時短で働くママ。正社員や派遣、パートママが転職するときに優先すること

時短で働くママ。正社員や派遣、パートママが転職するときに優先すること

2018.03.26

出産後、仕事に復帰するママも増えているようです。出産を機に転職を考えたり、時短勤務で働こうと考えているママもいるのではないでしょうか。育児と家事をこなしながら時短勤務で働いているママたちに、時短勤務を選んだ理由や働き方、1日のすごし方についてアンケートしました。

時短勤務を選んだ理由

時短勤務で働いているママたちは、なぜその働き方を選んだのか聞いてみました。


育児との両立のため

「子どもが10ヶ月のときに仕事を始めました。1歳になる前に保育園に預けることに抵抗はあったのですが、時短勤務だと育児、家事、仕事の両立がしやすく、子どもとの時間もつくれています」(パート 1歳児のママ)

子どもが産まれ、育児と家事、仕事を両立させるために時短勤務にしたというママの声が多くありました。


子どものお迎えのため

子どものお迎えをするママ
maroke/Shutterstock.com

「1人目のときは保育園のお迎えを自分の母に頼んでフルタイムで働いていました。ずっと親に頼むのも負担がかかると思っていたので、2人目の出産を機に時短勤務の仕事に切り替え、自分がお迎えに行く生活に変えました」(派遣社員 6歳、3歳児のママ)

「自分以外に保育園のお迎えに行ける人が周りにいなかったことと、家での育児の時間をしっかりと確保したいと思ったので時短勤務を選びました」(パート 2歳児のママ) 

時短勤務を選んだ理由はそれぞれあるようですが、子どもにとってもママにとっても負担が少ない環境ですごせるように考えているママがたくさんいました。

転職のときに優先したこと

出産を機に転職をしたママも少なくないようです。ママたちは何を優先して仕事を選んだのでしょうか。


仕事内容を優先

働いているママたち
iStock.com/beer5020

「育児雑誌の出版の仕事をしていたのですが、時短勤務ができるウェブ記事を書く仕事に転職しました。今までの経験を活かせる仕事を探しました」(派遣社員 6歳、3歳児のママ)

「技術を身につければ子どもが大きくなったときにも働けると思い、将来にもつながる仕事内容を重視して転職しました」(パート 1歳児のママ) 


働く環境を優先

「時短で働きながらも、状況によっては残業して仕事を調整できたり、自分のペースで働けることを優先して選びました」(正社員 小2、2歳児のママ)

「ママがどれくらい働いているかを重視しました。
ママが多い職場だと同じ境遇を理解してくれるので、子どもの急な熱や体調不良のときに休みが取りやすく融通がきいて助かっています」(正社員 2歳児のママ)

今までの経験を活かしたり長く働くことを考え仕事内容を優先したママや、時間や休みに融通がききやすい環境を重視した声が多く集まりました。

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働くママの1日

仕事をしているママ
miya227/Shutterstock.com

働くママのなかには、フルタイムで勤務しているママもいるようです。時短ママとフルタイムママの1日のスケジュールにはどのような違いがあるのでしょうか。


時短で働くママ (正社員 小2、2歳児のママ)

6:30  起床、自分の身支度、洗濯
7:00  パパ、子ども起床
    朝食、子どもの身支度
7:30  自分、上の子出発、保育園登園 
8:00  パパ、下の子出発、保育園登園
  
9:30  出社

16:30 退社、学童お迎え 
18:00 家到着、洗濯物片づけ、夕食準備
18:30 保育園お迎え

19:15 夕食
20:30 子どもといっしょにお風呂
22:00 子どもといっしょに就寝

正社員で働くママ以外に、派遣やパートの時短で働くママの1日も平均的に同じようなスケジュールで動いているようでした。


フルタイムで働くママ  (正社員 小4のママ)

6:30  起床、自分の身支度
7:00  子ども起床
7:15  朝食、子どもの身支度
8:15  自分、子ども出発、保育園登園

10:00 出社

19:00 退社、保育園お迎え 
19:40 子どもをお風呂に入れる
 
20:30 子ども就寝、家の片づけ
21:00 お風呂
    洗濯、翌朝の食事準備、仕事
0:00  就寝

子どもが3歳のときからフルタイムで働いていたママは、年齢が小さいうちは10:00~19:00残業なしで勤務し、終わらない仕事は持ち帰っていたそうです。

子どもは保育園で夕飯を食べてから帰宅するためママの夕飯時間は特に決めず、帰宅後は子どものために集中して時間を使えていたようです。

忙しい時期には保育園のお迎えに行けないときもあったらしく、「保育園後は自分の親や保育園のママ友に子どもを預けていました。知っている人だと安心感もあり、子どもも友だちといっしょに遊べて楽しそうだったのでお願いできるときは頼らせてもらいました」という体験談がありました。

時短勤務でよかったこと

時短勤務で働いているママたちは、どのようなとき、どのようなことに「よかった」と感じているのか、体験談を聞きました。 

「育児と家事との両立がしやすいです。仕事が終わる時間が遅いとその後の育児や家事がすべて遅くなり、夕食や寝る時間が遅くなることでかかる子どもへの負担を考えると、時間的な余裕をもてる時短勤務で良かったと感じています」(パート 1歳児のママ)

「フルタイム勤務のときは、仕事で帰りが遅くなると焦りを感じたり、子どものお迎えを自分の母に頼むことに罪悪感を感じていたのですが、時短勤務にしてからは自分がお迎えに行けるので気持ち的な面でプレッシャーがなくなりました」(派遣社員 6、3歳児のママ)

「保育園や習い事のお迎え、小児科の診察時間に間に合うので、時短勤務で良かったと思っています」(正社員 小3、1歳児のママ)

時短勤務によって時間に余裕がうまれるらしく、子どもといっしょの時間が取れることや時間通りに寝かせられることがうれしいと感じているママが複数いました。
保育園のお迎えだけでなく、習い事や小児科に間に合うことに「よかった」と感じているママは多く、人に頼らず自分で動けることで気持ち的にも楽になったという声もありました。

自分に合った働き方を

家で仕事をするママと子ども
iStock.com/kohei_hara

時短勤務にしたことによって、育児と家事が両立しやすくなったり、気持ちの面の負担が少なくなったママは多くいるようです。自分のライフスタイルに合った雇用形態で、時短勤務で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

2018.03.26

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