1歳の子どものコップ飲み。練習方法や嫌がるときの対応

1歳の子どものコップ飲み。練習方法や嫌がるときの対応

コップを選ぶポイントと練習で意識したこと

2019.02.03

1歳の子どものコップ飲みを考えたとき、コップ飲みできないことやこぼすこと、またコップに手を入れるなどして遊ぶ場合や嫌がる場合の対策が気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、コップ飲みをいつから始めたか、コップを選ぶときのポイントやトレーニングマグでの練習方法、嫌がるときの対応についてご紹介します。

子どものコップ飲みはいつから?

子どもの離乳食が進むステップにあわせて、コップ飲みができるようにしたいと考えるママもいるようです。そこで、ママたちが子どものコップ飲みにいつから挑戦し始めたのか聞いてみました。

「うちの子は、離乳食中期くらいからコップ飲みの練習を始めました。いきなりコップだけを使用するのではなく、始めのうちはストロータイプのトレーニングマグとコップを併用して、徐々にコップに慣らしていきました。息子もコップに興味津々で、自分でやってみようという意思があるように見えました」(20代ママ)

「我が家では、1歳頃からコップ飲みを始めました。コップ飲みを開始するタイミングがつかめず、いつから始めようか悩んでいたところ、同じ月齢の友だちの子どもがコップ飲みを始めたと聞いて練習を始めました。スパウトやストローは衛生面で気になるので、早めにコップ飲みを習得できてよかったです」(30代ママ)

「子どもの月齢が8カ月頃から保育園で上手にコップ飲みで飲みものを飲んでいました。スパウトやストローがついているトレーニングマグを買っていましたが、使う機会なく終わりました」(30代ママ)

子どものコップ飲みを始める時期は、離乳食の進み方に合わせたり、月齢で考えたり、子どもの意思を汲んだりととさまざまなようです。

他には、子どもが11カ月くらいの頃に、上の子がコップでお茶などの飲みものを飲む姿を見てコップに興味津々だったことを機会に、1歳になるタイミングでコップ飲みの練習に挑戦し始めたというママもいました。


子どものコップを選ぶときのポイント

子どものコップを用意するときに、どのようなことをポイントに選んだのか聞いてみました。


持ちやすい

コップを持っている子ども
iStock.com/ivolodina

「子どもが持ちやすい形かどうかを考えて選びました。コップ全体の形だけでなく、持ち手の部分のサイズや形、シリコンで手にフィットしやすいかなどを意識してトレーニングマグを購入しました」(30代ママ)

サイズや形状、シリコン素材など、持ちやすさをポイントにコップを選ぶことがあるようです。子どもが持ちやすいよう両側についたタイプのコップを選んだというママもいました。

中身が見やすい

「コップの中身が見えるように、透明タイプのコップを選びました。スパウトマグも持っていましたが、飲みものが見えないタイプでした。やはり中身が見えることで、私がサポートするときも、コップの傾け具合がわかりやすいので便利です。子どもも中身の飲みものが見えやすいと興味津々でコップ飲みに挑戦しようとします」(30代ママ)

コップ状態が確認しやすいという理由から、中身の飲みものを見やすいコップを選ぶこともあるようです。ママのなかには、コップの中身が見やすいと飲み物の残りも確認しやすいという声もありました。

機能性

「うちの子は、コップに手を入れるなど遊ぶことがあったので蓋つきのトレーニングマグを選びました。蓋がついていると、うっかり倒してしまってもこぼす心配が少ないのでスムーズにコップ飲みの練習に挑戦できます」(20代ママ)

「コップが倒れにくいように底がしっかりしてシリコンの滑り止め機能がついたタイプを選びました。テーブルに置くときにバランスを崩しても底がしっかりしていると倒れにくいと感じました」(40代ママ)

子どもによっては、コップに手を入れて遊びだしてしまうこともあることから飲み物がこぼれにくくなるような機能を重視してコップを選ぶこともあるようです。他には、清潔に保てるように、お手入れしやすいタイプを選んだというママもいました。


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1歳の子どもとしたコップ飲みの練習方法

1歳の子どものコップ飲みの練習はどのような方法で行うのか気になるママもいるかもしれません。ママたちが行っているコップ飲みの練習方法とママたちが意識したことをご紹介します。

