3歳健診の内容や目的。虫歯検査や尿検査の採尿など準備しておくこと

3歳健診の内容や目的。虫歯検査や尿検査の採尿など準備しておくこと

2018.08.02

3歳健診は、いつ頃どのような目的で行われるのか知りたいこともあるのではないでしょうか。子どもに虫歯がないか気になるママもいるかもしれません。今回は、3歳健診の目的や時期、聴力検査や尿検査のための採尿など自宅でしておくこと、身体測定や歯科検診、問診など健診の内容と持ち物や服装についてご紹介します。

3歳健診とは

厚生労働省の資料によると、市町村は、3歳児に対して健康診査を行う義務があるとされています。3歳健診の受診人数は100万9338人、受診率にすると92.9%が3歳健診を受診していると記載されています。


目的

3歳健診は、身体の成長や食生活、虫歯がないか、予防接種をしているか、手足や言葉に障がいがないかなどを確認することを主な目的として実施されているようです。ママの子育てに対する悩みや不安をサポートする目的もあるようなので、気になることは健診の際に保健師や小児科医へ質問するとよいかもしれません。


時期

厚生労働省の資料によると、3歳健診は満3歳から満4歳になるまでの子どもを対象として行っているようです。いつ実施するかは自治体によって違いがあるようで、3歳を迎えてすぐに行う自治体もあれば、3歳半頃に行う自治体もあるようです。

ママの仕事や保育園、幼稚園の予定などと重なり指定された日に行けないときや、子どもの体調が悪いときは、別の日程で3歳健診を受けることも可能なようです。指定された日に行けないときは、自治体に相談してみるとよいかもしれません。


受け方

3歳健診の受け方には、自治体の保健センターなどで実施する集団健診と、個別に小児科などで受ける個別健診があるようです。自治体によって、集団健診しか実施していない場合と、集団健診と個別健診を選択できる場合があるようなので、3歳健診の前に自治体から届く案内を見て、事前に確認をしておくとよいかもしれません。

3歳健診の内容

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iStock.com/ismagilov

3歳健診ではどのようなことをするのか知りたいママもいるのではないでしょうか。3歳健診の内容について紹介します。


身体測定

厚生労働省の資料によると、3歳健診では、身体の成長を知るための身体測定を行うとされています。主な内容としては、身長、体重、頭囲、胸囲などを測るようです。子どもの体重の増え方など、気になることがあれば保健師などへ質問してみるとよいかもしれません。


内科健診

内科医や小児科医による内科健診も、3歳健診で行われているようです。厚生労働省の資料によると、脊柱や胸郭、皮膚などに疾病や異常がないかを調べることを目的として行うようです。他にも、鼻や咽頭の疾病や異常がないかを確認することもあるようです。


歯科検診

3歳健診では、虫歯がないかや乳歯が生え揃っているかなどを調べる歯科健診も実施されるようです。厚生労働省の資料によると、虫歯以外にも歯や口腔に疾病や異常がないかを確認することも3歳健診の内容として記載されています。


問診

3歳健診では、子ども対して保健師からの問診もあるようです。ママたちに聞いたところ、「自分の名前が言えるか」「絵本のなかの色や物の名前がわかるか」「積み木を高く積めるか」などの確認を受けた、との声がありました。これらの問診は、事前に記入した問診票を見ながら行うようです。ママにとっても普段の育児の悩みを相談できる場にもなるかもしれません。保育園や幼稚園での集団生活や普段の生活で不安なことがある場合には、質問してみるのもよさそうです。

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3歳健診の前に自宅でしておくこと

これまでの健診とは違い、3歳健診は事前に自宅で準備しておくこともあるようです。どのような準備が必要なのでしょうか。


視聴覚検査

自治体によっては、3歳健診で視聴覚検査を実施している場合もあるようです。実施した自治体では、ささやき声が聞き取れるかなどの聴力検査や、輪っかの欠けている部分がどこかなどを答える視力検査を自宅で実施する必要があった、との体験談がありました。自宅で検査を行うよう案内があってもできるか不安だったり、3歳の子どもに検査の内容を伝えるのは難しい場合もあるかもしれません。うまくできないときは、3歳健診の当日にその場で実施してもらうこともできるようなので、事前に自治体へ確認するとよいでしょう。


採尿

トイレをする子ども
iStock.com/eldemir

3歳健診の受診項目には尿検査も含まれている場合が多いようです。自治体から事前に送られてくる容器を使い、当日の朝に採尿する必要があるようです。3歳の頃は、うまく採尿ができなかったり、オムツが外れていなくて採尿が難しい場合もあるかもしれません。朝採尿ができなかったときは、健診のときに採尿したり、後日採尿したものを提出することができるかを、自治体に確認しておくとよさそうですね。

出典:標準的な乳幼児期の健康診査と保健指導に関する手引き

3歳健診の持ち物と服装

3歳健診当日の持ち物は何が必要か、服装はどのようにしたらよいかなど気になるママもいるのではないでしょうか。実際に、3歳健診を受けたママたちに聞いてみました。


持ち物

「自治体からの案内に、3歳健診に必要な持ち物が記載されていました。母子手帳や問診票、バスタオル、仕上げ磨き用歯ブラシ、採尿した容器など、書いてあったものを準備しました」(30代ママ)

3歳健診の前に自治体から届く案内には、必要な持ち物についても記載されているようです。事前に確認をして準備しておくとよいかもしません。待ち時間に子どもが飽きてしまったり、慣れない検査に大泣きすることも考えて、子どもの好きなおもちゃや絵本などを用意したというママの声もありました。


服装

「身体測定で服を脱ぎ着するので、子どもが自分で着替えやすい服と肌着を選びました」(30代ママ)

3歳健診では、子どもが自分でも脱ぎやすい服装を心がけたママもいるようです。身体測定の後は、内科健診まで肌着のまま待つことになると聞いていたので、簡単に羽織れるものを用意したというママの声もありました。

子どもの成長のために3歳健診を受けよう

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maroke/Shutterstock.com

3歳健診は、子どもの成長を確認することを主な目的として実施されており、身体測定や、内科健診、虫歯の有無を調べる歯科検診のほか、子どもの発育をみる問診などが行われるようです。3歳健診を受ける前には、尿検査のための採尿や、自治体によっては視力や聴力検査を事前に自宅で行う場合もあるようです。持ち物や服装にも気を配りながら、子どもの健康を見守るために3歳健診を受診してみてはいかがでしょうか。

出典:母子保健関連施策/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年7月31日時点で作成した記事になります。

2018.08.02

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