【小児科医監修】家族がインフルエンザに感染。家族内感染の確率や予防策

【小児科医監修】家族がインフルエンザに感染。家族内感染の確率や予防策

インフルエンザは何日後から注意が必要?

毎年流行するインフルエンザ。家族が感染した場合、何日後から注意が必要なのでしょうか。家族感染の確率や、再感染、いつまで予防が必要か気になることもあるかもしれません。今回は、インフルエンザの基本的な知識や、家族に感染する確率や再感染のリスク、家族内感染を予防するための対応について解説します。

金髙太一(おひさまクリニック)

家族がインフルエンザに感染したとき

インフルエンザは、毎年11月下旬から12月上旬頃にかけて流行が本格的になり、1月や2月頃にピークを迎えます。

家族のなかの誰かがインフルエンザウィルスに感染したときは、家族内感染の確率やいつまで予防が必要か気になることもあるかもしれません。また、インフルエンザにかかった場合、再感染はあるのでしょうか。

今回は、インフルエンザについてと家族感染の確率や再感染、予防策を解説します。

インフルエンザについて

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる気道の感染症です。一般的な風邪とは違って、症状が重くなりやすい傾向にあります。

ここでは、インフルエンザの原因や症状をご紹介します。また、潜伏期間や検査方法についても併せて解説します。

原因

人間の鼻やのどなどの呼吸器は、粘膜によって病原菌から体を守る働きがありますが、インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、インフルエンザを発症する可能性があります。

インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみからの飛沫感染が中心ですが、インフルエンザに感染した人がウイルスのついた手で触ったドアノブやスイッチを触って、口や鼻にウィルスを付けてしまうこと(接触感染)でもうつります。

また、環境によっては空気中にただようウイルスを吸い込む空気感染でもインフルエンザに感染する可能性があるため注意が必要です。

症状

iStock.com/saiyood
インフルエンザウイルスには、A型やB型の2種類があります。(C型も型としては存在します。)一般的に、A型の感染が多いですが、その年によって流行する型は変化します。

インフルエンザに感染すると、突発的に38度から40度の高熱や、それにともなう頭痛や筋肉痛関節痛、倦怠感などの全身症状が現れます。

体の小さい子どもは、抵抗力が弱いためにインフルエンザの症状が重く現れる可能性があります。肺炎や気管支炎、熱性けいれんや脳症などの合併症を起こす場合もあるため、注意深く様子を見守りましょう。

潜伏期間

インフルエンザに感染してから発症するまでの潜伏期間は、1~3日と短い特徴があります。インフルエンザウイルスの感染は、一般的に発症の1日前から起こり、3日目をピークに、一週間ほどは感染する可能性があるため注意が必要です。

検査方法

インフルエンザの検査方法は、さまざまな種類がありますが、迅速診断キットを使う場合が多いです。発症直後はウイルスの数が少ないため、判断ができないこともあるので、発熱後12時間後を目安に病院で検査を受けましょう。

病院に連れていくタイミングがわからないときは、事前に電話などで病院に確認するとよいです。

家族に感染する確率や再感染は?

子どもがインフルエンザにかかると、お世話などで接触が多い母親への感染リスクが高まります。逆に母親がインフルエンザを発症した場合は、子どもへの感染に注意が必要です。兄弟がいる場合は、兄弟間で感染する確率も高まります。

また、インフルエンザは、一度感染しても再感染するケースもあります。A型の感染後にB型に感染したり、同じA型でも、流行している型が主に2種類あるので、再感染する場合もあります。

インフルエンザの家族内感染を防ぐための対応

家族の誰かが1人でもインフルエンザにかかったら、家族感染を防ぐ対応が必要です。感染を広げないためのポイントについて解説します。

マスクの着用

インフルエンザに感染して咳やくしゃみが出るときは、マスクをすると、ウイルスの飛沫による家族感染の予防につながります。子どもがマスクの着用を嫌がるときなどは、咳やくしゃみをする際に口と顔を家族に向けないように気をつけましょう。

感染した人がウィルスを飛ばさないためにマスクをつけ、他の家族はもらわないようにマスクをつけましょう。

手洗いやうがいをする

iStock.com/SDI Productions
鼻をかんだ際のティッシュを触った手や、咳やくしゃみの際に覆った手でドアノブやスイッチなどを触り、家族が間接的に触ると感染する可能性があります。外出先から戻ったときに手洗いやうがいを心がけている家庭は多いかもしれませんが、家の中でもこまめに手を洗うことが大切です。アルコールなどでの消毒も有効です。

換気をする

インフルエンザの予防には、室内環境も重要です。家族がインフルエンザに感染した場合は、家の空気をこまめに換気しましょう。2時間から3時間に1度、室内の空気の入れ替えをするのが理想です。

加湿をする

インフルエンザウイルスは、湿度が50パーセントを超えると生存率が低くなります。加湿器を利用して部屋の湿度を上げると家族内感染の予防につながります。また、湿度によって潤った空気は、咳でのどが痛い場合にも効果があるでしょう。

