子どもが4歳になると、ひらがな練習をはじめた方がよいのか疑問に思うママパパもいるのではないでしょうか。今回は、4歳の子どもの文字の覚え方について、練習方法やた楽しみながら文字にふれられるおもちゃなど、ママたちや元幼稚園教諭の体験談をもとに紹介します。
[関連記事]
4歳になると、少しずつ文字の読み書きができる子ども増え、練習はじめた方がよいのか悩み始めるママやパパもいるかもしれません。ひらがなに最初から興味をもつ子どももいれば、興味がなく嫌がる子どももいるかもしれません。
「周りがはじめていたのと、小学校の受験対策を兼ねて教えていました。しかし、実際に鉛筆を持たせて直線やにょろにょろ線を描く練習をしたところ、本人は全く興味がない様子で、挫折してしまいました」(40代ママ)
「名前だけは練習していました。お絵描きが好きな子どもだったので、完成した絵に自分の名前を書くようにしていました」(30代ママ)
子どもが4歳の頃は無理に教えようとせず、子どもの興味に合わせて取り組んでいたというママの声がありました。
いざ、練習をはじめようと思っても、どう練習してよいか分からない方も多いのではないでしょうか。具体的にどのような練習方法があるのか、ママたちや元幼稚園教諭に聞いてみました。
まったく知らない言葉から覚えるよりも、子どもが親しみのある言葉から練習するのもよいかもしれません。
「幼稚園では最初に自分の持ち物に名前を書くところからはじめていました。あいうえお表を用意しておいて自分で見比べながら書けるような環境を整えていました」(元幼稚園教諭)
「読み聞かせを毎晩やって、文字に親しめるようにしていました」(40代ママ)
名前であれば、書く機会が多く、覚えたことをすぐに実践できそうですね。子ども自身が「覚えてよかった」と思える瞬間を作れると、継続的にひらがなの勉強に臨めるかもしれません。名前以外にも、親しみのある言葉を増やすために、絵本などを使って工夫しているママもいるようです。
「ひらがなを書きはじめの頃は鉛筆の持ち方や動かし方がわかるように、お手本を見せたり、いっしょに鉛筆を持って書いてあげたりしていました」(元幼稚園教諭)
ママやパパ、先生といっしょにひらがなを覚えれば、子どもも練習が楽しく感じられるかもしれません。一人でドリルなどを解くだけでは、飽きてしまう子どももいるのではないでしょうか。大人といっしょに練習をしていくことで、会話を楽しみながら進めることができそうです。
また、大人がひらがなを書く様子や、発音する様子をそばで見ることで、覚えようと意識せずとも、自然と覚えている子ども少なくないかもしれません。
「『ねこ』『ぼうし』など、まずは単語を読むことから始めていました。そのうち絵本などを通して、単語同士をつなぎ合わせた文章を読めるように、段階を踏んでいました」(元幼稚園教諭)
子どもがひらがなを練習するときには、できるだけ「むずかしい」「わからない」感じないように練習を進めていきたいですよね。長い文章や単語だと、途中で挫折してしまい、ひらがなを覚えることに億劫になってしまう子もいるかもしれません。
焦らず、4歳児が覚えやすいような短い単語から挑戦するのも一つの方法のようです。
4歳児がひらがなを練習するときには、できるだけ楽しく意欲的に覚えられるようにしたいですよね。覚え方のコツについて、ママたちや元幼稚園教諭に聞いてみました。
「ひらがなの練習をはじめた頃は、だいたい合っていれば間違いを指摘しないようにしていました。まずはひらがなに親しみ、『書ける!』という達成感を感じることが大切だと考えています」(元幼稚園教諭)
4歳の頃は、いびつな形の文字になってしまったり、鏡文字になったりと間違えることも多いかもしれません。最初にどれだけ書けるかは、個人差があるようです。子どもが間違いを恐れずに楽しんで学習を続けられるよう、接するのも覚え方のコツかもしれません。
「ドリルを買いましたが、子どもの集中が続かず、一度諦めました。保育園のお友だちと手紙交換をするようになってから、興味を持ってくれましたね」(30代ママ)
「文字に興味を持たせるべく祖父母やママ友に協力してもらい、子どもから大人へ手紙やはがきを書いていました。手紙をいっしょに読んだり、お返事を書くにつれて、ひらがなに自然と興味をもったようです」(40代ママ)
ひらがなのおもちゃで繰り返し遊んでいるうちに、気づいたらひらがなを覚えていた子はいるのではないでしょうか。子どもが楽しみながら取り組める勉強方法を準備しておくことも覚え方のコツの一つのようです。他にも、かるたやクイズなどを通して、自然とひらがなに興味がわくように工夫していたというエピソードもありました。
