雨の大阪万博で愛子さまは即座に傘を持ち替えた…皇室研究家が確信した「国民統合の象徴」に近い存在感
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5月8日と9日に、天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまが、大阪・関西万博を視察された。神道学者で皇室研究家の高森明勅さんは「敬宮殿下(愛子さま)のご発言、ご表情、しぐさ、立ち居振る舞いの優美さは、飛び抜けており、ご公務を通じて存在感がますます大きくなっている」という――。
※写真はイメージです
ご公務で広く伝わる愛子さまの輝きと存在感
天皇、皇后両陛下のご長女、敬宮(愛子内親王)殿下の輝きと存在感が、近ごろますます大きくなっている。これは、殿下がご公務などで人々の前にお姿を現されるたびに、等身大で自然体の敬宮殿下の魅力が、より広く伝わるためだろう。
敬宮殿下が、まさにそのお名前とご称号の通りに、多くの国民から愛され、敬われるのは、ことさら飾ろうとせず、ありのままでありながら、内面からにじみ出る誠実さ、お優しさ、ご聡明な品格の高さが、人々の心を打つからにほかならないだろう。
万博の会場で起きた「愛子さまフィーバー」
先ごろの関西万博へのお成りの際は、図らずも「愛子さまフィーバー」が起きた。
敬宮殿下は5月8日・9日の両日にわたって、万博をご訪問になった。初日に純白のスーツ姿でお出ましになった敬宮殿下を一目見ようと、大勢の人たちが集まった。
大屋根リングで説明を受けられる殿下のお姿は、地上からはるかに遠く、小さくしか見えない。それでも驚くほど多くの人が詰めかけ、スマートフォンを片手に持って、下から熱心に見上げていた。
この時には、人気パビリオン前の長い行列も、人々が敬宮殿下の方に移動したために、並んでいる人が少なくなったという話も耳にした。
今回の万博へのお出ましでの敬宮殿下のなさりようから、人々が殿下に敬愛の気持ちを寄せる理由の一端が、見えてくる。