの名前と意味

代表的なお正月飾りについて、名前の由来や飾る期間について調べてみました。


鏡餅

鏡餅は、新しい年の神様にお供えするものとして、古くから日本のお正月に飾られているようです。
名前の由来は「昔の鏡のような形をしているから」「三種の神器の一つである鏡を意味しているから」などさまざまな説があります。

飾り始めの日に決まりはないようですが、12月28日が数字の並びを考えると縁起が良く、1月11日の「鏡開き」には餅を砕いて家族で食べると、年神様のパワーもいっしょにいただけると言われているようです。


門松

お正月飾り
yoshi0511/Shutterstock.com

門松は、お正月に年神様が迷わず辿り着けるように目印として、各家庭の玄関などに飾られるようになったようです。松は、その名前から「祀る」という言葉につながると考えられ、縁起の良い樹木として捉えられるようになったのが、門松の由来といわれています。

門松を飾る時期は鏡餅同様、12月28日がよいとされているようで、「松の内」と呼ばれる1月7日まで飾るのが一般的です。


しめ縄・しめ飾り

しめ縄やしめ飾りは、神様を迎える神聖な場所であることを示す目印として、お正月に飾られるようになったそうです。しめ縄やしめ飾りも、門松と同じ時期に飾るのが一般的なようですが、地域によって異なる場合もあるようです。

お正月飾りを簡単手作り

お正月飾りは、いろいろ種類がありますが、ぜひ子どもといっしょに手作りしてみませんか。手作りのお正月飾りを用意すると、自然とお正月準備に参加できたり、季節の行事に対する知識が身につくかもしれません。

子どもといっしょにお正月飾りを作る際の素材ごとのポイントについて考えてみました。


折り紙で手作りするポイント

折り紙でお正月飾りを手作りするよさは、材料や道具がほとんどいらず、時間もかからないところでしょう。折り紙さえあれば、思い立ったときにすぐに手軽に作り始められますよね。

子どもと作るときは、ママもいっしょに同じ順番で折っていくと、お手本を見ながら折り進められるので、折り方もわかりやすく、スムーズに作れるかもしれません。


フェルトで手作りするポイント

フェルトで手作り
Kostikova Natalia/Shutterstock.com

フェルトでお正月飾りを作る良さは、立体的な見た目のかわいさや、丈夫な素材。一度作ってしまえば、毎年のお正月飾りとして使えるのが魅力といえるでしょう。貼り合わせるフェルトも簡単でかわいいですが、ぜひ針と糸を使って手作りしてみてはいかがでしょうか。

個人差はありますが、5、6歳であればママといっしょに縫い物をできる子どももいるようです。子どもには波縫いなどの簡単に縫える部分や、広い面を縫ってもらい、玉止めや細かい箇所を縫うなどの難しい部分は、ママがやるようにすると、子どもも楽しみながら縫い物の経験ができるのではないでしょうか。


画用紙で手作りするポイント

画用紙でお正月飾りを作る良さは、色や形を自由にできる、小さい子どもも作りやすい部分にあるでしょう。色の違う画用紙を張り合わたり、大きさを変えてみたりと、さまざまなバリエーションを作りやすいと思います。

ハサミを使うのが難しい場合、ママがお正月飾りの土台を切り、子どもが画用紙をちぎって色をつける、飾り付けるのもよいですね。ハサミの練習をしたい時期には、切る線をママが鉛筆で事前に書いてあげると進めやすいでしょう。

小さいパーツはママ、大きいパーツは子ども、と分担して作業するのもよいですね。


色選びのポイント

折り紙やフェルト、画用紙の色はお正月らしい色を選ぶのも作るうえでのポイントかもしれません。赤、白、金色はお正月飾りでよく見かける色ですが、この3色にはそれぞれに意味が込められているようです。

鮮やかな赤には「喜び」、混じりけのない白には「始まり」の意味があるそうです。おせち料理に入っている栗きんとんは黄色ですが、黄色=金色と捉え「金運」の意味がこめられているようです。

色の意味を子どもに伝えながら手作りしてみるのもよいかもしれませんね。

こちらの記事も読まれています

お正月飾りの飾り方

お正月飾りを用意したなら、インテリアの一部として素敵に飾り付けしたいですよね。飾り方のちょっとしたアイディアをご紹介します。


お正月コーナーを作る

子どもがが作ったお正月飾りは、一カ所にまとめて飾ると見た目もよいかもしれません。置いて飾るときは置き場所に日用品などは置かず、お正月飾りだけにするとすっきり飾ることができるようです。


掛け軸風に飾る

お正月には掛け軸を飾るご家庭もあるようです。掛け軸の代わりに、子どもが作ったお正月飾りを額縁に入れたり、厚紙に貼って一枚の絵にして飾るのはいかがでしょうか。額縁がつくことでその作品がより素敵に見える場合もありますよね。一工夫しただけで見え方が変わるので、子どもも喜んでくれるかもしれません。


お正月雑貨といっしょに飾る

子どもが作ったお正月飾りといっしょに、干支やだるま、獅子舞などのお正月雑貨を飾ってみるのはいかがでしょう。お正月の時期は特に「縁起もの」が気になる方もいるかと思います。そういった雑貨といっしょに飾ると、お正月気分がより一層盛り上がるかもしれません。

お正月の準備を楽しもう

簡単なお正月飾り
yasuhiro amano/Shutterstock.com

子どもといっしょにお正月準備をすると、季節を感じるだけでなくお正月飾りの名前を知るなど日本の伝統を伝えるよい機会になると思います。

毎年必要なものだからこそ、子どもの成長を感じながら折り紙やフェルト、画用紙を使って簡単なお正月飾りを手作りしてみませんか。お正月雑貨も使いながら、お正月準備を楽しめるとよいですね。

2017.11.16

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。