子どもがぐずる経験をしたことがあるママもいるのではないでしょうか。ぐずる理由が分からないときや、ぐずる子どもへの対応に困ると、イライラしてしまうこともあるかもしれません。今回の記事では、子どもがぐずる場面やぐずる理由と対応の仕方、ママがイライラしたときの対処法を体験談を交えてご紹介します。
[関連記事]
子どもが生活のなかでぐずる場面はさまざまなようですが、どのようなときにぐずることが多いのかママたちに聞いてみました。
「出かける前に子どもがテレビを見始めると、出かけようとしてもまだ見たいと泣いてぐずることがあります。朝の忙しい時間にぐずると遅刻してしまうので困っています」(40代ママ)
「着替えをさせようとしても遊びたいとぐずり、靴を履くことも嫌がって仕事に遅刻したことがありました。朝は自分も忙しくてイライラしてしまうことが多いです」(20代ママ)
仕事をしているママにとっては、朝のおでかけ前に子どもがぐずると遅刻してしまうかもとイライラすることもあるようです。
「起こそうとしても、まだ布団から出たくないとぐずることが多いです。夜の寝かしつけが遅くなったときなど、眠いときにぐずります」(30代ママ)
「夜に子どもを寝かしつけようとすると、まだ眠くない、もっと遊びたいとぐずるので、寝る時間が遅くなって困ります」(30代ママ)
子どもは眠いときにぐずることが多いというママの声が多くありました。お昼寝をしなかった日の夕方にぐずる子どももいるようです。
「おもちゃ売り場で遊んでいるときに帰ろうというとぐずるので、なるべくおもちゃ売り場には行かないように買い物をしています」(30代ママ)
「友だち親子と公園に行ってそろそろ帰ろうか、というとまだ遊びたいから帰らないとぐずることがあります」(40代ママ)
楽しいことが終わるときや、中断したときにぐずる子どももいるようです。小さい頃にはぐずらなかったのに、子どもが幼児になってからぐずるようになったこともあるというママもいました。子どものぐずる場面は成長によっても変わってくるのかもしれません。
ぐずる理由は子どもの体調や気分など、場面によっても違うかもしれません。ママたちは子どもがぐずる理由にどのようなことがあると感じているのでしょうか。
「自分の言葉でやりたいことなどの希望や要望を伝えられないときに泣いてぐずるように思います」(30代ママ)
自分の気持ちを言葉にするのは幼児の頃はむずかしいことかもしれません。何がイヤなのかどうしてほしいかなど、ママが代わりに言葉にしてあげると落ち着く場合もあるかもしれません。
「自分の思い通りにならなかったり、欲しいものが手に入らなかったり、要望を叶えてほしいときにぐずる気がします」(40代ママ)
お店でお菓子を買ってほしいとぐずるときは、買い物に行く前に子どもと約束をするというママもいました。幼児くらいになると「今日は買わない約束したよね?」と話せば約束を守ってくれそうですね。
「着替えやご飯の時間にぐずるのは、ママにやってほしい、手伝ってほしいという甘えたい気持ちからぐずるのかなと感じています」(30代ママ)
子どもはママに甘えたいときにぐずることもあるようです。忙しいと、ぐずる子どもにイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、子どもの願いを聞いて甘えさせることで機嫌が直るというママの声もありました。
ぐずる子どもにイライラしてしまう、ぐずったときはどう対応すればよいのかと悩むママもいるかもしれません。実際にママたちはぐずる子どもにどう対応しているのでしょうか。
「子どもがぐずるときに怒るとますます泣いてしまい、逆効果だと感じました。大泣きしてぐずるときは子どもが落ち着くまで少し待って話をしています」(30代ママ)
子どもがぐずるときは周りの声も聞こえないほど泣く場合もあるのではないでしょうか。子どもの泣き声につられて、つい自分の声も大きくなってしまったというママの声もありました。子どもが落ち着く時間を作ってから話してみるとよいかもしれません。
「手遊びをしたり、子どもの好きな歌を流したりして気をそらせるようにしています。最初は泣いていても、だんだん機嫌がよくなることもあります」(30代ママ)
「子どもがぐずるときは外で遊ぼうと誘ったり、抱っこしてお散歩をしたり環境を変えています。自分の気分転換にもなっています」(30代ママ)
場所を変えたり、子どもが好きなことをしたりして気をそらせているママもいるようです。楽しいことに子どもの気が向けばぐずったことを忘れてくれる場合もあるかもしれませんね。
「そうだね、イヤだよね。と泣いている子どもの言葉を代弁するようにしています。泣きながらうなずいて子どもも落ち着いてくれました」(30代ママ)
ぐずる子どもの要望をすべて叶えることは、子育てをするママとして難しいことですよね。泣いている子どもの気持ちに寄り添うことで気持が落ち着くこともあるようです。子どもは、ママが気持ちを分かってくれることで安心するのかもしれません。
