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パートの有給取得について。いつから取れるのかや条件、金額など
有給休暇の有効期限についても解説
パートで働くママやパパは、有給取得ができるのか気になることもあるのではないでしょうか。パートは有給がない会社もあるのかや、いつから有給が発生するのかなども気になりますよね。今回の記事では、パートで有給を取得する条件や金額、取得できる日数や日によって勤務時間数が異なるときの計算方法などをご紹介します。
パートで有給は取れる?
パートで働くママやパパは、有給が取得できるのか気になることもありますよね。子どもの体調不良で休みを取りたいときや、結婚記念日、子どもの誕生日などに家族で過ごしたいこともあるのではないでしょうか。
有給とは、パートだからないということはなく、条件を満たしたすべての労働者に与えられる休暇とされています。実際にどのようなときに有給を取得したのか、ママたちに聞いてみました。
「家族旅行のときに有給を取得しました。その他にも、子どもの体調不良で休むときに取得したこともあります」(2歳女の子のママ)
「私が病院に行く用事があったときに取得しました。今後は、子どもの病気や保育園からの連絡があったときにも取得するかもしれません」(3歳女の子のママ)
子育てをしているママやパパにとっては、子どもの体調不良や保育園の行事などのときに取得できると助かりますよね。また、家族での時間を過ごしたいときにもよいかもしれません。
自分は有給がいつから取得できるのか、どのような条件を満たせばよいのか気になりますよね。今回は、パートの有給の取得について調べてみました。
パートの有給取得について
有給を取得できる条件や、取得日数はどのようになっているのでしょうか。
有給取得の条件
有給を取得するには、以下の二点の条件を満たしている必要があるようです。
・雇入れの日から6カ月継続勤務
・全労働日の8割以上出勤
このとき、労働災害により休んでいる期間や、産休、育休、介護休業などを取得した期間などは出勤とみなされるようです。まずは、自分が8割以上の出勤をしているのか計算してみるとよいでしょう。
有給の日数
有給は、所定労働時間が週30時間以上、所定労働日数が週5日以上または1年間の所定労働日数が217日以上の労働者には、雇入れの日から6カ月で10日の有給が付与されるとしています。
所定労働時間が週30時間未満、所定労働日数が週4日以下または1年間の所定労働日数が48日から216日までの労働者の場合、付与される日数が少なくなるようです。例えば、週4日勤務のパートの場合は雇入れの日から6カ月で7日、週3日の勤務の場合は6カ月で5日が付与されるとしています。
時間単位での取得
有給は、原則1日単位で与えるとされているようですが、労使協定を結べば1年で5日分までは1時間単位での取得ができるようです。労使協定の有無については会社に確認をするとよいでしょう。
有給を取得する日
有給を取得する日は働くママやパパが指定することで取得ができるようです。しかし、指定した日に有給を与えることで会社の運営が妨げられる場合には、有給取得日を変更する権利が会社に認められているそうです。
有給は、パートでも条件を満たすことで取得することができるようです。自分が条件を満たしているのかや、計算して有給が発生しているかを確認してみるとよいでしょう。
有給でもらえる金額
有給で休んだときには、賃金はいくら支払われるのでしょうか。有給で支払われる金額を調べてみました。
パートの有給の金額
有給でもらえる金額はいくらになるのか気になりますよね。有給に対して会社が払う金額は、以下のいずれかと決まっているようです。
・労働基準法で定める平均賃金
・所定労働時間労働した場合に支払われる賃金
・健康保険法に定める標準報酬日額に相当する金額
このとき平均賃金とは、労働基準法で「過去3カ月における1日あたりの賃金」とされています。会社の就業規則で、どの条件で金額を支払うのか決められている必要があるようです。
日によって勤務時間数が違うとき
パートで働くママやパパのなかには、日によって勤務時間数が異なる方もいますよね。そのような場合に有給で支払われる金額はいくらなのでしょうか。この場合も、定められている方法で金額が決められるとされています。
勤務時間数が一定ではない場合は平均賃金を支払う方法を取ることが多いようですが、どの対応がされているのか会社にあらかじめ確認を行っておくと、給料の支給後に悩むことがないかもしれません。
有給に期限はある?
有給を取得しない場合や雇用形態が変わったときなど、有給はどうなるのか気になるママやパパもいるのではないでしょうか。有給の期限などについて調べてみました。
時効は2年
有給を使わないままにしておくと、有給が消えるのかと不安に思うママやパパもいるのではないでしょうか。有給には時効があり、発生の日から2年間とされています。そのため、使用しないまま2年が経つと有給は消えるようです。いつから有給が発生したのか把握しておくとよさそうです。
正社員になったとき
パートから正社員になった場合など、パートで今まで付与された有給は消えるのか気になりますよね。この場合、すでに付与された有給はそのまま引き継がれ、正社員としての所定労働時間分の有給が付与されるとしています。
また、その後の付与日は、パートで雇用された日からの勤続年数で有給が付与されるようです。
有給を活用してリフレッシュしよう
パートだから有給がないということはなく、条件を満たすことで取得することができるようです。いつから発生するのかやもらえる金額、日数を自分の勤務時間などから計算してみてはいかがでしょうか。
また、有給は2年経つと時効になってしまうので、自分の有給発生日を把握しておくとよさそうです。有給を活用して、リフレッシュの時間を確保するのもよいかもしれませんね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年11月19日時点で作成した記事になります。