
子育て中にイライラしてしまったとき、気持ちのコントロール方法以外にも、息抜き方法や参考になる本などが気になることもあるかもしれません。今回の記事では、子育て中の気持ちのコントロール方法や、育児を楽しむための工夫などママたちのエピソードについて体験談を交えてご紹介します。
小さな子どもの子育てをしていると、日常のなかでイライラしてしまうこともあるかもしれません。イライラしてしまうシーンについて、ママたちに聞いてみました。
「自分が仕事から帰って疲れているときに、子どもに何度言ってもおもちゃを片づけてくれず部屋が散らかっていると、思わずイライラしてしまうことがあります」(30代ママ)
「子育てに慣れない時期には、子どもの一挙一動に振り回されたり、パパに話してもなかなか共感してくれず、うまく協力しあえないことで悩み、イライラすることがありました」(40代ママ)
「子どもが2歳になり、自分で思うようにやれないのが嫌なのか、私がお世話などを手伝おうとすると号泣します。何をやってもうまくいかないので落ち込みますし、子育てがうまくいかないことに対してイライラしてしまいます」(20代ママ)
子育て中にイライラしてしまうシーンは、日常のなかにたくさんあるかもしれません。特に自分の気持ちに余裕のないときには、子どもに対して感情的になってしまうことで、あとで反省したり後悔を感じたりすることもあるという声もありました。
実際に、ママたちはどのように子育て中の気持ちと向き合っているのでしょうか。
ママたちはイライラする気持ちを感じたとき、どのようにコントロールしているのでしょうか。日頃の子育てで意識していることについて聞いてみました。
「朝の時間など慌ただしいときに、保育園の準備がなかなか進まず気持ちが焦るとイライラしてしまうことがあります。『時間に間にあわないよ』と伝えるときに、子どもに対して怒った口調にならないように、一度深呼吸をして自分の気持ちを落ちつかせてから声をかけるようにしています」(30代ママ)
一度深呼吸をすることで子どもに対して口調が感情的にならないように気持ちをコントロールしているママもいるようです。ママのなかには、心のなかで数を数えながら一呼吸おくように工夫しているという声もありました。
「毎日育児や家事がうまくいかずに、気持ちが落ち込むときもありますが、なるべく早く気持ちを切り替えるようにしています。『そういうときもある』という心の合言葉をスイッチにして、前向きに切り替えができるように気持ちをコントロールしています」(20代ママ)
落ち込んだ気持ちを引きずらないように、気持ちの切り替えをするための工夫をしているママもいるようです。他にも、一度子どもから離れて家事など他の作業に集中することで、気持ちのリセットしているというママの声もありました。
「私の定番の気持ちのコントロール方法は、子どもに対して気になることをポジティブに捉えるというやり方です。子どもがなかなか言うことを聞いてくれず困ったときも、その状況を面白いと捉えることで、楽しむようにしています」(30代ママ)
視点を変えることでネガティブな気持ちを楽しみに変えてしまうアイデアもあるようです。子育ての大変な時期も、後になって振り返れば笑えるエピソードの1つになることもあるかもしれません。子どもとの面白いエピソードを育児日記につけてみるのもよさそうですね。
前向きに子育てを楽しむためにママたちはどのようにすごしているのでしょうか。ママたちの工夫について聞いてみました。
「子どもの成長に対して周りと比べていた時期は、子育てに自信が持てずつらいと感じることがありました。子どもによってそれぞれペースがあると考え、普段から子どもの個性を大切にするように心がけています」(30代ママ)
周りと比べず子ども自身の個性を大切にすることは、育児を楽しむ上で大切なことかもしれません。また、子どものよいところに目を向けることで、育児の悩みも子どもの成長を感じることができる楽しみに変えることもできそうです。
「我が家の3人兄弟はわんぱくなので、子育ては体力勝負だと身をもって感じています。家事の時短や、適度に手を抜くなど工夫しながら、身体を休めるための睡眠時間をしっかり確保するようにしています」(40代ママ)
体調が悪いときや疲れが溜まっていることで、気持ちの余裕が持てずについイライラしてしまうこともあるかもしれません。ママがしっかり休めるように、パパにサポートしてもらうなど夫婦の協力体制を作っておけるとよさそうです。
「子育ての息抜き方法として、自分の時間を作ってリフレッシュできるように工夫しています。気のあうママ友と楽しくおしゃべりしたり、好きな本を読んだりすることが、子育てを楽しむパワーの源になっています」(20代ママ)
「夫の休日に子どもを預けて、息抜きに一人で買い物に出かけています。外に出かけることだけでもじゅうぶん気分転換になりますし、子連れでなかなか行けないお店に気兼ねなく行くことができることで息抜きになっています」(30代ママ)
育児にとらわれないママの息抜きタイムを上手に作ることも、子育てを楽しむポイントの一つかもしれません。ママ自身がゆっくりできる時間を作ることで、子どもとすごす時間をより大切にしようと思うことができたという声もありました。
子育て中にイライラしする気持ちが気になったときは、深呼吸や前向きに捉えるといった気持ちの切り替えをしながらコントロールしているママがいるようです。子育てを楽しむために、本を読むなど一人の時間を作って息抜きしたりするのもよいかもしれません。
子どもの気持ちや成長を大切に感じながら、自分らしく子育てを楽しむことができるとよいですね。
2019年03月25日
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