高性能住宅とは?依頼先の選び方や住宅取得時に役立つ補助金など

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高性能住宅とは?依頼先の選び方や住宅取得時に役立つ補助金など

住宅を建てようと検討しているパパやママのなかには、高性能住宅とはどのような意味や基準があるのか気になる方もいるかもしれません。今回の記事では、高性能住宅の暮らしやすさや、補助金など消費税率引上げ後に高性能住宅を購入する際の支援策と対象基準などについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

高性能住宅とは

住宅の購入を検討する際に、『高性能住宅』という言葉を目にしてその意味や高性能を指す基準が知りたいと思うパパやママもいるかもしれません。一般的に高性能住宅とは、気密性、断熱性、耐震性、耐久性などに優れた住宅のことを指すようです。

高性能住宅を検討するパパやママたちからは、毎日の暮らしがどのように変わるのか気になるといった声もありました。そこで今回は、実際に高性能住宅に住むママたちの声のほか、消費税率引上げ後に受けられる支援策についてまとめました。

【体験談】高性能住宅の暮らしやすさ

快適な室温を保てる

「高性能住宅の基準を満たした断熱性や気密性の高い家に住んでいます。24時間換気システムを導入しているため、熱が部屋にこもらず、夏場の暑い時期から冬場の冷える時期まで室温の管理がしやすく快適に過ごせると思います」(30代ママ)

断熱性や気密性の高い高性能住宅は、外気からの影響を受けにくく室温を一定に保ちやすいことから、小さい子どもから高齢者まですごしやすい環境を整えられるかもしれません。ママのなかには、天井から床まで室温のムラが減り、ストレスなくすごせるようになったという声もありました。


光熱費が抑えられる

ガス火
iStock.com/vchal

「一年を通して、効率よく家中の快適温度を保つことができることから、エアコンなどはあまり使いません。省エネ生活ができるようになったからか、以前借りていた家よりも光熱費が下がりました」(30代ママ)

高性能住宅の基準を満たすために、初期投資に費用がかかることもありますが、省エネが可能になることで、毎月の光熱費を抑えられることがあるかもしれません。住宅を購入するか検討する際は、購入時にかかる費用だけでなく、暮らし始めてから必要となる出費を考えて検討してみるとよいかもしれません。


生活音が外に響きにくい

「私の感じる高機能住宅のよさとしては、高い気密性のおかげで遮音性が高いところもあります。窓を閉めると家庭内の生活音や会話が外に漏れにくいようなので暮らしやすいと感じています」(30代ママ)

生活音が外に響きにくいことは、高性能住宅ならではのよさかもしれません。ほかにも、外からの騒音も伝わりにくいことで、車の騒音や雨音などが気にならなくなったというママの声もありました。

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高性能住宅を建築する依頼先の選び方

住まい建築の依頼先は、ハウスメーカーや工務店など数多くあるため、どのように依頼先を決めればよいか悩む方もいるかもしれません。ここでは、ママたちに聞いた高性能住宅を建てる際の依頼先の選び方をご紹介します。


ホームページや資料を比較する

「住宅を建てる依頼先を選ぶときには、気になるメーカーのホームページを見たり、資料を請求して比較したりしました。家にいながら、手軽に住宅メーカーそれぞれのよさを比較することができてよかったです」(30代ママ)

ホームページや資料を参考に比較検討することは、高性能住宅を建てるための依頼先選びに役立ちそうです。小さな子どもがいるママたちのなかには、インターネットであれば場所や時間などを気にすることなく空いた時間に住まいの検討ができてるので便利だったという声もありました。


住宅展示場を見学する

「休日に家族と住宅展示場へ足を運び、いろいろメーカーの住宅を見て回りました。建てられる家のイメージがしやすく、営業担当者に詳しく話を聞けたのもよかったです」(30代ママ)

高性能住宅の依頼先を選ぶときには、住宅展示場へ足を運んでみるのもよさそうです。ママのなかには、メーカーが主催するバスツアーに参加し、実際に人が暮らす住まいを見学したり、住人から具体的な話が聞けたりして、高性能住宅での暮らしを明確にイメージできたという声がありました。

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高性能住宅購入時に知っておきたい支援策

高性能住宅を建てたいけれど、今後の消費税率引上げに伴い予算面が気になる方もいるかもしれません。国土交通省の資料によると、消費税率の引上げ後の住宅取得に対してさまざまな支援策があるようです。具体的にどのような支援があるのかご紹介します。


すまい給付金

家の形をした模型
iStock.com/kokoroyuki

国土交通省住宅局の資料によると、高性能住宅を建てる場合に以下のような給付金を受けられるようです。

すまい給付金

消費増税後に住宅を取得した者に対し、収入に応じ税率8%時に最大30万円、税率10%時に最大50万円を現金で給付。

出典: 住まいづくりの支援策/国土交通省

すまい給付金は、消費税率引げに伴い、対象となる所得階層が拡充されたり、給付額が引上げられたりするようです。確定申告とは別に、所定の申請手続きが必要となるようなので、あらかじめ確認しておくとスムーズに手続きできるのではないでしょうか。

国の支援策として給付金の他に補助金もあるようですが、新築の場合はその対象とならないようです。既存住宅の整備やリフォームに対してのみ補助金の支援が受けられるとのことなので申請の際は注意しましょう。


次世代住宅ポイント制度

消費税率引上げを踏まえた支援策として次世代住宅ポイント制度があるようです。

次世代住宅ポイント制度の対象住宅は以下のようです。

本制度では、一定の性能を満たす住宅の新築や新築分譲住宅の購入、対象工事を実施するリフォームを対象とします。

出典: 次世代住宅ポイント制度を創設します!/国土交通省

また、その目的と概要は以下とされています。

2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、税率引上げ前後の需要変動の平準化を図るため、税率10%で一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、様々な商品等と交換できるポイントを発行する。

出典: 次世代住宅ポイント制度を創設します!/国土交通省

この制度には、対象期間などの基準が定められているほか、申請には本制度の対象基準が満たされているといった証明が必要のようなので、住宅検討時に確認しておくと安心かもしれません。


税制支援

税制についても以下のような支援策があるようです。
・住宅ローン減税

金融機関等から住宅ローンを受けて住宅の新築・取得または増改築等をした場合、年末のローン残高の1%を所得税(所得税から控除しきれない場合、翌年度の住民税)から10年間控除。(平成33年12月31日まで)

出典: 住まいづくりの支援策/国土交通省

・住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置

父母や祖父母などの直系尊属から、住宅の新築・取得または増改築等のための金銭を贈与により取得した場合、一定額までの贈与について贈与税が非課税。(平成33年12月31日まで)

出典: 住まいづくりの支援策/国土交通省

上記の対象となるには、それぞれの要件を満たす必要があるようです。住宅検討時には、対象となるのかどうか早めに確認しておくとよいかもしれません。

高性能住宅で快適な住まいに暮らそう

パパとママと赤ちゃん
iStock.com/itakayuki

パパやママのなかには、高性能住宅とはどのような家なのか気になる方もいるかもしれません。高性能住宅なら、室温が一定に保て快適に過ごせるほか、光熱費が抑えられることもあるようです。消費税率引上げを踏まえた国の支援策もいろいろあるようなので、補助金や給付金の対象かどうかや基準を確認し活用できるとよさそうです。

住宅展示場を見学したり、周りの評判を聞いたりして、高性能住宅について詳しく知れるとよいですね。

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