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主婦が就職に向けて取得する資格の選び方とは
実際に取得した資格は?
子どもに手がかからなくなってきたことなどをきっかけに、就職に向けて資格の取得をしようと考え始める主婦の方もいるのではないでしょうか。今回は、資格を選ぶときに意識したことや主婦から就職を目指したママたちが実際に取得した資格、資格のアピールの仕方について体験談を交えてご紹介します。
主婦が就職を目指すとき
結婚や出産を機に専業主婦になったママのなかには、子育てが落ち着いてきたことで就職について考え始める方もいるのではないでしょうか。
しばらく仕事から離れていた主婦が就職活動をするときに、どのような資格が使えるのか気になることもあるかもしれません。
そこで今回は、資格を選ぶときに意識したことや実際にママたちが取得した資格についてご紹介します。
資格を選ぶときに意識したこと
就職に向けて取得する資格を選ぶときに、意識したことについて聞いてみました。
どのような仕事に使える資格なのか
30代ママ
主婦が就職を目指して資格を選ぶときは、まず自分がどのような仕事に就きたいのかを考えることが大切かもしれません。希望する職種の募集要項欄で、どのような資格が活かせそうなのかを確認してから、実際に資格を取得したというママの声もありました。
取得可能かどうか
40代ママ
転勤で引っ越してきたため子どもの預け先がなく、学校に通ったり長時間の実習があったりする資格を取得することは困難でした。自分が興味をもった資格のなかから、物理的に取得可能かどうかを意識して選ぶことも大切だと思います。
資格取得に向けて勉強を始めた後に、時間や費用の問題で取得できなかったということがないように、資格取得までの過程について確認しておくとよいかもしれません。
ママのなかからは、子どもがいて学校に通うことが難しかったため、通信教育で資格を取得したという声も聞かれました。
実際に取得した資格は?
実際に、主婦から就職を目指したママたちが選んだのは、どのような資格だったのでしょうか。
医療事務
40代ママ
夫が転勤のある仕事だったので結婚を機に一度仕事を辞めましたが、子育てが落ち着いてきたので就職に向けて医療事務の資格を取得しました。病院は全国にあるので、転勤があっても医療事務の資格とスキルを活かしてずっと仕事を続けられています。
医療費の計算や患者さんの対応などを行う医療事務の資格を取得して、就職活動に役立てたという声がありました。
主婦から就職して仕事を始めたママのなかには、医療事務の職場となる病院やクリニックはさまざまな場所にあるため、自宅から近い職場を選びやすかったという声も聞かれました。
簿記
30代ママ
経理事務の仕事に就きたかったので、主婦業をやりながら簿記の資格を取得しました。半年前から資格取得に向けての勉強を始めて無事合格できたので、子どもが入学して落ち着いたら経理事務の面接にチャレンジしようと思っています。
経理職への就職を考えて簿記の資格を取得した主婦の方もいるようです。経理の部署は基本的にはどこの会社にもあるため、就職先の選択肢の幅が広げやすくなるかもしれません。
簿記の資格を取得した方のなかからは、費用面を考えてスクールに通うのではなく、市販の教材を使用して独学で勉強したという声も聞かれました。
登録販売者
40代ママ
薬局だけではなくスーパーやコンビニなどでの医薬品販売が始まったときに、登録販売者の資格について知りました。未経験でしたが、一から資格取得に向けて勉強を始めています。
身近にあるドラッグストアなどへの就職を目指して、登録販売者の資格を選んだ主婦の方もいるようです。
登録販売者の資格を持っていると薬のアドバイスをすることができ、人から頼りにされることがやりがいにつながっているという声もありました。
FP(ファイナンシャルプランナー)
40代ママ
金融系の仕事に就きたかったので、FPの資格を取得しました。私が就職した銀行では、面接を受ける上での必須条件にはなっていませんでしたが、主婦業をしながらFP資格を取ったことで熱意を感じてもらえたと思います。
金融機関などで資産相談に関する専門家として働きたいと考える主婦の方は、FPの資格を取得するのものよいかもしれません。
資格を取得したことで得た知識と主婦ならではの目線を交えて、自分自身のライフプランを設計したり家計の見直しを図ったりして、その内容を面接で話したという声もありました。
取得した資格のアピールの仕方
履歴書や面接で、資格についてどのようにアピールしたのかをママたちに聞いてみました。
履歴書に書くとき
30代ママ
祖母の介護を手伝った経験を活かした仕事に就きたいと考えて、介護の資格を取得しました。履歴書に書くときは、資格を取得して得た知識を、現場でどのように活かしていくのかを具体的に書くことを意識するとよいと思います。
資格を取得することで得た知識や感じたことなどを踏まえて、職場でどのような働きができるのかを具体的に書くことを意識するとよいかもしれません。
資格取得に向けて勉強中の場合でも「〇〇資格を取得するために勉強中」などと書いて、熱意をアピールしたという声もありました。
面接時
30代ママ
資格を取得した理由やきっかけなど履歴書には書ききれなかったことを、自分の言葉で話しました。就職するために、どのようなことを考えてどう行動したのかを伝えることが大切だと思います。
面接のときには、なぜその資格を取得したのかなど履歴書には書ききれなかった部分を、自分の言葉で相手に伝えたという声もありました。
資格を取ったという事実だけではなく、資格取得に向けて何を考えてどう取り組んだのかという部分を、しっかりと伝えることもポイントなのかもしれません。
取得した資格を就職に役立てよう
主婦が就職に向けて資格を取得するときは、どのような仕事で使える資格なのかや、自身の生活スタイルのなかで取得可能なのかどうかを考えて選ぶとよいのかもしれません。
就職を目指して資格を取得した主婦の方々は、就職先の選択肢の幅が広がりそうな資格や自分の得意なことを活かした資格など、それぞれにあったものを選んだようです。
取得した資格を履歴書や面接でアピールするときは、資格をどのように活かせるのかや資格を取った経緯などを、具体的な内容で伝えることも大切かもしれません。
自分にあった資格を取得して、就職に役立てられるとよいですね。
前職で会計事務の仕事に就いており元々簿記の資格を持っていたので、再就職するときは会計事務のスキルを活かした仕事に就きたいと考えていました。希望する職種がはっきりしていたので、さらに難易度の高い簿記の資格を取得して就職活動に備えました。