両親が高齢、介護が必要な祖父母がいるなどの理由で、里帰り出産がむずかしい方もいるかと思います。初めての出産のあとの赤ちゃんのお世話に悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、実家に帰らずに出産後の時期を乗り切った体験談をご紹介します。
筆者は現在、子育てをしながらKIDSNAでライターをしています。実家の両親が60歳をすぎていて90歳間近の祖母も一緒に住んでいるので、私は始めから「里帰り出産をせず、産後も実家に頼らない」と決めていました。
出産後の産院のベッドでは、産褥期(さんじょくき)をどうすごそうとスマホで情報収集する毎日でした。そして「家事をするならバウンサーが必要かも」とネット注文し、退院予定日に自宅へ届くように手配。便利な世の中なので、ネットなどを駆使して乗りきることにしました。
読者のみなさまの中にも、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて家事との両立を試行錯誤しているママもいるかと思います。私の体験が少しでも参考になれば、という思いからこの記事を書くことにしました。
退院後はまだ体調が万全ではなく、思うように動けないこともあると思います。体力的にできない時はできないと割り切り、ひとりですべてを完璧にこなそうと意気込まないように心がけました。
たとえば、家事をする時はできるだけイスに座り、立ち仕事の回数を減らして体力を温存しました。そして、赤ちゃんが寝ている時はなるべく一緒に寝ていました。睡眠不足だと判断が鈍ったり、ついイライラしてしまったりします。寝られる時にしっかり寝ると、家事の効率も上がるのではないでしょうか。
掃除機を使うのが大変だと感じる時は、フローリングならフロアシートでそうじすると、手軽にできて便利です。掃除機の音で赤ちゃんを起こすこともありません。
水まわりは、毎日そうじしなくていいように工夫をしていおくと気持ちが楽になります。お風呂はカビが生えにくくなる燻煙剤を焚き、トイレは据え置き型の洗浄用具を使い、できるだけそうじの回数を減らすように考えました。
朝と昼の食事は、すぐ食べられるヨーグルトやフルーツグラノーラ・バナナ・納豆などシンプルな食事が多かったです。とはいえ母乳育児だったので、水分や栄養を意識的にとるように心がけました。
夜ごはんのメニューは、簡単に作れるものをメイン料理にしました。数時間漬けて焼くだけのお肉やお魚、どんぶり系の料理の出番が増えました。調理には時短を心がけ、電子レンジもよく活用していました。メニューはメイン料理とお味噌汁、副菜のおかずはお惣菜などを利用することもありました。体調がすぐれず料理ができない時は、夫にお弁当の購入をお願いすることもありました。
赤ちゃんのうちは、夜中に授乳することも多く十分に睡眠がとれないので、すべてひとりでやろうとはせず、できるだけ無理しないことが大切だと思います。
料理の食材は、赤ちゃんが寝ているあいだにネットスーパーで注文していました。当日届くというサービスがとても便利でした。広告の品をチェックできるネットスーパーもおすすめです。
おむつやおしりふきなどは、ネットショップで箱で注文。定期的に届けてくれるサービスにすると経済的かもしれません。赤ちゃんがいる人向けの特典があるショップもあるので、調べておくといいと思います。
育児グッズもいろいろありますが、実際に使ってみて私が助かったと感じたものを紹介します。すべての人にあてはまらないと思いますが、参考にしてみてくださいね。
リクライニングできるタイプのバウンサーを購入しました。家事をしている時に、すぐ近くで赤ちゃんを見られるので、とても重宝しました。お風呂に入る時も、お風呂の入口に赤ちゃんを寝かしておき、様子を見ながら入ることができたので助かりました。
赤ちゃんが成長すると自分でバウンサーを揺らせるようになり、ごきげんでいてくれることも多かったです。さらに成長したら、リクライニングしてイスのかわりにもなりました。
ベッドや床置きができるメリーを使っていました。バウンサーに飽きて退屈そうにしている時などに使用すると、より楽しんでくれたようでした。ぐずっている時にメリーを使うと機嫌がなおることが多かったので、うちではよく使っていました。
出産祝いにいただいたものがあったので、使用してみました。最初はなくても平気だと思いましたが、夜間の授乳で疲れている時などに赤ちゃんを支えるのに少し楽に感じました。自分が休む時などにも使えたので、あってよかったです。
もともと、小型の防水付きのスピーカーを持っていたのですが、この時期によく使っていました。赤ちゃんの寝かしつけにオルゴール音楽を流したり、家事をしながら気分転換するのによかったです。電話でも使える設定にしていたので、家事をしながら通話できることが便利でした。無くてもいいものかもしれませんが、個人的にはあってよかったと感じたもののひとつです。
他にも、料理宅配サービス・家事代行サービスなど、今は便利なものがたくさんあります。市や区で行っているサービスならより安心して利用できるかもしれませんね。そして、夫婦間でも家事と育児のことを話し合い、協力し合えると負担も少なくなるでしょう。赤ちゃんのお世話だけでも大変な時期は、自分に合ったやり方で工夫して、がんばりすぎないように乗りきれたらいいですね。
2017年02月13日
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