ママに話を聞くと、子どもがぐずるときはついイライラしてしまい反省するという声がありました。実際にイライラしたときの対処法として、ママたちはどのようなことをしているのでしょうか。
「ぐずる子どもにイライラしたときは、子どもと違う部屋に入って自分の気持ちを落ち着かせました」(30代ママ)
怒ってしまいそうなときや口調が強くなってしまいそうなときは自分がいる環境を変えるとよいかもしれませんね。落ち着いて一度深呼吸をしてから子どもに話しかけてみてはいかがでしょう。
「イライラすることが続いたときは、休日にパパに子どもを預けて1人で外出しています」(30代ママ)
なかなか自分の時間を作れないママにとって、1人の時間があると気分転換にもなりそうですね。イライラ対処法の一つとして、家族に協力してもらうことも考えてみるとよいかもしれません。
「同じ年齢の子どもを持つママ友や、旦那さんに話を聞いてもらいます」(20代ママ)
イライラしないようにしても、毎日子どもと過ごすママにとっては難しい場合もあるのではないでしょうか。同じ悩みを持つ友だちや、近くにいる旦那さんに本音や愚痴を聞いてもらうとイライラが解消できるかもしれませんね。
子どもがぐずる理由や生活の中でぐずる場面はさまざまなようです。朝、子どもがぐずると遅刻しそうになったり、幼児になってぐずる理由が変わってきたりと、毎日子どもと過ごすママにとっては、イライラしたり、対応に困ることもあるかもしれません。
自分のイライラへの対処法も見つけながら、子どもに合わせた対応ができるとよいかもしれませんね。
2018年03月11日
まもなく訪れる子どもと過ごす冬休み。控えていた帰省や旅行を「今年こそは」と計画している方も多いのではないでしょうか。その際、気になるのが電車やバスなどの公共交通機関、旅先の旅館やホテル、レストランなどを利用するうえでの子どものマナーです。外出先で自身も嫌な思いをしないために、「こんなときどうしたらよいだろう」「こうした方がよいかな」と感じたことを体験談を踏まえて、場所やシーン別にまとめてご紹介します。
子どものしつけで悩んだことがない保護者はいないでしょう。約束を守らない、マナーが悪い、人を傷つけるなどの子どもの行動には、つい感情的に怒ってしまうこともあるかもしれません。今回はどのようなことでしつけを難しいと感じるのか、そんなときにどう対応しているかなど、保護者の声をまとめました。
KIDSNA編集部が選ぶ、子育てや教育に関する話題の書籍。今回は、キッズ・マネー・スクール代表・三浦康司氏が、これからの時代を生きる子どもに伝えるべき、お金の知恵を分かりやすく解説した『10歳までに身につけたい一生お金に困らない子どものルール』(青春出版社)を一部抜粋・再構成してお届けします
2022年から高等学校の授業に組み込まれる「お金教育」。そこでKIDSNA編集部では0~10歳のお子さんを持つ保護者にアンケートを実施、お金教育についてどのような不安や疑問を持っているのかを調査した。
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「知的好奇心」
KIDSNA Academy
子どもの能力や学力を伸ばすために、保護者ができることは?KIDSNA編集長・加藤の質問に、東北大学で加齢医学を研究する瀧 靖之教授が「脳科学」の視点から回答!今回のテーマは「自己肯定感」
KIDSNA Academy
東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授に、子どもの脳がどのような順序で成長するのかインタビューしました。
KIDSNA Academy
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただくお悩み相談コーナー。今回は丸の内の森レディースクリニック院長の宋美玄先生が、「子どもへの性教育をどうすればよいか分からない」というお悩みに答えます。
宋美玄(ソンミヒョン)
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回はスペシャルゲストとして花まる学習会代表の高濱正伸先生との対談が実現!「夫婦」をテーマに、価値観の不一致の解決法や子育ての指針を持つことの重要性について、てぃ先生と熱くトークします。
KIDSNA TALK
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。これまでのてぃ先生の名言をまとめました!
てぃ先生
子育てに関するママパパのさまざまなお悩みに、現役保育士のてぃ先生とKIDSNA編集長・加藤が赤裸々にトークするKIDSNA TALK。今回は「子どもの困った行動に対する親の接し方」をテーマにてぃ先生とトークします!
てぃ先生