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節分のいわしと柊にはどんな意味があるのか。飾り方や由来など

節分のいわしと柊にはどんな意味があるのか。飾り方や由来など

地方によって、2月3日の節分の日にいわしを飾ったり、食べたりする風習があります。そこで今回は、いわしを食べたり柊(ひいらぎ)を飾ったりする理由やその方法、地域ごとに異なる風習をご紹介します。知識として知っておくと、節分がもっと身近に感じられるでしょう。

節分の由来や意味は?

今までなんとなく節分を過ごしてきたという人も多いのではないでしょうか。そこで、節分の由来と意味を調べてみました。

なぜ2月3日なのか

まず、なぜ2月3日が節分と言われるのでしょうか。節分と言う言葉の中には「季節をわける」という意味が含まれています。つまり、節分は春夏秋冬いつでもあるものなのです。

では、なぜその中でも2月3日の節分が大々的に取り上げられるようになったのでしょうか。年賀状にも「迎春」「新春」と書くように、昔から一年の始まりを告げる春は四季の内で最も重要であると考えられていました。そこで立春前日の2月3日に、「新たな年に災いや不幸が起こらないように」と願いを込めて節分を行なうようになったのです。

節分の鬼とは

節分の鬼
perori/Shutterstock.com

次に、節分の鬼について解説していきましょう。

鬼とは「隠(おぬ)」「陰(いん)」に由来しています。これは、「見えない邪気」「この世の者とは思えない何か」を表す言葉です。昔は疫病や災害などの災いは、全て鬼の仕業と考えていました。つまり、節分の鬼とは、病気や災害などを表しているのです。

節分にいわしを食べる理由

続いて、数ある魚の中からなぜ節分にはいわしを食べるのかを解説していきます。

鬼はいわしが嫌いだから

節分の日にいわしを食べるのは、鬼がいわしを嫌っているから、という説があります。いわしはすぐに鮮度が落ち、悪臭を放つので鬼がその匂いを嫌がる、という言い伝えがひとつ。

いわしを焼いたときに立ち上がるもうもうとした煙が嫌いだから、いわしを焼いて鬼を追い払う、との言い伝えもあります。

健康のために食べる説もある

この時期のいわしは脂がのってとてもおいしく、栄養満点。いわしに含まれる鉄分やカルシウムは、寒い冬を健康にすごすエネルギー源になります。

節分にいわしを食べて栄養補給し、無病息災を願う意味も込めているのです。

いわしの食べ方

さて、いわしの食べ方ですが、由来の通り、鬼を追い払うのを目的として食べるのならば、塩焼きが一番です。いわしを焼く際にもうもうと立ち込める煙で鬼を追い払ってしまいましょう。

節分に柊を飾る理由

なぜ鬼は柊が嫌いなのか

節分になぜ柊(ひいらぎ)が飾られるのか。それは鬼が柊(ひいらぎ)を苦手としているからです。

柊(ひいらぎ)の尖った葉っぱが鬼の目を突き刺すといわれていることからから、鬼は柊(ひいらぎ)を苦手としていると言われます。そこで、鬼が家に入ってこないようにするために、嫌いな柊(ひいらぎ)を玄関に飾るようになりました。

いわし柊の作り方

いわし柊の作り方
© beth – Fotolia

節分には、鬼が嫌いな柊(ひいらぎ)といわしをセットにした「いわし柊(ひいらぎ)」を飾る家も多くあります。いわし柊(ひいらぎ)は、葉っぱ付きの柊(ひいらぎ)の枝に、焼いたいわしの頭を突き刺せば完成です。

飾り方と飾る時期はいつまで

いわし柊(ひいらぎ)は、鬼が入ってくると言われる鬼門に飾ります。鬼門は北東を指しますが、鬼門がどちらかわからない場合は、玄関に飾っても差し支えありません。地方によっては家の中に飾るところもあります。

また、飾る時期がいつまでかというと、小正月の次の日にあたる1月16日から節分まで飾る地域もあれば、節分の日のみ飾る地域もあるようです。お住まいの地域はどうするのか、調べておくとよいでしょう。

処分の仕方

さて、節分が終わり、役目を終えたいわし柊(ひいらぎ)。処分の仕方に頭を悩ませる人もいるかも知れませんね。そこで、いわし柊(ひいらぎ)の処分方法をご紹介します。捨て方は4通りです。

・白い紙に包み、塩で清め、ゴミ箱に捨てる方法

・玄関先に埋めてしまう方法

・神社に持っていき、お焚きあげしてもらう方法

・灰になるまで自宅で焼いて、玄関先へ盛る方法

地域によって違う節分の風習

最近では節分に恵方巻きを食べる風習も広く定着してきました。しかし、本来この恵方巻きを食べるのは関西地方の風習だったのです。節分にいわしを食べるのも主に関西などの西日本と言われています。節分の風習は地方によりさまざまで、そのいくつかをご紹介しましょう。

関東地方ではけんちん汁

関東地方では、節分の日にけんちん汁を食べる風習が根付いています。もともと関東において、節分のみならず、えびす講など冬の行事毎に、体が温まるけんちん汁を食べる風習がありました。そのため節分の日にも体を温める目的でけんちん汁を食べる風習があります。

四国ではこんにゃくを食べる

四国地方では節分の日にこんにゃくを食べます。こんにゃくは「腸のほうき」などと呼ばれ、「体の中に溜まった砂を出し、一年間の無病息災を願う」という意味が込められているそうです。そこで節分の日にこんにゃくを食べ、「体の中から晴れやかにして一年を迎えよう」という意味が込められています。

節分の風習を子どもと楽しみましょう

鬼のお面と子ども
© hanapon1002 – Fotolia

節分の文化や風習、地域によって大きく違いがあることがお分かりいただけたと思います。またそのどれも、深い意味や由来があるのです。

節分の日にはぜひお子さんに、いわしを食べる理由や柊(ひいらぎ)を飾る理由、飾り方を教えてあげながら、昔ながらの節分の風習を楽しんでみるのはいかがでしょう。いわし料理を食べながら、節分の意味や由来を話すことによって、楽しい家族団らんのひとときが過ごせることでしょう。

2017年10月30日

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