「健康が気になるあなたに、オーガニック野菜をどうぞ」では全然ダメ…顧客にズバッと刺さる言い換え文例
顧客が本当に求めているのは「商品のスペック」ではない…
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自社商品の魅力を顧客にしっかりと伝えるにはどうすればよいか。みらいマーケティング本舗の堀野正樹さんは「商品の魅力を伝えるためには、『お客様が本当にほしいもの』を見つけることが大切だ。それを見つけるためには『なぜ?』を3回繰り返すとよい」という――。 ※本稿は、堀野正樹『マーケティング偏差値を高めて売上アップにつなげる ひとりマーケターの教科書』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。
「Iメッセージ」から「Youメッセージ」へ
商品メッセージが「自社目線」になっていませんか? 顧客が本当に知りたいのは「自分にどんなメリットがあるのか」に尽きます。この節では、顧客視点に立った効果的なメッセージのつくり方を具体例と共に解説します。
あなたの商品説明、「Youメッセージ」になっていますか?
商品メッセージを考える際、伝え方には大きく2種類あります。「Iメッセージ」と「Youメッセージ」です。この違いは、企業が何を優先して伝えているかによって分かれます。
なぜ、Youメッセージが重要なのか?
Youメッセージが重要な理由、それは顧客が商品やサービスを選ぶ際、自分の生活や仕事を改善する価値を感じるからです。Iメッセージでは「それが自分にとってどう役立つのか」が伝わらないため、購買意欲を刺激しにくくなります。
一方Youメッセージは、顧客の視点に立ち、「この商品を使うと自分にとってどんな未来が待っているのか」を具体的にイメージさせる効果があります。顧客が自分自身の課題解決や理想実現を強く想像できるほど、商品への関心が高まり、購買行動につながりやすくなります。
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