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男の子の初節句。端午の節句の由来や食べ物を知ろう
料理やお祝いの仕方などを紹介
端午の節句の由来や意味、初節句にちなんだ食べ物をくわしく知りたいママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、ママたちが端午の節句に料理した離乳食レシピや用意したプレゼント、記念写真や服装などお祝いの仕方について体験談を交えてご紹介します。
端午の節句とは
端午の節句にはどのような由来があり、どのような食べ物があるのでしょうか。
端午の節句の由来
「端午」とは「端=月の初め、午=うまの日」という意味で、もともと5月の最初の日を指す言葉でしたが、やがて午と五が同じ「ご」の音であることから「5月5日が端午の節句」として定着したとされています。
端午の節句は五節句のひとつで、男の子のお祝いをするようになったのは鎌倉時代の頃と言われているようです。
男の子の健やかな成長と出世を願う意味をもち、5月5日がこどもの日に制定されてからも男の子の幸せを願ってこの日にお祝いしているようです。
端午の節句の食べ物
柏餅の柏の葉や、ちまきに昔使われていた茅(ちがや)の葉には「子孫繁栄」や「邪気払い」の意味があると言われており、端午の節句が近づくと菓子店などで見かけることもあるでしょう。
また、5月の旬の食材でもある「鰹」は「勝男」という漢字があてられることから縁起のよい食材をされており、他にもまっすぐに育つ様子にかけてタケノコ料理なども好まれているようです。
お祝いの席にふさわしい「鯛」や出世魚である「ブリ」なども端午の節句の料理に使うというママたちの声が聞かれました。
初節句の端午の節句にお祝いで用意したもの
初めての端午の節句のお祝いで実際にママたちが用意したものを聞いてみました。
飾り
30代ママ
20代ママ
親戚の叔母から鯉のぼりをもらったので、端午の節句の2週間ほど前から庭に飾りました。他にも、夫と選んだ兜と弓矢のセットを飾り方の見本を参考に夫婦で協力しながら準備しました。
男の子の初節句が近づくと、兜や五月人形、鯉のぼりを飾るというママもいるようです。春のお彼岸が済んだ頃から飾りの準備を始めた、というママの声もありました。
服
20代ママ
初節句は、記念に写真を残したかったので、事前に赤ちゃん用の袴をインターネットで購入し準備しました。ロンパースタイプの袴だったので、オムツ替えもスムーズにできて助かりました。
赤ちゃん用の袴風ロンパースを着せたというママの声もありました。初節句にフォーマルな洋服を着せてあげたい場合は、タキシード風のロンパースを用意すれば手軽にお祝いのおしゃれを楽しむことができそうです。
プレゼント
30代ママ
端午の節句のときに、鯉のぼりの絵本をプレゼントしました。カラフルな色合いに興味深々で、自分でページをめくっていました。
端午の節句のお祝いでプレゼントを用意するママがいました。赤ちゃんの好きそうなおもちゃや端午の節句にちなんだものをプレゼントすると思い出に残りそうですね。
端午の節句で料理した離乳食レシピ
端午の節句にちなんでママたちが料理した離乳食レシピをご紹介します。
こいのぼりプレート
20代ママ
10倍粥の上ににんじんペーストとほうれん草ペーストを鯉のぼりの形になるよう乗せます。目になる部分とウロコは、爪楊枝の背につけたお粥で描き、最後にほうれん草ペーストで黒目部分を入れたら完成です。
お粥に鯉のぼりのデコレーションをしたプレートメニューを料理したママがいました。鯉のぼりの形に切った食パンに食材を並べて、端午の節句プレートにしたというママの声もありました。
出世魚の茶碗蒸し
30代ママ
出世魚のブリを茹でて細かくほぐし、みじん切りにしたにんじんやほうれん草と耐熱皿に入れ、赤ちゃん用のだし汁と卵をあわせ、茶こしでこしながら容器に流し込みます。15分ほど蒸して熱が通れば完成です。
出世魚であるブリを使って料理したママがいました。茶碗蒸しは、舌触りもよく離乳食を食べている赤ちゃんも食べやすいようです。また、卵黄だけを使って茶碗蒸しを料理したというママの声もありました。
かしわ餅風だんご
40代ママ
じゃがいもを蒸して潰し、牛乳と片栗粉、しらすとチーズを混ぜあわせます。ラップの上で丸めて潰し半分に折り形を整えます。レンジで熱を通し、茹でた小松菜の葉を巻けばかしわ餅風のじゃがいも団子の完成です。
赤ちゃんの好きなものや食べやすい食材をアレンジして、端午の節句にちなんだデザートを作ってもよさそうです。赤ちゃん用のホットケーキミックスを使って鯉のぼり風のロールケーキを作ったというママの声もありました。
端午の節句の祝い方
端午の節句をお祝いするときのポイントをママたちに聞いてみました。
食事会を開く
30代ママ
5月5日に主人の両親を自宅に招き、息子の初節句のお祝いをしました。子どもが生後3カ月だったこともあり、自宅でのお祝いにしたことで授乳やお世話もしやすかったですし、料理は仕出しのお祝い膳をお願いしたので準備も楽に済ませられました。
初節句のお祝いとして、お店や自宅で食事会を開いたママもいるようです。ママのなかには両家の祖父母の予定があわなかったけれど、節句人形などのお祝いをもらったこともあり、両家の予定にあわせてそれぞれ食事会を企画したという声もありました。
記念を残す
30代ママ
息子の初節句の記念に、写真スタジオを予約して事前に撮影をしました。さまざまな衣装のなかからサイズや柄などを選ぶことができ、よい記念になりました。当日までに写真が仕上がったので、祖父母にも見せることができて喜んでもらえました。
赤ちゃんの成長の記念を、プロの方に撮ってもらうのもよいかもしれませんね。スタジオ撮影では、撮影前にお昼寝や授乳を十分にしておいたり、お気に入りのおもちゃを持参して行ったりするなどのぐずり対策が大切というママの声も聞けました。
マナー面を意識する
30代ママ
お祝いのお返しとして両親に渡す手土産を準備しました。男の子の場合は柏餅やちまきがよいと聞いたので、食事会に招待した家分の柏餅を予約しました。
初節句にいただいたお祝いのお返しを考えるなど、マナーを意識してお祝いしたママがいました。また、遠方に住んでいたり都合があわなかったりという理由で、祖父母がお祝いに来られなかった場合に初節句を迎えた報告をしたというママの声もありました。
赤ちゃんの初節句をみんなで祝おう
端午の節句の由来や食べ物の意味などについてご紹介しました。赤ちゃんにあった離乳食レシピを、端午の節句の料理としてアレンジしてお祝いしたママがいました。
プレゼントを用意したり、初節句らしい服装で記念に写真を残したりするのもよいかもしれません。家庭にあったお祝いの仕方で、赤ちゃんの成長をみんなで楽しくお祝いできるとよいですね。
端午の節句の1カ月前くらいに、祖父母からもらった五月人形を飾りました。時間がある休日に、リビングの一角に兜を被った武者人形などを並べました。