猟師と小グマの絆がつむぐ、あたたかくも悲しい創作民話絵本が刊行

猟師と小グマの絆がつむぐ、あたたかくも悲しい創作民話絵本が刊行

現代においても創作民話を生み出し続ける作家・太田甲子太郎氏が描く、涙をさそう1冊

「みらいパブリッシング」の新インディーズレーベル「モモンガプレス」から、創作民話絵本「クマのろくた」が発売。著者は、現代においても創作民話を生み出し続ける、作家の太田甲子太郎氏。

クマのろくた 1,430円(税込)
クマのろくた 1,430円(税込)

江戸時代の頃のこと。

猟師の与重は、親からはぐれた子グマを拾い、

女房のキミと育てました。

夫婦には子どもがなかったせいもあり、

ふたりは我が子のようにろくたをかわいがりました。

やがて成長し、おとなのクマになったろくたを

与重は山へ返します。

猟師である与重は、ろくたにてっぽうを向ける日が

来ないことを願いつつ、別れを告げます。

クマのろくた

それから何か月か経ち、人を襲うクマが

与重の村に現れました。

村人たちは、人を襲うクマはろくたに違いないと

口々に噂します。

クマのろくた

与重はろくたは人を襲ったりしないと信じていましたが、

村の長に命じられ、ろくたを処分することを決めます。

ひとり狩りの支度をし、山へ入っていった与重が出会ったのは――

クマのろくた

ユニークでぬくもりのあるタッチに心癒される、心にしみる1冊。ぜひ子どもといっしょに読んでみては。


クマのろくた

著/太田甲子太郎

みらいパブリッシング刊 1,430円(税込)

問い合わせ先/みらいパブリッシング

tel.03-5913-8611

https://miraipub.jp/books/14493/

2021.09.29

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