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認可保育園と認可外(無認可)保育園の違いとは?認可基準や費用の違いについて
保育園選びをするとき、認可基準を満たした認可保育園とはなにか、認可外(無認可)保育施設と認証保育所の違い、認可保育園へ入るための認定などが気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、それぞれの保育園の特徴や費用の違いについて厚生労働省の資料などを交えてご紹介します。
保育園の種類の違いを知ろう
保育園を選ぼうとしたとき、保育園を自宅や職場との距離や、子どもの様子にあわせた保育園を選ぶこと以外に、保育園の種類の違いによって保育園の選び方を考えることもあるようです。それぞれの違いがわからないと、どのような選び方をしたらよいか悩んでしまうパパやママもいるかもしれません。
今回は、厚生労働省や東京都福祉保健局の資料を参考に、保育園の違いや特徴などをご紹介します。
認可保育園
認可保育園の特徴
認可保育園とは、国が定めた基準を満たし各都道府県知事に認可された保育園のことのようで、公立と私立があるようです。保育を必要とする事由や保護者の状況によって、1日の利用時間は最長11時間か8時間に区分されるといわれています。
また、公立と私立によって保育内容に違いがあるとされており、公立の場合は自治体の方針に沿った内容、私立の場合は運営する団体や園長先生の考えによって内容が決まることもあるようです。
認可保育園の申し込み方法
認可保育園へ入園を希望する場合は、その保育園を管轄する自治体に申し込みをするようです。
厚生労働省の資料によると、認可保育園へ入園の条件として、保護者の就労状況や家庭状況が保育に欠ける状態であり、住んでいる自治体から保育が必要であるという認定を受けなければならないとされています。そのため、申し込みの際には、状況に応じた書類の準備が必要となるようです。実際に、条件や必要な書類に関してはお住まいの自治体に確認するとよいかもしれません。
認可保育園の費用
厚生労働省の資料によると、保育にかかる費用は公立と私立での違いはなく、国が定める上限額の範囲内においてそれぞれの自治体が定めており、そのなかで、認定区分や保護者の所得に応じて保育料が決定されるようです。兄弟で同時に利用する場合は2人目が半額になるなど多子世帯やひとり親世帯などについては、保育費用の負担軽減措置もあるとされています。
自分の家庭がどのような認定になるのか、費用はどのくらいになるのかなどが知りたい場合は、お住まいの自治体に確認するとよいかもしれません。
認可外(無認可)保育施設
認可外保育施設の特徴
認可外保育施設とは、認可保育園以外の子どもを預かる施設の総称で、無認可保育施設とも呼ばれることもあるようです。また、幼稚園以外で幼児教育を目的とする施設において、おおむね1日4時間以上、週5日、年間39週以上施設に預けられる場合も、認可外保育施設に含まれるとされています。
認可外保育施設の申し込み方法
認可外保育施設の場合は、認可保育園のような制限がなく、希望すれば誰でも申し込めるようで、施設と直接契約することになっているようです。選考方法は施設によってそれぞれ異なるようなので、気になる場合は施設に直接問いあわせてみるとよいでしょう。
認可外保育施設の費用
認可外保育園の保育費用は、基本的に料金の定めや上限額はないようです。一般的には児童の年齢や利用時間に応じた月極、時間単位の基本料金や延長料金などが設定されている施設が多いかもしれません。
入会金、食事代やおむつ代、その他のサービスなどが別料金の場合もあるなど、施設によって費用の仕組みも金額もさまざまのようなので、必要に応じて施設に直接問いあわせてみるとよいでしょう。
認証保育所
認証保育所の特徴
認証保育所とは認可保育所だけでは応えきれない大都市のニーズに対応しようとする都独自の制度のようです。大都市の特性に着目した都独自の基準(認証基準)を設定することで、送り迎えが便利な場所で預かって欲しいなど、多様化する保育ニーズに応えることのできる新しいスタイルの保育所を設けるといったねらいもあるとされています。
認証保育所の全施設で0歳児から預けることができ、13時間の開所が基本とされています。また、面積などの施設基準は認可保育園に準じることになっているそうで、東京都としては適切な保育水準を確保できるよう、保育の実施主体である自治体とともに指導することになっているようです。
認証保育所の申し込み方法
認証保育所も、認可外保育施設と同様に、保護者と保育所が直接契約できることになっているようです。保育所によって選考基準もさまざまのようなので、気になる場合は直接認証保育所に問いあわせてみるとよいでしょう。
認証保育所の費用
認証保育所は原則として、月220時間以下の利用をした場合の月額は、0~2歳までの子どもの場合80,000円、3歳以上の子どもの場合は77,000円を超えない料金設定にすることとされています。この条件を満たす範囲で、保育費用は自由設定となっていて、サービス内容に応じて料金の仕組みも金額もさまざまのようです。
費用について気になる場合は、施設に直接問いあわせてみるとよいでしょう。
園選びは保育園の種類を知ることも大切
保育園には、認可保育園や認可外(無認可)保育施設、認証保育所などさまざまな種類があるようです。設置認可基準のある認可保育園へ入園するには自治体からの認定が必要になるなど、申込み方法や費用は園によってそれぞれ異なるようなので、申し込み前にしっかり確認しておくとよさそうです。
それぞれの保育園の違いを知って、家庭にあった園選びができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年7月6日時点で作成した記事になります。