【まめと私】#64 オシャレにしたい…そのために!
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イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。新刊に「まめ旅inハワイ」(光文社)を発売中!
<毎月第1、第3水曜日更新>【まめと私】イラストレーターの横峰沙弥香さんの連載第64話です。
私にとってラッキーな出来事だったお料理タイムの出来事です。
土曜日のお料理タイム、これはすっかり我が家の定番になっているお楽しみ。
夫婦ともに自由業の我が家は基本的にはなにをするにも状況を見て対応するため
まめもゆめこも優先順位を決めて動くのには慣れているのですがその反面ルーティーンとか習慣づけ、などという部分がかなり弱く
なんでもいいから週に一回決まった曜日に必ずやることを決めてみようというアイデアで始まった習慣です。
なので本格的なものを作ろう、などという意図は(そもそも技術が)ありません。
最初は楽しんでポテトサラダやパンケーキなどを作っていたのですが
子どもが作っても安全かつ簡単でおいしいメニューってそうそうあるものではなく当然すぐにネタ切れの危機に直面しました。
仕方ない、
本人たちに作りたいものを聞いて
できそうな範囲でメニューを考えよう。
そこでまめに何が作りたいかを聞いてみたところ
「オシャレなやつが作りたい」とのリクエストが。
驚いた。
メニューではなく「概念」をリクエストされた。
でもこれはチャンスかもしれない。
だってうまく料理に「オシャレ」を落とし込む技を発見することができれば
レシピの幅が格段に広がる。
今まで作った事のあるレシピをもう一度やれるし。
そこで考えに考えたわたくし、比較的扱いやすく
汎用性も高い「セルクル」を導入することにしました。
盛り付けの際、食材を丸く重ねるための単純な道具です。
するとこれが本当に良かったんですね。
今までセルクルが必要な時はカットした牛乳パックを丸めたもので代用したりしていたのですが
本物の扱いやすさって全然違うし
なによりまめ本人が
「セルクルを使えばなんでもオシャレに変身する」ことに感動して
お料理愛がさらに加速。
今ではちょっとしたサラダを作るときにもセルクルを使いたがるため
雑なメニューでも「一手間かけた素敵な見た目」に変身。
華やかなレイアウトだと誰に出しても喜んでもらえます。
同じ味でも見た目が違うだけでこうも食べ手のテンションが変わるものなのかと私も感動。
まめのリクエストがなければ味わえない感動だったなあ。
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