教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2022.07.06
Twitterフォロワー10.8万人!漫画『コウノドリ』取材協力&今橋先生の中の人としておなじみの新生児科医・今西洋介先生に、乳児を育てるママや妊婦さんがいだきがちな不安をテーマにさまざまなお悩みに回答していただきます。
編集部:「手洗いをすれば消毒はしなくてもよい」という意見も目にすることがあるのですが、どうでしょうか。
基本的にWHOは手洗いを原則としています。
また、アルコールはほとんどのウイルスで効果がありますが、ノロウイルスや芽胞を持つ菌に対しては効果がありません。ノロウイルスに対しては次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が必要とされてます。
ただし、これらを長く使うことなどで組織を傷つけることもあるため、消毒がうまくできないお子さん、お肌が弱い方などはまずは流水で手洗いをしっかりしましょう。
編集部:手洗いか消毒、どちらかだけやるとしたらどちらがよいでしょうか?
より効果的なのはアルコール消毒の方です。とくに医療関係者は、すぐに手が洗えないときもあるので、携帯用のアルコール消毒も持ち歩いています。
とはいえ、お子さんは消毒が丁寧にできない場合もありますし、汚れを落とすことも考えると流水も必要なので、まずは手洗いを丁寧におこなうことが習慣としては一番よいでしょう。
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まず、手を洗いすぎることの弊害は、手の常在菌を殺してしまうこと、石鹸などの洗い残しにより手荒れを起こしてしまうことなどです。
小さなお子さんにはとくに、泡をきれいに落とすことまで教えてあげられるとよいですね。