タオルや食器などを共用しない

インフルエンザにかかった家族と、タオルや食器類を共用すると家族内感染のリスクが高まります。食事の際は大皿ではなく、お皿を分けるようにしましょう。

子どもが感染した場合はなかなか難しいかもしれませんが、部屋をわけて、なるべくいっしょに過ごさないようにするのも予防につながります。

インフルエンザは早めの予防と対策を

iStock.com/yaoinlove
家族がインフルエンザに感染したときは、家族内感染の確率が高まります。いっしょにすごす時間が長いママや兄弟へ感染する可能性が高くなりそうです。また、インフルエンザは再感染する場合があるため、一度かかったあとも注意が必要です。

インフルエンザの潜伏期間は1日から3日と短いですが、発症すると1週間近くは家族にうつる可能性があります。マスクをしたり、こまめな手洗いやうがいなどを心がけ、部屋の空気や湿度などにも気をつけましょう。

家族が感染した場合は、タオルや食器類を共用しないよう注意が必要です。家族内で感染が広がらないよう、早めに対応しましょう。

No Image

金髙太一(おひさまクリニック)

https://kidsna.com/magazine/publisher/56

おひさまクリニック院長。小児科専門医、地域総合小児医療認定医。小児の感染症、アレルギー、免疫・膠原病を中心に東京、横浜の病院で研修・診療の経験を積み、2015年に東京の十条にておひさまクリニック(小児科、耳鼻咽喉科)を開院。

子どもたちが健やかに成長していくためのサポートをしたいと思っております。また、3児の父でもあるので、子どもに関することでしたら、お気軽にご相談ください。

おひさまクリニック

2019年10月23日

専門家のコメント
23
    かよう先生 保育士
    家族が感染すると身近で、感染しないように特に注意が必要になりますよね。
    手洗いうがいやマクスの着用など基本的なことをしっかりやりたいです。
    める先生 保育士
    ウイルスなどの細菌は喉に付着することで体内に入ってしまうことが非常に多いです。保育園では手洗い、うがいをした後に、アルコールで手の消毒をして予防しています。
    また、自分の経験した園では、水など水分をたくさんとることで予防している先生がいました!喉についた細菌を流すことで発症しないのだそうです。自分も実際に試したところ、インフルエンザが園で流行っても発症せず過ごせました!
    ゆう先生 保育士
    普段から風邪はひきにくい方ですが、インフルエンザは感染力がとても強く、かかってしまったことがありました。軽症で回復する人もいますが、中には、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう人もいます。自分は大丈夫だとは思わずに、意識して注意していきたいですね。
    じゅん先生 保育士
    インフルエンザは、手指消毒が効果あるみたいです。保育園から帰ったらすぐに着替えてお風呂に入るようにしています。持ち込まないよう気をつけています。予防接種は、毎年しています。飛沫感染予防にマスクがいる時期になりました😥
    まな先生 保育士
    感染しやすいので、手洗い・うがい・マスクなど基本的なことから気をつけようと思いました。乾燥しないように加湿器を付けることもオススメします。こまめにおもちゃやプレイマットの消毒もしたいと思いました。
    ひより先生 保育士
    インフルエンザの流行時期がやってきました。
    記事でも書かれていますが、予防をきちんとして対策したいですね。我が家では加湿、水分補給に力を入れています。
    よっしー【シッター】 保育士
    ここ数年のことですが、インフルエンザAかBどちらかにかかっても、出停期間が終わるとすぐにもう一方のインフルエンザにかかるという例も多く目にしてきました。

    日頃の予防ももちろんですが、
    少し体調が悪いな…
    疲れ気味だな…
    と思ったら、無理せず家でのんびりして【休息をとる】ことも大切です!

    予定していたからと無理に出かけると、弱った体にウィルスが入り発症することもありますし、実際にそのだるさの原因が感染で、さらに疲れることで発症して周りの方に迷惑も…ということも考えられます。

    ウィルスを恐れるより、まずは健康な状態を維持することに努めたいですね。
    わい先生 保育士
    インフルエンザは飛沫感染です。私は、父と向かい合ってご飯を食べていたらもらいました。
    ろろ先生 保育士
    毎年流行しているインフルエンザですが甘く見てると重篤化してしまうことがあるようです。
    ワクチン接種はもちろんですが、暖房を使い始めたら加湿もする、手洗いうがいにアルコール消毒も追加するなど、日頃から対策をしていきたいところです。
    家族が感染してしまった場合は幼児老人はなるべく接しないようにするなど配慮が必要かもしれません。
    みょん先生 保育士
    手洗い、うがいが一番大切と思います。
    部屋が乾燥するとウイルスが活発になるので出来れば湿度が80%が理想です!なかなか80%は難しいと思います。濡れたタオルをハンガーにかけたり、洗面器に水を張った物をおいたり、窓に水を霧吹きで濡らすのも効果があると思います。
    ゆき先生 保育士
    予防接種していなくて罹患した時は肺炎に、何年か予防接種したら、体調不良に、どうしたらいいのか悩みます。
    自己免疫力をあげるのが1番かなと、発酵食品を毎日食べるようにしたり、野菜たっぷりのスープで体を温めたり、睡眠をしっかりとる様にしたりといった、日頃の生活習慣に注意しています。
    ちぃ先生 保育士
    飛沫感染で移るのでしっかりと手洗いうがい、消毒を帰宅した際は気をつけようと思いました。
    寒い時期で暖房もつけているので定期的に換気とこまめな水分補給を心がけたいと思います。
    ゆか先生 保育士
    家族内でインフルエンザが発症してしまったらできる限り隔離します。
    加湿も欠かしません。

