こちらの記事も読まれています
妊娠中に引越しが決まったら。母子手帳や補助券、助成金などの手続き方法
妊娠中に引越しをするとき、母子手帳や、妊婦への助成金のひとつとして配布される妊婦健診の補助券はそのまま使えるのか知りたいこともあるかもしれません。今回は、妊娠中にいつ引越しをしたか、母子手帳や補助券の手続きと転院するときの手順、引越しするときに意識したことを体験談を交えながらご紹介します。
妊娠中に引越ししたのはいつ?
パパが転勤になったときなど、妊娠中に引越しをするママもいるかもしれません。体調が変わることもある妊娠中は、いつ引越しをするのがよいのか気になるときもあるのではないでしょうか。実際に、妊娠中のママたちはいつ引越しをしたのでしょうか。
「妊娠3カ月のときに夫の転勤が決まりましたが、私のつわりがひどく引越しの作業が難しかったため、夫には2カ月ほど新幹線通勤をしてもらいました。つわりが治まった妊娠5カ月のときに、引越しました」(30代ママ)
「アパートが狭かったので、妊娠8カ月頃の契約更新のタイミングで引越しました。あらかじめ引越しすることを決めていたので、体調のよいときに早めに荷造りをしていました」(30代ママ)
妊娠中に引越しをする時期は、引越しする理由やママたちの体調などによってさまざまなようです。自分で引越しをする時期が選べる場合は、妊娠中の体に負担をかけないように、体調のよい時期を選ぶとよいかもしれません。
母子手帳や補助券の手続きはどうする?
妊娠中に引越しをするとき、母子手帳や、助成金のひとつとして配布される妊婦健診の補助券が引越し先でも使えるのか気になるママもいるかもしれません。実際に、母子手帳や妊婦健診の補助券には手続きが必要だったのか聞いてみました。
母子手帳
「母子手帳を新しいものに交換する必要があるのか気になり、市役所に相談してみました。今使っている母子手帳をそのまま使えるとわかったので、同じものを使い続けました」(30代ママ)
母子手帳のデザインやサイズは市町村によって異なるようですが、内容は全国共通のため、引越し先でも同じ母子手帳を使うことができるようです。引越し先の住所などがわかり次第、母子手帳の自分の住所欄と、病院の連絡先を書き直したというママの声もありました。
妊婦健診の補助券
「妊娠中に引越しをしました。同じ市内での引越しだったため、妊婦への助成金の内容も変わることがなく、配布されていた妊婦健診の補助券はそのまま使用できました」(20代ママ)
「違う市に引越す場合は、もらっていた妊婦健診の補助券が使えなくなる場合があると知りました。引越し先の市の母子手帳を交付する窓口に、母子手帳と妊婦健診の補助券の残り、印鑑を持参し、その場で新しい補助券に交換してもらいました」(30代ママ)
妊娠中に、助成金のひとつとして配布される補助券は、市町村によって助成金額や内容が異なる場合もあるかもしれません。別の市町村に引越す場合には、市役所などの窓口で新しい補助券に交換してもらう必要があるようです。転院先で妊婦健診を受ける前に、新しい補助券に変更する手続きができるとよいかもしれません。
転院するときの手順
引越しする場所が遠い場合など、転院を考えるママもいるかもしれません。産院を転院するときは、どのような手順で手続きを進めるとよいのでしょうか。
転院先の情報を集める
「引越し先の土地勘がなかったので、公共交通機関を利用して通院できる産院を選ぼうと思い、インターネットで転院先を探しました。産院の情報もまったくなかったので、早めに情報を集めるようにしました」(30代ママ)
「妊娠後期に入ってから、急に引越しが決まりました。今からでも妊婦健診を受けつけてくれる産院を探そうと思い、直接電話をして探しました」(30代ママ)
ママたちは、引越しが決まって転院するとき、インターネットや電話などで、自分の希望にあった産院の情報を集めたようです。引越し先に友人が住んでいたので、どこの産院が評判がよいかを聞いてみたというママの声もありました。
分娩予約をする
「転院したい産院が決まったら、すぐに電話で分娩予約をしました。早めに予約ができたので、引越し後も転院先ですぐ健診が受けられました」(30代ママ)
人気のある産院や、引越し先の産院の数が少ない場合、分娩の予約が取りにくいこともあるかもしれません。転院したい場所が決まったら、早めに分娩の予約までできるとよいかもしれません。転院したい産院に見学にいき、その場で分娩予約をしたというママの声もありました。
紹介状を書いてもらう
「引越しで、産院を転院することになったとき、通っていた産院の先生にお願いし、紹介状を書いていただきました。紹介状を用意しておくと転院もスムーズにできました」(30代ママ)
産院によっては、転院をするとき紹介状が必要な場合もあるかもしれません。引越しが決まって転院をするときは、早めに通っている産院に連絡し、紹介状を用意できるとよさそうですね。
妊娠中に引越しするときに意識したこと
妊娠中に引越しをするときは、体調によって普段と同じように引越しの準備を進められないこともあるかもしれません。ママたちは、妊娠中に引越しするときにどのようなことを意識していたのでしょうか。
重いものを持たない
「お腹が大きくなってきたこともあり、動きにくさを感じることもありました。体に負担をかけたくなかったので、重いものを持たないようにしました」(30代ママ)
妊娠中の引越しでは、体調を考えて、重いものを持たないようにしたというママがいました。重いダンボールの移動は夫にお願いして、自分は座ってできる荷造りをしたというママの声もありました。
長時間の作業はさける
「つわりがあったこともあり、長時間の作業はさけるようにしました。体調のよいときに、毎日少しずつ荷造りをしていました」(20代ママ)
妊娠中は、体調が変化しやすいこともあるようで、長時間の作業をさけていたというママもいました。体に負担がかからないよう、休憩をこまめにとるように気をつけるとよいかもしれません。
家族や引越し業者にお願いする
「引越しのときには、平日は近所に住む両親に、土日は夫に荷造りを協力してもらいました。私はその間に体を休めることができたので助かりました」(30代ママ)
「妊娠中に引越しをしたときは、引越し業者に荷造りをお願いしました。食器や洋服など、すべて荷造りしてもらえてよかったです」(30代ママ)
家族や引越し業者に、荷造りなどをお願いしたというママもいるようです。すべて一人でやろうとせず、周囲に協力を依頼することも、妊娠中の引越しでは大切なことかもしれません。
妊娠中の引越しは無理をしないように
妊娠中に引越しをするとき、母子手帳など、どのような手続きが必要なのか知りたいママもいるかもしれません。妊娠中に助成金のひとつとして配布される妊婦健診の補助券は、引越し先によって新しいものに変更する必要があるようです。
産院を転院するときは、紹介状の用意や分娩予約など早めにしておくとよいかもしれません。妊娠中の体に負担をかけないように気をつけながら、引越しができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年8月16日時点で作成した記事になります。