「牛乳だけ」よりずっと効果的…医師「必ず一緒に摂って」と断言、骨を強くする"スーパーで買える食材"

「牛乳だけ」よりずっと効果的…医師「必ず一緒に摂って」と断言、骨を強くする"スーパーで買える食材"

「牛乳を毎朝飲んでいるのに骨折した」と嘆く患者が後を絶たないワケ

健康を保つにはどんなことに気を付けたほうがいいか。『人は背中から老いていく』(アスコム)を書いた、順天堂大学医学部の野尻英俊先任准教授は「骨を丈夫にするために牛乳を飲んでいる人がいるが、牛乳だけを飲んでも骨は強くならない。カルシウムやたんぱく質も重要だが、あまり意識されていない重要な栄養素がある」という。医療・健康コミュニケーター高橋誠さんが聞いた――。

「牛乳を飲んでいれば安心」は本当か?

「背中の丸まりは死亡リスクを約2倍に高める」──そんな衝撃的な研究結果もあります。背中の老化は、単なる見た目の変化ではなく、“命に関わる問題”なのです。

そして今回のテーマは、「背中の老化を防ぐために、何を食べればいいのか?」という栄養の話です。「骨にはカルシウム、筋肉にはたんぱく質」と思って、牛乳やお肉をしっかり摂っている方も多いでしょう。もちろん、それは基本として正しいのですが、実はもうひとつ、見落とされがちな栄養素があります。

それがビタミンDです。背中の筋肉と骨をしっかり保つには、この栄養素の“サポート力”が欠かせません。今回は、そのビタミンDに注目していきます。

多くの人が「骨にはカルシウム、だから牛乳」と思い込みがちですが、それだけでは骨折予防には不十分です。実際、骨の形成や維持には、カルシウムと並んでビタミンDやビタミンKの働きが欠かせません。

カルシウムをしっかり摂っていても、ビタミンDが不足していると、腸からの吸収が十分に行われず、骨への取り込みも進みにくくなります。私の外来でも、「毎朝ヨーグルトや牛乳は摂っているのに骨折した」と驚かれる患者さんは少なくありません。

大切なのは「カルシウムを摂れば安心」ではなく、「ビタミンDとセットで骨を守る」という視点です。牛乳はもちろんよい食品ですが、それに干ししいたけや魚、きくらげ、しらす干しなどを組み合わせることで、骨を支える栄養バランスが整っていきます。

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2025.07.08

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