端午の節句の菖蒲。菖蒲を使うようになった由来や楽しみ方

端午の節句の菖蒲。菖蒲を使うようになった由来や楽しみ方

端午の節句は菖蒲の節句と呼ばれるように、菖蒲を飾りよもぎといっしょにお風呂に入れて頭に巻くなど、昔から菖蒲を使った風習があるようです。今回の記事では、端午の節句になぜ菖蒲を使うのか菖蒲の由来や意味と、菖蒲の飾り方や菖蒲湯に赤ちゃんを入れるときに意識したことを、体験談を交えながらご紹介します。

端午の節句の菖蒲の由来

古来より、端午の節句にはさまざまな形で菖蒲が用いられることから、菖蒲の節句とも呼ばれているようです。なぜ、端午の節句に菖蒲が用いられるようになったのでしょうか。その由来や意味について、ママやパパたちに聞いてみました。

40代パパ
菖蒲は薬草として使われ、葉から出る強い香りは、邪気をはらうお守りとされていたと祖母から聞きました。他にも、季節の変わり目にあたる5月は、疲れや病気が出やすい時期で、農家ではこれから行なわれる田植えに備え、端午の節句に菖蒲をハーブのように使って活力を養っていたとも聞いています。
30代ママ
江戸時代に、「菖蒲」の音が武道を重んじる「尚武(しょうぶ)」と同じであることや、葉の形が刀に似ていることから、男の子の無病息災と一族の繁栄を願い、端午の節句に欠かせない植物になったと母から聞いたことがあります。
薬草としても使われる菖蒲の持つ力や、「しょうぶ」という言葉の響きに、人々は無病息災の祈りを込めて、端午の節句に活用していたようです。

今回の記事では、端午の節句に使う菖蒲の種類や菖蒲の飾り方、さまざまな菖蒲の活用法について、ママやパパたちの体験談を交えながらご紹介します。

端午の節句に使う菖蒲の種類

花菖蒲
Verena Joy/Shutterstock.com

菖蒲というと、紫色や白色などの花を咲かせる、凛とした佇まいの花を思い浮かべる方も多いかもしれません。端午の節句で用いられる、菖蒲の種類についてご紹介します。

サトイモ科の菖蒲

30代パパ
子どもの頃、端午の節句に祖母が田んぼから菖蒲を刈ってきて、葉をお風呂に入れてくれました。薄い黄緑色をした小さな花が穂のように密集し、棒状に咲く植物で、見た目は地味ですが、葉の香りが強く、漢方薬にも用いられていると聞きました。
サトイモ科の菖蒲は、見た目は地味なものの独特のすっきりした香りが特徴で、菖蒲湯や漢方薬などに使われるようです。他にも、菖蒲枕や菖蒲酒などで楽しんでいるというママの声もありました。

アヤメ科の花菖蒲

40代ママ
アヤメ科に属する花菖蒲を、端午の節句の頃になると生け花で飾っています。凛とした上品な佇まいが美しく、部屋の空気も浄化されるような気持ちになります。
まっすぐに伸びた茎と剣状の葉、リボンのように大きな花びらが印象的な観賞用の花菖蒲を、部屋に飾って楽しんでいるというママの声がありました。アヤメ科の花菖蒲は6月~7月頃に見頃を迎えるようですが、花屋には端午の節句の時期になると出回るようなので、手軽に花菖蒲を楽しむことができそうです。

端午の節句の菖蒲の飾り方

端午の節句に、菖蒲を飾って楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。菖蒲の飾り方をママやパパに聞いてみました。

軒菖蒲

20代パパ
子どもの頃に母が、菖蒲とよもぎを束ねて5月4日の夜に軒先に挿しこみ、5日の朝に取りこんでいました。邪気をはらうとされる菖蒲やよもぎを軒から下げることで、魔よけの意味があるようです。
菖蒲をよもぎといっしょに束ねて、外飾りとして楽しむ風習があるようです。菖蒲の外飾りは現代ではあまり見かけませんが、古くからの伝統文化を子どもと楽しんでみるのもよいかもしれません。

花菖蒲の飾り方

30代ママ
日本のいけばなのテクニックはわからなかったので、花瓶に挿して手軽に楽しみました。長さのある花瓶を使うと、花菖蒲のすっきりした雰囲気が活かされます。低めの花瓶やコップであれば、短く切ってバラなどの花にあわせてもかわいらしく仕上がりますよ。
花瓶やコップを使い、自分流に花菖蒲を生けて楽しんでいるママもいるようです。花瓶を洗って水を入れ替えるなど、日々のお手入れをこまめにしたら、花持ちがよく長く楽しめたというママもいました。

端午の節句の菖蒲の活用法

菖蒲酒
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日本のハーブとも呼ばれる菖蒲には、どのような使いかたがあるのでしょうか。ママやパパに菖蒲の活用法を聞いてみました。

菖蒲湯

20代ママ
サトイモ科の菖蒲の葉を、刻んでお風呂に入れてゆっくり浸かりました。お湯は熱めに沸かした方が、香りがよく出るように思います。
40代パパ
葉を刻まずに、長いままお風呂に入れています。菖蒲の葉を頭に巻く菖蒲のはちまきは、健康で頭がよくなるおまじないだと昔聞いたことがあり、子どもにもやって遊びました。
サトイモ科の菖蒲の葉をお風呂に入れて、ゆっくり浸かったり、頭に巻くおまじないをしたりして、菖蒲湯を楽しんでいるというママやパパの声がありました。

赤ちゃんと菖蒲湯に入る場合は、赤ちゃんの肌がデリケートなことを考慮して、浸かる時間は短く、最後は上がり湯を掛けるようにしたというママもいるようです。

菖蒲枕

50代パパ
子どもの頃は端午の節句に、紙に包んだ菖蒲を枕の下に敷いて眠ったことがあります。翌日は、その菖蒲をお風呂に入れて浸かりました。
菖蒲を枕の下に敷いて、香りを楽しみながら眠る菖蒲枕という風習もあるようです。菖蒲の香りに包まれて眠りにつけば、楽しい夢が見られるかもしれませんね。

菖蒲酒

40代ママ
日本酒のなかに刻んだ菖蒲を入れて3分間ほど置くと、菖蒲のさわやかな香りが味わえて、食前酒にもぴったりです。お酒に浸けた葉は、お風呂に入れても楽しめますよ。
端午の節句に菖蒲酒を作って、乾杯するのも楽しそうです。お酒は高い温度で長い時間浸けると、香りや苦みが強く出てしまい、飲みにくいと感じたというパパの声もあるようなので、お酒の温度や葉を浸ける時間に気をつけるとよいかもしれません。

菖蒲を使って端午の節句を楽しもう

五月人形と菖蒲
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古来より、菖蒲は薬草やお守りに用いられ、よもぎと共に端午の節句に欠かせない縁起物として親しまれてきたようです。ママやパパのなかには、菖蒲湯に浸かって菖蒲を頭に巻くおまじないをしたり、菖蒲の飾り方を工夫したりして、さまざまな楽しみ方で端午の節句をお祝いしているという方もいました。

赤ちゃんや子どもといっしょに菖蒲のお風呂に浸かり、なぜ菖蒲を使うのか菖蒲の由来や意味をわかりやすく教えてあげて、古くからの伝統文化を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。

2020年05月03日

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