さくらんぼはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

さくらんぼはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

2017.12.22

離乳食のさくらんぼはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はさくらんぼです。

さくらんぼを離乳食で始める前に

果物を離乳食に取り入れるときは、お米のお粥に慣れてきた頃にじゃがいもなどをペーストにして与えてから種類を増やしていくとよいようです。

いつから食べさせてよい?

赤ちゃんの食器
Alexlukin/Shutterstock.com

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた

・食物に興味を持つようになってきた

・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態

子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)

1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)

1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)

1回当たりの目安量は40~50g

こちらの記事も読まれています

さくらんぼを使った離乳食のメニュー例

さくらんぼ
iStock.com/Tsuyoshi_Kaneko

さくらんぼのコンポート

「離乳食中期の頃、粗めのみじん切りにしたさくらんぼと、少量の水を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱して作りました。さくらんぼの果肉もやわらかくなり、食べやすいようでした」(20代ママ)

砂糖を入れなくても、さくらんぼの甘さで食べやすいと感じる子どももいるようです。


さくらんぼのバースデーケーキ

「離乳食完了期の1歳になった頃、誕生日用のケーキを作ったときにさくらんぼを使いました。初夏で旬だったさくらんぼの種を取り除き、ケーキのデコレーションに使いました。彩りもよく、子どもも喜んで食べてくれました」(30代ママ)

いちごが流通していない季節に誕生日を迎えた子どもに、赤いさくらんぼを乗せてお祝いしたというママもいるようでした。

保存方法

中期

「さくらんぼをキッチンペーパーや新聞紙で包んで、冷暗所で保管していました」(30代ママ)

さくらんぼは乾燥に弱いため、冷蔵庫で保存する場合もプラスチックのパックを外して新聞紙などを使って包むとよいようです。離乳食が始まった頃の初期・中期は1回の量も多くないので、家族が食べるときに少量だけ与えて保存しなかったという声もありました。


後期・完了期

「さくらんぼを使った寒天を冷蔵保存しました。翌日には食べきるようにしています」(20代ママ)

食事やおやつのタイミングで子どもを待たせることなく、すぐに食べられる状態に調理したものを冷蔵保存しているママもいるようでした。

気をつけていた点

選び方

「さくらんぼの軸が太く緑色のものがおいしいと聞いたので、選ぶときの参考にしています」(30代ママ)

さくらんぼなどの果物は、食べてみると甘くなかったという場合もあるようです。選ぶ段階で気をつけているママもいるようでした。

与えるとき

「皮を剥き、種を取ってから半分に切って与えるように気をつけていました」(20代ママ)

丸飲みしたときにも喉につまらないように、さくらんぼを小さく切って与えたというママが多いようです。

さくらんぼは種に注意して取り入れてみよう

さくらんぼを食べる赤ちゃん
iStock.com/MJike

さくらんぼは、離乳食中期・後期・完了期に取り入れ始められる食材のようです。包丁を使わずに手軽に食べることができ、冷蔵庫や冷暗所での保存もしやすいようなので、食材の組み合わせや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。

種があるので、与えるときは気をつけているママが多いようです。さくらんぼを家族といっしょに分けて食べることで、食事の楽しさを伝えてあげるのもよいかもしれません。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月20日時点の情報となります。

2017.12.22

レシピカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。