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2017年11月14日

【管理栄養士監修】可愛い幼稚園のお弁当!簡単15分でおかずを作るコツ

【管理栄養士監修】可愛い幼稚園のお弁当!簡単15分でおかずを作るコツ

幼稚園に通う子どものお弁当作りは、親にとっては朝一番の大仕事かもしれませんね。一生懸命作ったのに全部食べてくれない、毎日のおかずのバリエーションが少ないなど、悩みは尽きないものかもしれません。今回は、管理栄養士である中津川かおりさんに幼稚園の簡単なお弁当作りのポイントや箱への詰め方のポイントなどを伺ってみました。

中津川かおり(管理栄養士)

幼稚園のお弁当作りのポイント

子どもが幼稚園に通うようになると、毎日のお弁当作りが始まります。年中や年長さんくらいになると、『○○ちゃんのお弁当は可愛いのに、私のお弁当は全然可愛くない!』などど、親にとってはプレッシャーになることを言ってくる機会も増えるかもしれません。

実は、親が子どものためを思って作るお弁当と、子どもが望むお弁当には、ちょっとしたズレがあるものです。

親としてお弁当作りで大切にしていることとしては、栄養のバランス、毎日飽きないバリエーションのお弁当、たくさん食べて貰うための工夫……。こんなことを考えながら、お弁当作りをしているママさんも多いのではないでしょうか。ですが、幼稚園のお弁当作りポイントになるのは、次の3つです。

① 必ず好きなものを入れる
② 少なめの量でOK
③ 食べやすい形状で詰める
④ 彩り良くカラフルに
⑤ 調理はなるべくシンプルに

まず、必ず好きなものを入れましょう!お弁当箱の蓋を開けた時に大好きなおかずが入っていると、大人でも嬉しいものです。いくら栄養価が高いからと言っても苦手な食材ばかり入っていては、食べるのが嫌になってしまいます。子ども自身が、自発的に喜んで食べてくれるための仕掛けです。

それから、たくさん食べてほしいと思うあまりに、たくさん詰めすぎてしまうママさんもいるようですが、

幼稚園での食事の時間内にしっかりと食べきれる量にしましょう。

子どもたちは、同時に2つのことができません。お弁当を食べながら、おしゃべりに夢中になり、食事時間が少なくなってしまうこともあるようです。

食べきれなかったということで、本人の気持ちも、ちょっとモヤモヤしてしまうはず。たくさんのおかずを食べきれずに残してしまうことよりも、

少なくても一人で全部食べきれた!という達成感を感じさせることが大切です。

きっと、自慢げに報告してくれることでしょう!幼稚園は帰宅時間が早いので、お弁当が少なめでも、おやつで補ってあげれば全く問題ありません。

覚えておきたいコツ

幼稚園のお弁当

食べやすい大きさに

そして、お弁当に入れるご飯やおにぎり、おかずは、食べやすい形状にすることも重要です。大人は上手に箸を使いこなせても、幼児の指先の機能は、まだまだ未発達です。

ごはんよりもおにぎりの方が食べやすいですし、おかずはフォークやピックで刺して簡単に口に運べる形状が望ましいですね。例えば……

〈ごはん〉   

小さめのおにぎりにすることで、手づかみでもパクパク食べやすくなります。大きすぎると食べている途中で崩れてくるのでNG。

〈卵そぼろ〉 

卵焼きの方が、しっとりとして食べやすくなります。

〈ひじきの炒り煮・切干大根の煮物〉 

卵焼きやおにぎりに混ぜ込んだりするとバラつかず食べやすくなります。

カラフルな食材を選ぶ

また、彩りが良くなるように食材を使うと、自然と栄養価がアップしてきます。考えすぎず、カラフルな食材を意識して使ってみてはいかがですか?

白……ごはん、じゃがいも、チーズなど

黄……卵、トウモロコシ、かぼちゃ、さつまいも

赤……トマト、パプリカ、いちご

橙……人参、オレンジ、

緑……ブロッコリー、ほうれん草、きゅうり

お肉を使ったおかずは、茶系になるので、上記の5色のうち3色くらいが使われていると彩り良く、栄養バランスもアップするものです。

そして、子どもが喜ぶようにと、キャラ弁やデコ弁を作るママさんもいますが、慣れない方は、無理に作り込まないことをオススメします。

理由としては、おにぎりやおかずを素手で触りすぎてしまうので、お弁当が傷みやすくなるからです。子どものためにと思ってやったことが逆効果になることもありますので要注意!調理はシンプルでOKです!

見た目も楽しいアレンジを

最近は100円ショップなどでも可愛いピックや型抜きが充実しています。茹でた人参やさつまいもを型抜きしたり、ミートボールにピックを刺してお団子に見立てたりするだけでも、子どもたちは、楽しそうに食べてくれます。

私自身、子どもの頃に一番嬉しかったおかずは、バラに見立てたかまぼこでした。ピンク色のかまぼこを薄く切って数枚重ね、ピックで刺しただけですが、お弁当箱の中が華やかになり、葉っぱに見立てて添えてある緑の野菜もおいしく食べていたのを覚えています。

時々、それがロースハムで作ったバラになっていることもありました。半分に畳んだ薄焼き卵に何本も切り込みを入れてくるくると巻けばタンポポ風になります。枝豆やコーンを交互にピックに刺しただけでも、子どもはとても喜んでくれます。子どもは、大人が思っているほど難しいことを望んでいないということです。

お弁当作りは頑張りすぎないで

幼稚園児のお昼

朝は、ただでさえ慌ただしいもの。前日のうちに夕飯を作りながら翌日の幼稚園のお弁当の準備もしてしまえば、とっても便利です。前日のおかずがハンバーグだったら、タネの一部をお弁当用に可愛いらしく小さく丸めてミートボールにアレンジしておけば、翌日のお弁当にそのまま詰めるだけ。その際は、必ずお弁当箱に詰める前に再加熱する習慣をつけましょう!おいしいだけでだけでなく衛生面にも配慮したいものですね。

帰宅した子どもが『ぜんぶたべたよ~!』って笑顔で帰ってくるような、簡単で可愛いお弁当作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?お弁当作りは、頑張りすぎないことが1番です。

執筆:中津川かおり

中津川さん

管理栄養士・料理家。福島県相馬出身。東京家政大学大学院にて食物栄養学専攻修了。大学に助手として勤務後、フリーランスの管理栄養士として独立。レシピ・商品開発、メディア出演や著書・出版も多数手がける。

管理栄養士・料理家・母親として「家族の健康は家庭の食卓から」をモットーに、身近な食材で作りやすいレシピ提案を心がけている。また、大学で講師を務め、栄養士、保育士、介護士などの養成にも尽力。

現在は、親子向けの食育イベントや小学校での食育活動、介護食や抗がん剤治療で食べることが困難な子どものための食事支援などにも従事。あらゆるシーンで『食』の大切さへ理解が深まるよう努めている。

著書に「太らない!ただいまご飯(宝島社)」、「サラダ定食(中日映画社)」他多数

フードスタジオマンマ
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