鮭フレークは離乳食で使っていい?おすすめレシピや手作りする方法

鮭フレークは離乳食で使っていい?おすすめレシピや手作りする方法

2018.08.01

手軽で美味しい鮭フレークは、離乳食に使えるか気になっていませんか? 市販品は塩分が高めですが、塩抜きすることで離乳食中期から使えるようになります。もちろん、手作りするのもおすすめです。この記事では、市販の鮭フレークの塩抜き方法と、赤ちゃんに安心な手作りレシピをご紹介します。

※この記事は、2025年10月2日に更新されたものです。

【体験談】離乳食に鮭フレークはいつから使った?/後期・完了期以降が多数

「鮭は娘が7カ月から食べさせていましたが、鮭フレークは塩分が気になったので使っていませんでした。ママ友が瓶詰め鮭フレークを離乳食に使用していると聞き、初めて10カ月頃に使用してみたのですが、最初は、熱湯を回しかけて少し塩気を抜いた鮭フレークを軟飯にまぜてあげてみました」(1歳児のママ)

「市販の鮭フレークは塩分が強い気がしたので、お湯にしばらく漬けて塩抜きしてから使っていました。塩抜きせずにそのまま使うときは、水を多めにしたスープに入れて調味料がわりにしていました」(2歳児のママ)

 多くのママは、赤ちゃんがさまざまな味に慣れ、少量の調味料が使えるようになる離乳食後期あたりから鮭フレークを使い始めているようです。

塩分が気になるため、「鮭自体は離乳食中期から与えたが、鮭フレークは完了期になってからにした」というママもいます。実際、一般的に販売されている瓶詰めの鮭フレークは塩分が高い傾向にあるため、不安を感じるママが多いのは当然です。

市販品を使う際は、塩分の少ないものを選ぶか、気になる場合は塩抜きをしてから赤ちゃんに与えましょう。また、スープなど水分の多い料理に加えることで、全体的な塩分濃度を調節してあげるのも効果的です。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

鮭フレークの塩抜き方法

鮭フレークは手軽に離乳食に魚を取り入れられる便利な食材ですが、塩分がとても強いため、そのまま使用するのは後期もしくは完了期ごろからがおすすめです。もし初期や中期以前に鮭フレークを使用する場合は、塩抜きを行いましょう。

塩抜きの方法は鮭フレークをざるなどに広げ、お湯を回しかけるだけでOKです。念のため味見をして、塩分がきちんと落ちているかを確認しましょう。

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市販品は塩分が気になるなら…手作りがおすすめ!

「鍋で沸騰させたお湯の中に生鮭を入れて茹でます。鮭に火が通ったら取り出して冷まし、皮と骨を取り除いてから細かくほぐします。食感が焼くよりもしっとりするので息子も食べやすかったようです」(1歳児のママ)

細かい骨があまり多くない鮭は、お湯で茹でたりフライパンで焼くことで簡単に鮭フレークにできるようです。耐熱の器に生鮭と水を入れ、電子レンジで加熱して作ったというママもいました。

塩分が強くなりすぎないように、鮭の切り身を買うときは塩鮭ではなく生鮭を使うとよいかもしれません。

手作り鮭フレークは冷凍できる?保存方法

「茹でた鮭を細かくほぐして、少量ずつシリコン製の製氷皿に入れて冷凍保存しています。使いたいときに必要な分だけ取り出せるので便利です」(1歳児のママ)

手作りの鮭フレークは冷蔵・冷凍保存し、なるべく早いうちに使い切るようにしていたというママの声がありました。少量であれば製氷皿やシリコンカップ、たくさんある場合はラップやフリーザーバックを使うなど、子どもが食べる量に応じて保存容器も工夫するとよさそうです。

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鮭フレークを使った離乳食のレシピにはどのようなものがあるのでしょう。ママの体験談をご紹介します。

鮭の豆乳スープ

「息子が8カ月頃に作ったメニューです。耐熱の器に入れた市販の鮭フレークに熱湯をかけて10分程度置いて塩抜きします。鍋に塩抜きした鮭フレークと豆乳を入れて煮たら完成です。気に入ったようでよく食べてくれました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

豆乳といっしょにスープにすることで、うまみが増して赤ちゃんでも食べやすいようです。食感がパサパサとしていて、赤ちゃんが飲み込みづらそうなときは、片栗粉でとろみをつけてあげるとよいかもしれません。

鮭とじゃがいものクリーム和え

「息子が10カ月頃、やわらかく煮たじゃがいもを子どもが食べやすい大きさに切り、熱湯を回しかけた鮭フレークとベビー用のホワイトソースで和えただけの簡単なおかずを作っていました。魚をあまり食べなかった息子も、これは食べてくれました」(1歳児のママ)

こちらは、忙しいママでも簡単に作れる離乳食後期レシピです。皮や骨が取り除かれている鮭フレークと市販のベビーフードを使うことで、離乳食づくりが少し楽になるようです。じゃがいもをかぼちゃやブロッコリーなどいろいろな野菜に変えると、レシピの幅が広がりそうですね。

鮭入り卵焼き

「娘が1歳すぎた頃、鮭フレークと、にんじんやとうもろこしなどのミックスベジタブルを細かく刻んで卵焼きを作っていました。鮭フレークの塩分があるので味付けをする必要がなく便利でした。手づかみでパクパク食べられ、偏食気味な娘にとってもよかったみたいです」(1歳児のママ)

鮭フレークの塩分を利用して離乳食の味付けをするというママもいました。赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせて、鮭フレークの量を調節してあげるとよさそうです。卵に混ぜて焼くことで、手づかみ食べのできる赤ちゃんにも食べやすくなるかもしれませんね。

便利なアイテムを使いつつ、離乳食を楽しもう

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© buritora - Fotolia

鮭フレークは、皮や骨を取り除きほぐされた状態で売られている、便利な食材です。大人の食事メニューや幼児食にも手軽に使えるので、瓶詰めの鮭フレークを常備している家庭も多いかもしれません。一方で、離乳食期に使う場合、心配なのが塩分です。ママたちの声にもあったように、使う前に塩抜きをするなどして工夫することで離乳食にも安心して使えるようです。鮭フレークは手作りでも簡単に作ることができるので、ママたちのレシピを参考に、自宅でもぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。レシピの幅も広がる簡単鮭フレークを、離乳食づくりにうまく活用できるとよいですね。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

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