ひらがなに楽しくふれられるように、おもちゃを取り入れてみるのも一つの方法かもしれません。遊びながら学べる、ひらがなおもちゃを調べてみました。
パズルを組み立てることで、50音を覚えられるおもちゃもあるようです。パズルを使うことで、色やキャラクターと組み合わせて覚えられるため、楽しく遊びながら、ひらがなを覚えられるかもしれません。
イラストとひらがなが1つのピースに入っており、組み立てながらひらがなにふれられるおもちゃもあるようです。積み木をしている過程で、難しいひらがなを目にする時間も増え、覚えやすくなるかもしれません。
スマホなどに慣れ親しんでいる子どもであれば、タブレット型のおもちゃも親しみやすいかもしれません。パズルや積み木と異なり、音声が聞けるので、自然とひらがなが読めるようになる子もいるでしょう。
子どもが気に入るものだとやる気がでるかもしれないと、さまざまなおもちゃを試してみたというママもいました。最近ではおもちゃがレンタルできるサービスもあるようなので、活用しながら親子にあったおもちゃを見つけてみてはいかがでしょうか。
4歳児のひらがなの練習方法などは、子どもの興味に合わせて決めていたママもいるようです。遊びやおもちゃえお通して学んだり、楽しみながらひらがなにふれるなど、覚え方を工夫しているママもいました。
子どもの関心のあるものをきっかけにしたり、ママやパパがいっしょに取り組んであげたりと親子にあった進め方ができるとよいですね。
2019年01月08日
まもなく訪れる子どもと過ごす冬休み。控えていた帰省や旅行を「今年こそは」と計画している方も多いのではないでしょうか。その際、気になるのが電車やバスなどの公共交通機関、旅先の旅館やホテル、レストランなどを利用するうえでの子どものマナーです。外出先で自身も嫌な思いをしないために、「こんなときどうしたらよいだろう」「こうした方がよいかな」と感じたことを体験談を踏まえて、場所やシーン別にまとめてご紹介します。
子どものしつけで悩んだことがない保護者はいないでしょう。約束を守らない、マナーが悪い、人を傷つけるなどの子どもの行動には、つい感情的に怒ってしまうこともあるかもしれません。今回はどのようなことでしつけを難しいと感じるのか、そんなときにどう対応しているかなど、保護者の声をまとめました。
KIDSNA編集部が選ぶ、子育てや教育に関する話題の書籍。今回は、キッズ・マネー・スクール代表・三浦康司氏が、これからの時代を生きる子どもに伝えるべき、お金の知恵を分かりやすく解説した『10歳までに身につけたい一生お金に困らない子どものルール』(青春出版社)を一部抜粋・再構成してお届けします
2022年から高等学校の授業に組み込まれる「お金教育」。そこでKIDSNA編集部では0~10歳のお子さんを持つ保護者にアンケートを実施、お金教育についてどのような不安や疑問を持っているのかを調査した。
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「知的好奇心」
KIDSNA Academy
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「自己肯定感」
KIDSNA Academy
東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授に、子どもの脳がどのような順序で成長するのかインタビューしました。
KIDSNA Academy
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただくお悩み相談コーナー。今回は丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄先生が、「子どもへの性教育をどうすればよいか分からない」というお悩みに答えます。
宋美玄(ソンミヒョン)
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回はスペシャルゲストとして花まる学習会代表の高濱正伸先生との対談が実現!「夫婦」をテーマに、価値観の不一致の解決法や子育ての指針を持つことの重要性について、てぃ先生と熱くトークします。
KIDSNA TALK
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。これまでのてぃ先生の名言をまとめました!
てぃ先生
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回は「子どもの困った行動に対する親の接し方」をテーマにてぃ先生とトークします!
てぃ先生