    子どもが感染した場合私は子どもにつき、もう一人は別の部屋で寝かせます。
    私が感染した場合は一人で寝ます

    マスクも四六時中しています。

    親に預けるという選択をしている人も結構いますね!

    感染を拡大しないためにも接触しないことが重要だと思います。
    いちぽ先生 保育士
    家族の誰がなるかにもよりますが、旦那ならわたしと子どもは別な場所で生活します。
    実家や姉の家にお世話になります。
    子どもの場合はわたしがお世話しますがかからないよう最大限の対策をします。
    旦那には別な場所ですごしてもらうようにします。
    すみっこ先生 保育士
    長女が発症したので、いつも一緒にいた次女も?😥とドキドキの数日間を過ごしました。念のため幼稚園を合わせてお休みさせました。日中過ごすのも、食事も寝るのも別室にして、顔を見るのはすれ違う時だけ!マスクをして!と徹底しました。結局、次女は感染せずに長女も回復しました✨ 隔離するのは大変でした……
    せおみ先生 保育士
    今年はまだ大丈夫ですが、数年前は予防接種を打ったのにもかかわらず、家族全員でインフルエンザAになり、治ったと思ったらインフルエンザBになりました。1ヶ月で2度のインフルエンザに…普通の風邪とは明らかに違う体の痛さでした。本当にかかりたくないですよね。
    家族内感染は防ぐのにも限界がありますよね…。なるべく換気や除湿をして菌が蔓延しないようにしたいですね。
    べこな先生 保育士
    どれだけ気をつけていても、家族が感染すると気を付けるのも限界がありますよね。大人なら完全隔離もありですが、小さな子どもは不可能ですよね。
    いつも以上に手洗い、マスクをするなどできる限りのことをするしかないかと思います。子どもがかかったら、きょうだいにうつることは覚悟です💦
    めめ先生 保育士
    手洗い、うがい、マスク着用!
    ドアノブは菌が残りやすいようなので拭き取った方がいいです。
    なこ先生 保育士
    家族が感染すると子供への感染リスクがぐっと高くなりますよね。必ず予防接種は受けて、手洗い消毒を欠かさず行う様にしましょう。我が家はこれで二次感染を防ぎました。本当にハラハラしましたけどね。
    こと先生 保育士
    去年だけ予防接種をしていなかったら、見事にわたしがインフルエンザにかかってしまいました。
    熱が高くつらかったので義両親に来てもらい別室で過ごさせてもらいました!
    手洗いうがいとマスクを徹底して、誰にも感染することなく過ごせました。
    とーち先生 保育士
    先月主人がインフルエンザになりました。


    私達にうつらないか心配でしたが、今のところ元気に過ごすことができてます。

    家で気を付けたことは
    子ども達には
    手洗いうがいの徹底、菌が侵入しないように小まめに水分をとらせる


    感染者には
    マスクで過ごしてもらう
    ご飯、お風呂の時間を皆とずらす


    です。あと、気持ちの問題かもですが、子ども達にはこの時期ヤクルトを飲ませてます。その効果もあったのかなぁと思ったり。。
    のんの先生 保育士
    家族内にインフルエンザなど、感染症を患った人がいる場合

    ご飯は別の時間に食べています。
    寝室を別にしています。
    マスクを装着してもらいます。
    トイレを分けています。
    加湿器を炊きます。
    感染者にはあまり動かないようにしてもらいます。
    手洗いを徹底しています
    きらり先生 保育士
    インフルエンザが流行りだすと、手洗い、消毒、うがいは徹底し、後はよく寝るとこ!水分補給もしっかりとを意識しています。家族が感染するとできるだけ隔離し、クレベリンを置いたりしています。
おすすめユーザーのコメント
3
    SB
    インフルエンザ…ニュースでもちらほら耳にするようになりドキドキします。

    家族に広がらないように早めの対処、予防を心がけます!
    YSK
    娘の学校は先月、学級閉鎖になっていたのでビクビクしています。
    予防接種を受ける時期も悩ましいし、家族でかからないように対策したいですね。
    ngt
    急に寒くなって体調崩しだす時期なので、しっかり対策したいですね。加湿やうがいは特に気を付けたいです

インフルエンザの関連記事

カテゴリ一覧