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主婦の仕事の探し方。正社員や在宅でできる仕事、扶養控除や取りたい資格について
主婦が仕事を始めようと考えたとき、どのように 選べばよいのでしょうか。今回は、正社員やパート、在宅などの働き方、仕事の探し方、主婦が選んでいる仕事の種類、扶養や資格など仕事を探す上で考えたいことについて、主婦の体験談を交えながら紹介します。
主婦が仕事をするときの働き方は?
主婦の方が仕事を始めるとき、「どのような働き方をするのか」ということから考える方もいるのではないでしょうか。実際にどのような働き方を選んでいるのか聞いてみました。
正社員
「専業主婦だった頃に取得した資格を活かして、子どもが保育園に通い始めたタイミングで正社員として働き始めました」(30代主婦)
子どもを預ける環境が整っていれば正社員として仕事をすることもできそうです。正社員になるとフルタイムで働くことが多いようですが、時短社員の制度が整っている会社では、時間の調整をしながら働くことも可能なようです。
パートタイム
「家事や育児と仕事を無理なく両立させたいと思い、時間に融通をきかせやすいパート勤務の仕事を選びました」(30代主婦)
子どもがまだ小さい場合や、仕事と家庭の両立を大切にしたい場合などは、パートという働き方を選ぶことができそうです。家庭の状況に合わせて時間や出勤日数の調整がしやすいのもパートタイムの魅力といえるかもしれません。
在宅ワーク、フリーランス
「以前の職場の上司から、『在宅でも構わないから仕事をしてもらいたい』と相談されたので、産後半年くらいしてからパソコンを使った在宅ワークを始めました」(30代主婦)
家事や子育ての隙間時間を使って働ける、在宅ワークやフリーランスとしての働き方を選ぶ主婦もいるようです。自分の特技を生かした仕事を自分のペースで進められる働き方といえそうです。
主婦が仕事をするときの探し方
主婦が仕事を探すとき、どこでどのように探せばよいのか分からないということもあるかもしれません。主婦の仕事の探し方にはどのような方法があるのでしょう。
ハローワーク
「ハローワークで探しました。医療事務の資格を活かせる仕事 見つけたいと伝えたところ、今の職場を紹介してくれました」(30代主婦)
仕事を探すとき、ハローワークを利用するとよいかもしれません。マザーズコーナーが設置されているハローワークでは、子ども連れでも相談しやすいようですので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
求人サイト、求人広告
「条件を入力して検索できる求人サイトに登録していました。興味のある仕事の求人が出ていないか、定期的にチェックしていました」(30代主婦)
求人サイトや求人広告にはさまざまな業種の求人情報が掲載されているので、仕事を探すのに役立ったという主婦の 声がありました。手間もあまりかからず、自分のペースで仕事を探したい場合に適した探し方といえるかもしれません。
知人の紹介
「父の友人が経営する会社に空きが出たとのことで、仕事を探していた私を紹介してくれて、事務職で働くことになりました」(40代主婦)
主婦自身や家族の知人からの紹介で、仕事を始めることもあるようです。急な欠員の場合など、ハローワークなどに求人情報を掲載していない会社もあるようなので、仕事の探し方に迷ったときには、周囲に声をかけて相談してみてもよいかもしれません。
主婦が選んでいる仕事の種類
主婦が選んでいる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。仕事をしている主婦に話を聞いてみました。
事務職
「コツコツとできる仕事が向いていると思ったので、データ入力がメインの事務職に就きました」(30代主婦)
主婦に選ばれている仕事として事務職があげられるようです。オフィスに座って仕事ができることや、残業が少ないという理由から事務職を選ぶ主婦 もいるそうです。
サービス業
「人と接することが好きなのでサービス業を選びました。今は飲食店で働いていますが、お客さんとコミュニケーションがとれるのでとても楽しいです」(30代主婦)
飲食店やスーパーのレジなど、サービス業を選んだという主婦 もいました。サービス業は土日 祝日に人手が必要な場合もあるので、勤務日の確認が必要となりそうです。
医療や介護
「人を助ける仕事に就きたいと思い、介護福祉士の資格を取得して高齢者施設で働き始めました。とてもやりがいのある仕事です」(30代主婦)
資格を取得し、医療事務や介護の現場などで働く主婦もいるようです。職場によっては、未経験者でも積極的に採用していたり、資格がとれるようサポートしてくれたりするところもあるようです。
主婦の仕事探しで考えたいこと
扶養控除について
主婦が仕事をするときに考えておきたいことのひとつに、「扶養控除」のことがるようです。扶養控除とは、納税者に扶養する親族がいる場合、一定の金額の所得控除を受けられる制度のことのようで、税法上(所得税)の扶養控除と社会保険上の扶養控除の2つがあるようです。
所得税の扶養控除に関して、国税庁の資料によると、年収103万円以下であれば配偶者控除という扱いに、年収103万円超から年収123万円までは配偶者特別控除という扱いになり、扶養控除の対象となるようです。
また、社会保険上の扶養に関しては、全国健康保険協会に次のように記されています。
“
認定対象者の年間収入が130万円未満(認定対象者が60歳以上またはおおむね障害厚生年金を受けられる程度の障害者の場合は180万円未満)であって、かつ、被保険者の年間収入の2分の1未満である場合は被扶養者となります
出典: 被扶養者とは?/全国健康保険協会
年収130万円未満で保険者の年間集の2分の1未満である場合、被扶養者として扶養控除の認定を受けることができるようです。他にもいくつかの条件があるようなので、気になることは職場の担当者などに問い合わせてみるとよいかもしれません。
役立つ資格を身につける
仕事をしている主婦に話を聞いてみると、仕事を始めることを見据え、産休育休中や専業主婦をしている期間に資格を取得したという声がありました。医療事務やファイナンシャルプランナーなど仕事に直接役立つ資格や、英語などの語学、ネイリストなど趣味を生かした資格などさまざまあるようです。
資格を取得することで、仕事が見つけやすくなることもあるかもしれません。働いてみたい業種が見つかれば、その業種で活かせる資格を探してみるのもよさそうです。
どのように働きたいかを考えて仕事を探そう
主婦の仕事には 正社員や在宅ワークなどさまざまな働き方があるようです。仕事の探し方は、ハローワークや求人サイト、知人の紹介などがあるようですが、より広く情報収集できるようにするとよさそうです。ライフスタイルや経験、持っている資格、扶養控除などについて考え、自分に合った仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照内容は、2018年6月14日時点で作成した記事になります。