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パートの掛け持ち。確認したい扶養範囲や確定申告、仕事選びのポイント
パートを掛け持ちで働くときに気をつけたいこと
パートの掛け持ちをするとき、働き方以外にも、扶養範囲や確定申告などの制度が気になるママもいるかもしれません。また、扶養内で働きたい場合どのようなことに気をつけるとよいのでしょう。今回の記事では、パートの掛け持ちをする際に確認したいポイントや制度、仕事選びや履歴書、面接対策についてご紹介します。
パートの掛け持ちをするには
キャリアアップや収入を増やしたいという理由から、パートの掛け持ちを考えるママもいるかもしれません。
2つの職場を掛け持ちで働くダブルワークをするときは、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。
扶養内で働きたいママのなかには、ダブルワークに興味はあるけれど、税金や保険、確定申告の手続きがよくわからず、なかなか一歩踏み出せないという声もありました。
パートの掛け持ちをする際に知っておきたいポイントや制度、働き方の工夫についてみていきましょう。
パートの掛け持ちをする際に確認したいこと
パートの掛け持ちをして働くときは、いくつか確認しておきたいポイントがあります。事前に考えておきたいポイントについてご紹介します。
掛け持ちできる職場かどうか
職場によっては、掛け持ちで働くダブルワークが禁止されている場合もあります。
これから働き先を見つける場合は募集要項を、すでに働いている場合は就業規則を確認しておきましょう。
掛け持ちで働く際に、今の職場のシフト調整が必要になる場合もあるかもしれません。
職場の上司や同僚の迷惑にならないよう、出勤日数を減らす場合は前もって相談しておきたいですね。
勤務時間や給料
パートの掛け持ちをして、勤務時間や給料が増えると、夫の扶養を外れなければならないケースもあるでしょう。
夫の扶養内で働きたい場合は、それぞれの勤務調整が必要になりそうです。扶養内で働けるかどうかは、年間の所得によって判断されます。
所得税や社会保険の扶養の範囲は、それぞれ違うため少し注意が必要かもしれません。事前にしっかりと計算しておくとよさそうです。
保険関係
夫が加入する社会保険の扶養を外れる場合は、自身で健康保険や年金基金に加入する必要があります。
働き先で社会保険に加入する場合は、いくつか条件があり、勤務時間や日数によっては加入できない可能性があるため注意しましょう。
また、雇用保険に加入したい場合も、勤務時間や日数の条件があるようなので、事前に確認しておくとよさそうです。
パートを掛け持ちする際に知っておきたい制度
パートを掛け持ちで働く場合の年末調整や確定申告の方法が気になるママもいるかもしれません。それぞれの手続きについてご紹介します。
年末調整
年末調整は、その年の1月1日から12月31日までの実際の1年間の給与所得から所得税の額を算出し、税額の精算をして調整する仕組みです。
パートやアルバイトなどの雇用形態に限らず、1年を通して勤め先に勤務している方や、年の途中で就職し年末まで勤務している方などが年末調整の対象になります。
複数のパート先で働いている場合には、メインのパート先でのみ年末調整をするのが一般的ですが、他のパート先の給与については確定申告をして税額の精算をする必要があります。
確定申告
勤め先で年末調整ができなかった場合や、在宅ワークや2カ所以上で収入がある場合は、個人での確定申告の手続きが必要です。
確定申告の期間は1年のうち2月半ばから3月半ばまでの約1カ月間のようです。
申告手続きは、お住まいの管轄の税務署へ行って直接書類を提出する他に、郵送や国税庁のホームページからインターネット申告ができるようです。
パートを掛け持ちをする際のポイント
仕事選びや面接など、パートを掛け持ちして働く場合はどのようなポイントをおさえておくとよいのでしょう。
仕事選び
30代ママ
30代ママ
在宅ワークに慣れてきたタイミングで、提携先を増やしていきました。同じ業種だったので、働きやすかったです。
すでにパートで働いている場合は、仕事の調整がしやすい条件で探すとよいかもしれません。ママのなかには、経験を積む目的で、あえて違う業種を掛け持ちして働いていたという声もありました。
面接
30代ママ
今までの職歴や経験のなかで強みとなる部分を履歴書に書き、しっかりとアピールしました。
事前に主人にお願いして練習していたので、当日落ち着いて話すことができました。
面接は何度行っても緊張するものではないでしょうか。事前に自己紹介や志望動機を練習しておくとスムーズかもしれません。清潔感のある身だしなみや服装についても、しっかり気にかけておくとよさそうです。
働き方
20代ママ
パートの掛け持ちをするときは、シフトの管理に気をつけました。スケジュール管理アプリが使いやすく便利でした。
パートの掛け持ちをするときは、スケジュール管理が大切なポイントになりそうです。また、無理をして体調を崩してしまわないよう、スケージュールの組み方も工夫したいですね。
ライフスタイルにあわせて上手に働こう
パートの掛け持ちをして働きたいときは、ダブルワークが可能かどうかや、勤務時間や給料、扶養範囲について確認しておくことがポイントになりそうです。
勤務時間や年間の給与所得によっては、社会保険や雇用保険の加入が必要な場合や、確定申告の手続きが必要になるため、注意が必要かもしれません。
掛け持ちして働くパート探しの際は、勤務時間が調整しやすいかどうかを基準に選んだり、履歴書や面接対策もしっかりしておくとよさそうです。
無理のない範囲でスケジュールを組み、ライフスタイルにあわせて上手に働くことができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年10月1日時点で作成した記事になります。
すでに接客業でパートをしていたため、2つ目の働き先は仕事の調整がしやすそうな在宅ワークを中心に探しました。