【新生児科医ふらいと先生】育児に対する不安と疑問に答えます!

【新生児科医ふらいと先生】育児に対する不安と疑問に答えます!

漫画『コウノドリ』取材協力医師であり、今橋先生のモデルとなった新生児科医・今西洋介先生が答える「新生児科医ふらいと先生のお悩み相談室」。これまで回答いただいお悩みをまとめました。

ふらいと先生(今西洋介)

【お悩み①】母乳育児がしたいのにほとんどでません

産後1カ月ほどたちますが、母乳の出が悪く悩んでいます。病院で指導をしてもらったり、ネットの情報を見たり、おっぱいマッサージに行くなどの方法を試される方が多いと思いますが、母乳をもっと出したいときに重要なポイントを教えてください。

また、母乳が出ないとき早めに母乳外来に行ったほうがよいのでしょうか?
ふらいと先生
人にとっては母乳の量がしっかりと出るまで時間がかかります。
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「赤ちゃんは泣くのが仕事」とはいいますが、どこか悪いのではないかと不安になります。

そして、ずっと泣き続けられると、「周りにどう思われてるだろう」と自分が責められているような気持ちになります。
ふらいと先生
赤ちゃんが泣いている原因の多くは、分からないといわれています。
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【お悩み③】SIDS(突然死症候群)の兆候が知りたい

赤ちゃんが寝ている間に呼吸が止まるのではないかとつねにドキドキしています。
そして、「SIDSかも?」というときの受信の目安を教えてください。
ふらいと先生
SIDSの原因ははっきりと分かっていませんが、なりやすいリスク因子は分かっています。
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【お悩み④】熱性けいれん(ひきつけ)を起こしたときの対応

子どもが急に高熱を出しけいれんを起こしたとき、どうすればいいでしょう。また、初めてのときは「熱性けいれん」の判断もできないと思います。そして、後遺症が残る心配もあります。
ふらいと先生
迷ったら救急車を呼んでください。はじめて経験することで、落ち着いて対応できる人はいません。
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【お悩み⑤】子どもへのコロナワクチン接種はした方がいいですか

子どもへのワクチン接種に迷っています。「ワクチンは危険」との情報も耳にするので、判断に悩んでいます。

また接種に対する意見が夫婦で一致してない場合や子どもの意見をどのように考えればよいでしょうか。
ふらいと先生
基礎疾患を持つ方が家族にいる場合、重症化リスクを避けるため接種した方がよいと個人的には思います。
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【お悩み⑥】正確な情報の見極め方は?

ネット情報の中には真逆の意見も時にはあります。どの情報が正確で、何を信じれば良いのかわかりません。
ふらいと先生
情報リテラシーを身につけて、複数の情報チャンネルをもってジャッジするようにしましょう。
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【お悩み⑦】手洗い・消毒をしすぎることの弊害は?

外では手を洗ったり、消毒を繰り返しています。免疫力の低下など、子どもたちに影響はないのでしょうか。

また、「手洗いをすれば消毒はしなくてもよい」という意見も目にすることがあるのですが、どうでしょうか。
ふらいと先生
手洗いをしすぎると、石鹸などの洗い残しの機会も増えるため、手洗いを起こすことがあります。
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【お悩み⑧】コロナ禍の妊娠で気をつけること

コロナ禍の妊婦です。極力人に会わないように生活をしています。
妊娠中の過ごし方で注意すべき点は何かありますか?
ふらいと先生
妊婦さんは重症化のリスクがあるので、可能な限りワクチンを打ちましょう。
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ふらいと先生(今西洋介)

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新生児科医(新生児専門医)×公衆衛生(母性疫学の研究)。漫画『コウノドリ』取材協力、今橋先生の中の人、小児科専門医、小児医療ジャーナリスト、チャイルドリテラシー協会代表理事、みんパピ運営。母と子を通し社会問題を考える。

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2022年07月20日

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