「喧嘩がない家庭=理想の姿」とは言えない…二人の会話を聞けばすぐにわかる家庭崩壊間近の夫婦の特徴

「喧嘩がない家庭=理想の姿」とは言えない…二人の会話を聞けばすぐにわかる家庭崩壊間近の夫婦の特徴

トラブル回避のカギは「パートナーの意見」

夫婦円満の秘訣は何か。夫婦関係コンサルタントの山本久美子さんは「『喧嘩しない=うまくいく夫婦』ではない。夫婦を語る時の主語を聞くと、その過程がうまくいくかどうかわかる」という――。(第2回) ※本稿は、山本久美子(じママ)『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』(講談社)の一部を再編集したものです。

「喧嘩しない=うまくいく夫婦」ではない

「うまくいく夫婦」と聞いて、どんな夫婦を思い浮かべますか? 喧嘩をしない夫婦、笑顔が溢れている夫婦等、人によって定義は様々だと思います。

ここで興味深いデータをご覧に入れましょう。こちらは20代〜60代の男女各250人に行った、夫婦喧嘩をするか否かのアンケート結果です。

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出所=『人生が圧倒的にラクになる! 夫婦ONE TEAM思考』

なんと「喧嘩をしたことがない」「めったにしない」という人が半数以上いることがわかりました。皆さんは、この結果をどう捉えますか? 私の見解はこうです。

「喧嘩しない=うまくいく夫婦」ではない。

お互いに意思疎通が取れていて、建設的な話ができているから喧嘩にならない場合もあると思いますが、単に喧嘩回避をしたいからと、自分の意見を飲み込んでいるケースもかなり多いと、過去の相談実績から感じています。

本書で定義する「うまくいく夫婦」とは、「人生がうまくいく夫婦」です。二人でタッグを組んで人生が好転していく夫婦と考えれば、その関係性がいかに強固なものか想像に難くないでしょう。

入籍前に夫から言われたこと

私たち夫婦も、ワンチーム思考を持ちながら夫婦マネジメントを継続したおかげで人生が好転しました。

私たち夫婦も最初からうまくいっていたわけではありません。私は自分の意見を言おうとすると泣いてしまうタイプだったので、本音を伝えることに葛藤もありました。

なので夫と共に一進一退、対話を重ねながら、「夫婦ワンチーム」を構築していきました。その結果、家族・お金・時間・健康、すべてにおいて「良い」と言える状態に辿り着くことができたのです。

ここでは、私たち夫婦がこの9年間進んできた道のりを例にあげながら、なぜワンチーム思考だと夫婦がうまくいき、人生が好転していくのかを、理由を通じてお伝えしていきます。

日本には周囲への気遣いを美徳とする文化があり、本音と建て前を使い分けることが良しとされます。だから他人に遠慮する場面が多く、ストレスをためがちです。私も、他人は自分とは違うし、家族でも恋人でも夫婦でも、気遣うのは当然のこととして生きていました。

そんな入籍前のある日、夫から「外で仕事を頑張る分、家ではリラックスしたい。だからお互いに協力して、家を二人の安全地帯にしよう」と言われました。

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2025.08.23

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