教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2022.06.01
Twitterフォロワー10.8万人!漫画『コウノドリ』取材協力&今橋先生の中の人としておなじみの新生児科医・今西洋介先生に、乳児を育てるママや妊婦さんがいだきがちな不安をテーマにさまざまなお悩みに回答していただきます。
編集部:ずっと泣き続けられると、親は「周りにどう思われてるだろう」とか自分が責められているような気持ちになることもあると思うんですが、「何をしても泣き止まない場合がある」ということは、子育てをしている人以外にも広く周知されてほしいですね。
そうですね。そこらへんはみんなが知っておくべきことですよね。
最近のお母さんたちから母親学級などでよく質問されるのは、「(赤ちゃんが泣くのを放っておくと)サイレントベビーになるのではないか」ということ。
サイレントベビーとは「親がすぐに対応しないと、赤ちゃんが無表情で何も要求をしない子になり自己肯定感も低くなる」などというものですが、これは医学用語でもなく、お母さんに育児を押しつけるための造語です。
サイレントベビーは医学的にはありえないので、よく泣く子、あまり泣かない子は、単に個人差があるだけということを覚えておきましょう。
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2022.06.01
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共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。
ふらいと先生:まず、泣く子と泣かない子の違いですが、赤ちゃんによって泣き声が小さいなどの個人差はあると思いますが、赤ちゃんは基本は泣くものです。
実は、赤ちゃんが泣いている原因の多くがなぜ泣いてるのか分からないといわれています。
残りの1割は、お腹が空いている、オムツを替えて欲しい、熱い寒いなどの環境の気持ち悪さを訴えています。
その子の特性を知って、考えられる環境要因は取り除いてあげることは必要だと思いますが、大抵は原因が分からないまま泣いていることが多いので。
1割には対応する余地があると思いますが、これらを全て整えたところで泣きやまない場合、仕方ない思いますね。
そこまで気にする必要はないんですが、ケアする方は大変ですよね。