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子どもの赤ちゃん返り。家や保育園での様子とママたちの対処法
赤ちゃん返り中の子どもに愛情をどう伝えたか
2人目の妊娠や出産を機に、赤ちゃん返りをしている子どももいるかもしれません。保育園に行かないと言って嫌がったり、保育園での様子が変化する場合もあるでしょう。今回は保育園児の赤ちゃん返りに注目しました。ママたちがどのように接してきたかを詳しくご紹介します。
赤ちゃん返りをする保育園児
子どもの赤ちゃん返りに対し、どう対応しているか悩んでいるママやパパも多いのではないでしょうか。
保育園に通っている場合、保育園に行かないと言い出したり、保育園での様子が変化した子どももいるかもしれません。周りのママたちは赤ちゃん返りしている子どもにどのように接していたのでしょう。
赤ちゃん返りのきっかけや様子、対処法などを調査しました。
【体験談】赤ちゃん返りのきっかけ
赤ちゃん返りはいつから始まる場合があるのでしょう。赤ちゃん返りのきっかけをママたちに聞きました。
3歳と0歳のママ
3歳の子を持つ妊娠中のママ
お腹が大きくなり抱っこの回数や時間が短くなってきた時期から、赤ちゃん返りが始まりました。
3歳の子を持つ妊娠中のママ
2人目を妊娠中です。体調が優れず一時的に入院していました。退院して戻ってきてから、上の子が赤ちゃん返りしています。
2歳と0歳のママ
2人目の出産退院後、2週間くらいしてから上の子が赤ちゃん返りするようになりました。
赤ちゃん返りのきっかけは子どもによってさまざまなようです。妊娠中から始まる場合もあれば、出産後に始まる場合もありました。ママの変化や家庭環境の変化が、赤ちゃん返りのきっかけになるのかもしれませんね。
家や保育園で見られる赤ちゃん返りの具体的な行動
赤ちゃん返りしている子どもの行動にはどのようなものがあるのでしょう。家や保育園での様子を聞きました。
ママや先生などの傍を離れない
30代ママ
家ではとにかく私の傍を離れませんでした。保育園でも先生の傍にいてしばらく甘えていた時期がありました。
30代ママ
家でも保育園でも抱っこを要求されたり私や保育園の先生の膝の上に座りたがりました。赤ちゃん返りで甘えたかたのかなと思います。
これまでに比べママや保育園の先生などの傍を離れなくなったら、赤ちゃん返りをしているのかもしれません。甘えたい気持ちや不安な気持ちから「抱っこして」と要求している場合もありそうですね。
保育園に行かない・嫌がる
30代ママ
今までうれしそうに保育園に行っていたのに、赤ちゃん返りの一つなのか「保育園に行かない」と言い出しました。連れて行けば楽しそうに過ごすのですが、当時は連れ出すのがとても大変でした。
30代ママ
最近赤ちゃん返りが始まり、保育園を嫌がっています。「行ってきます」と行って保育園から出ようとすると泣き出すので、そのたびに先生がきて優しく遊びに誘ってくれています。
赤ちゃん返りをしている時期は、保育園を行かないと言い出したり、嫌がる子どもも多いかもしれません。子どもが泣いている様子を見て自分も切なくなったというママの声もありました。
指しゃぶりや激しい瞬き
30代ママ
指しゃぶりを卒業していましたが、赤ちゃん返りのときは再び指を口に持って行く機会が増えていました。保育園の先生とも相談し、きつく叱ったりはせずに優しく手をつないだり、スキンシップするよう意識しました。
30代ママ
赤ちゃん返りの時期に、瞬きが普段より激しく回数も多くなりました。保育園でも同じだったようです。先生から「指摘せずに見守り、たくさんお話しする時間を園でも家でも作りましょう」とアドバイスをもらえました。心強かったです。
赤ちゃん返りをしている時期に、指しゃぶりや激しい瞬きを子どもがするようになったという声も聞かれました。子どもの気になる行動があれば、保育園ではどうなのかを先生に相談してみるのもよいかもしれません。どのように対応するのがよいか、保育園の先生たちと相談しながら見守っていけるとよさそうですね。