コップ飲みの練習方法

  1. おちょこなど飲み口の小さい容器に少量の飲み物を入れて、コップを傾けて飲む練習をします。始めのうちは、ママが容器に手を添えてゆっくり飲ませてあげるとよさそうです。
  2. おちょこサイズの容器に慣れてきたら、小さめの容器に変えて練習します。乳酸菌飲料のような形の容器が子どもには持ちやすいようです。慣れるまでは、ママが角度を調節してあげるのもよいかもしれません。
  3. 小さめの容器に慣れてきたら、子ども用のコップで飲む練習をしていきます。

コップ飲みを練習する容器は、おちょこサイズの小さなものから少しずつ大きくしていくのがポイントのようです。

ママたちに聞くと、コップ飲みの練習を始める前のステップとして、1歳前から自分で容器を持つ練習やスパウトやストローで飲む練習をしたという声もありました。最初は口周りを汚しながらも挑戦していた、というママもいました。

練習するときに意識したこと

水の入ったコップ
iStock.com/bee32

「まだ子ども自身はコップ飲みをしたいという意思はなさそうだったので、コップで遊ぶかもしれないと予想し、飲みものをこぼすときの対策として床にはビニールシートを敷いて練習をしました。私自身、床が濡れることを気にせずにいられることで、コップ飲みの練習を楽しみながらできました」(30代ママ)

「コップ飲みの練習のときの飲みものは水を使いました。飲みものが水であればこぼしても、床やテーブルがシミになりにくく、ベタつかないので掃除や洗濯が楽になります」(20代ママ)

床が濡れることや服が汚れることを気にせず、コップ飲みの練習に集中できるように意識したようです。ママのなかには、まずはお風呂でコップ遊びをして扱いに慣れさせたという方法もありました。


1歳の子どもがコップ飲みを嫌がるときの対応方法

1歳の子どものなかには、コップ飲みを嫌がることでコップに手を入れるなど遊びだしてしまう場合もあるかもしれません。実際に、子どもがコップ飲みを嫌がるときはどのように対応しているのかママたちに聞いてみました。

コップを変えてみる

「始めは順調にコップ飲みに挑戦ができていました。しかし、途中から自分で上手くできないのが気になるのか、コップ飲みを嫌がり中身の飲みものをこぼすようになりました。そこで、子どもが好きなキャラクターのコップに変えてみたところ、気に入ったようで嫌がることが少なくなったと感じました」(30代ママ)

子どもの様子にあわせてコップを変える工夫をしたようです。1歳くらいになると、好みのキャラクターが出てくる子どももいるようなので、コップに興味津々で使いたいと思えるタイプを選ぶのも大切かもしれません。

子どものペースにあわせる

「1歳頃まで使っていたストロータイプのマグに慣れてしまったからか、コップ飲みがうまくできないことで嫌がるシーンがよくありました。そのようなときは、子どもの様子にあわせて練習を一旦やめるようにしました。数日すると私がコップを使っている姿を見て、自分からコップに挑戦したいという意思を見せるようになりました」(20代ママ)

ストローやスパウトタイプのマグに慣れてしまっていたという声や、子どものペースにあわせてコップ飲みの練習を進めようと意識していたママもいるようです。子どもの意思を優先に考えて、焦らずゆっくり進めてあげられるとよいかもしれませんね。

前向きな声かけをする

「上手にできたときは、たくさん褒めて子どものやる気を引き出すようにしています。コップ飲みを嫌がるときは、コップになりきって話しかけるなど工夫して、子どもが楽しくコップ飲みの練習ができるように心がけています」(40代ママ)

1歳の子どもがやる気になるような前向きな声がけをしていたママもいるようです。他には、前向きな声掛けをするのと同時に練習中は笑顔で楽しい雰囲気になるようにしたというママの声もありました。


1歳のコップ飲みの練習は子どもにあわせて

男の子とコップ
iStock.com/monzenmachi

コップ飲みの練習をいつから始めるかは、離乳食の進み具合や月齢に合わせてなどさまざまなようです。練習するときは、こぼすことを考えて飲みものやシートなどを準備するのもポイントかもしれません。

コップに手を入れるなどして遊ぶなど嫌がるときやできないときは、コップを変えてみたり、前向きな声掛けをしてみたりして対応するのもよさそうです。コップ飲みの練習方法を工夫しながら、子どもの意思やペースにあわせて進められるとよいですね。


2019.02.03

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