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共働きするならパートか正社員か。ママにきく、選んだ理由
家計の状況や家事分担など意識したポイント
将来に向けた貯金や生活費など家計のために共働きをする場合に、パートか正社員かどちらを選べばよいか悩むママもいるのではないでしょうか。今回は、パートになりたい場合と正社員を選んだ場合のそれぞれの理由と、夫婦での家事分担や働く目的など共働きする上でのポイントについてママたちの体験談をご紹介します。
共働きの場合はパートか正社員どちらを選ぶ?
専業主婦をしているママのなかには、子どもの入園や入学をきっかけに働き始める方もいるのではないでしょうか。また、マイホーム購入など家計の出費が増えたことがきっかけで、家計の収入や貯金を増やすために共働きを考えるママもいるかもしれません。
子どもが小さい場合は、パートになりたいと考えるママもいるようです。共働きをするママたちは、パートになるか正社員になるかをどのように決めていたのでしょう。
パートを選んだ理由
共働きでパートをしているママたちに、パートになりたいと考えた理由を聞いてみました。
子育てとのバランス
「子どもとすごす時間や家事の時間とのバランスを考え、勤務時間の短いパートを選びました。現在の職場は子育て経験のあるママが多いので、子どもの病気などで急な休みが必要になったときも配慮してもらっているように思います」(20代ママ)
パートになりたい理由として、子どもがまだ小さいため子育てとのバランスを考えたという声が聞かれました。実際にパートをしていて子どもの行事など、家庭の予定にも勤務スケジュールをあわせやすいと感じたママもいるようです。
また、子育てするなかで仕事と家庭の割合を見直して、正社員からパートに変えたというママの声もありました。
未経験でも始めやすい
「前職はサービス業で土日休みがなかったので、出産後は事務など土日が休みの仕事をしたいと思いました。パートだと、未経験でも働ける求人募集が多かったので、希望する勤務時間の仕事を見つけて応募できました」(30代ママ)
未経験の仕事をしたいとき、パートの方が始めやすいと感じるママもいるようです。前職とは違う分野や仕事と関連する資格を持ってない場合でも、パートという形で希望の仕事に就けたというママの声がありました。
柔軟な働き方
「社員への登用制度があるパートの仕事を選びました。今は短時間のパートですが、子どもが大きくなったら同じ職場で正社員として働きたいと思っています」(30代ママ)
子どもの成長や生活の変化にあわせて、パートのシフトをフルタイムに変えることや、社員への登用制度を利用したいと考えているママもいるようです。パートになる場合は、勤務先が取り入れている制度を確認することもポイントかもしれません。
正社員を選んだ理由
共働きで正社員として働いているママたちに、正社員を選んだ理由を聞いてみました。
収入
「子どもが小学校に入ったことをきっかけに、将来のために子どもの教育費などを計画的に貯蓄をしていきたいと思い正社員の仕事を選びました」(30代ママ)
昇給や手当、ボーナスなどがある場合もあり、より多くの収入につながりそうという理由から、共働きで正社員を選ぶママもいるようです。正社員になった場合、夫婦で生活費を出す割合は半々という声や、光熱費など毎月決まった項目を決めて支払うというママの声もありました。
福利厚生
「正社員は有給休暇や育児手当など、福利厚生も充実しており安心して働けそうだと思いました」(20代ママ)
長く安定して働きたいという理由から、共働きで正社員を選ぶママもいるようです。福利厚生が整っていることや正規雇用であることから、長く働けそうだと思ったというママの声も聞かれました。
キャリアアップ
「正社員の仕事を通して、昇進や新たなプロジェクトを任されるなど経験を積んでいくことで自分が成長できるように思います。今後もし転職を考えるようになったときのためにも、より多くの経験をしてスキルをつけたいと思いました」(30代ママ)
スキルを磨きたい場合やキャリアを積んで成長したいという理由で、正社員として働くことを選んだママもいるようです。責任のある役職についたことで、さまざまな経験ができ、モチベーションにつながったというママの声もありました。
働き方を選ぶときに意識したこと
パートや正社員など働き方をを選ぶとき、ママたちはどのようなことを意識して決めたのでしょうか。
働く目的
「出産後、自分も社会と接点を持ちたいという気持ちが芽生え、子どもの入園と同時に近所の飲食店でパートを始めました。徐々に子育てが落ち着いて自分の興味のある分野で働きたいと考えるようになり、今は正社員で美容の仕事をしています」(20代ママ)
家計の収入を増やすためやスキルを磨くため、社会との接点を持つためなどママたちの働く目的はさまざまなようです。子どもの年齢や環境の変化で、働くことへの目的も変化する場合もあるかもしれません。定期的に自分の目的を見つめ直すことで、モチベーションをもって働くことにもつながりそうですね。
家族の協力や環境
「夫も共働きに賛成しており家事などもしてくれていたのですが、転勤が多い仕事だったのでパートの仕事を選びました。面接でも転勤する可能性があることは伝えるようにしていました」(30代ママ)
共働きとなるときは、子育てや家事について、家族の協力がより大切になるかもしれません。正社員やパートで働き始めることをきっかけに、家事を分担する割合について夫婦で話し合ったママもいるようです。
扶養範囲
「扶養の範囲を超えた場合の住民税や所得税のことが気になりました。今はパートの仕事で、給与が扶養範囲内に収まるようシフトを調整して働いています」(20代ママ)
税金など家計の支出が増えることを考え、扶養範囲内で働きたいと考えるママもいるようです。パートの収入が増えて扶養の範囲を超えそうになったため、結果として正社員で働くことを決めたというママの声もありました。
柔軟に働き方を考えよう
共働きを考えるとき、子どもの年齢などママ世代、働く目的によって、パートになりたいか正社員として働きたいかの割合は変わってくるようです。生活費の足しにしたいときや、将来に向けた貯金のために、できる範囲で仕事をしたいと考えるママもいるかもしれません。
実際に共働きをしているママたちからは、パートは子育てとのバランスがとりやすいことや、未経験の仕事でも始めやすいといった声もありました。
夫婦で家計の支出や家事との両立についても相談しながら、それぞれの環境にあった働き方が選べるとよいですね。