赤ちゃん返りへの接し方でママやパパが意識したこと
赤ちゃん返りをしている子どもに対し、ママやパパはどのように接していたのでしょう。意識したポイントを聞きました。
スキンシップや声掛けを十分する
30代ママ
意識的に上の子をめいっぱい構う時間を作りました。抱きしめたり、「大好きだよ」と何度も伝えました。
30代ママ
毎晩寝かしつけのときにギュッと抱きしめて、「今日も大好きだったよ。明日はもっと大好きだよ」としつこいくらいに愛情表現しました。少しずつ赤ちゃん返りが落ち着いてきました。
赤ちゃん返りしている子どもに対し、スキンシップを取る機会をこれまで以上に作ったママは多いようです。これまでと変わらず大好きであることや大切に思っていることは、きちんと言葉で伝えてあげたほうが子どもも安心しやすいかもしれませんね。
1歳や2歳など年齢によっては言葉を理解しにくい場合もあるかもしれませんが、ママだけでなくパパも交えて、何度も繰り返し愛情を伝えてみてはいかがでしょうか。
上の子の要望に応じる
30代ママ
抱っこしてと言われたらなるべく応じるようにしています。少しの時間でも抱っこすると、子どもも落ちついてくれました。
30代ママ
ミルクやおっぱいを欲しがるので1回ずつあげたことがあります。上手に吸えなくて、それからは欲しがらなくなりました。自分は赤ちゃんじゃないと実感できたのかもしれません。
赤ちゃん返りの一つとして、抱っこや母乳、ミルクを欲しがる子どもも多いかもしれません。子どもの要望を拒否ばかりせず、ときには受け入れて対応してみるのもよさそうですね。
保育園の感想を聞く
30代ママ
赤ちゃん返りが始まってから、毎日保育園で何をして過ごしたか詳しく聞くようにしています。楽しいことや嫌だったことをたくさん聞いて、ママやパパが気にかけていることを感じてもらえたらと思っています。
30代ママ
2歳から3歳にかけて赤ちゃん返りがありました。保育園にお迎えに行くと今日は何を頑張ったのかを教えてくれるので、褒めながらどう頑張ったのかを詳しく聞いています。パパも同様に接していたら、赤ちゃん返りもなくなりました。
保育園での様子を子どもに詳しく聞く方法もあるようです。ママやパパが自分を気にかけていることを、子どもも実感しやすいかもしれませんね。
赤ちゃんの話を避ける
30代ママ
赤ちゃん返りが始まってからは下の子の話題を避けるようにしました。上の子が赤ちゃんの話題を出せば別ですが、妊娠前と変わらない日常会話をすることで安心してもらえたらと思いました。
ママやパパが赤ちゃんの話を度々していたら、不安や寂しさを感じてしまう子どもも多いかもしれません。きょうだいができる前と同じ会話を心がけていたママもいるようです。
赤ちゃんが上の子を好きだと伝える
30代ママ
突然産まれた2人目に対し戸惑っているだろうと思い、「赤ちゃんが大好きだって言ってるよ」「隣に座ってくれたから赤ちゃんが喜んでるね」など、赤ちゃんが上の子を好きなんだという話をたくさしました。次第に赤ちゃん返りも終わりました。
ママやパパにとったら愛しい2人目でも、上の子がすぐに下の子に愛情を持って接するのは難しい場合もあるでしょう。赤ちゃんは上の子が大好きだと繰り返し伝え、上の子の緊張をほぐしてあげるとよいかもしれませんね。
赤ちゃん返りを乗り越えるために
赤ちゃん返りのきっかけは、子どもによってさまざまでした。保育園を嫌がり「行かない」と言い出したり、先生の傍にいたがる保育園児もいるようです。
たくさんスキンシップをとるなどしながら、ママやパパは上の子も大切に思っていることを、きちんと伝えられるとよいですね。
妊娠初期から赤ちゃんの存在は伝えていましたが、産院で4Dエコーをいっしょに見てから上の子は赤ちゃんをきちんと認識したようです。それから何となく甘える機会が増え、赤ちゃん返りが始まりました。