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共働きの食費の平均金額。あわせて知りたい、節約方法
年齢別や夫婦の就業状況別の支出はいくら?
何かと気になる家計事情、共働きのママとパパの食費は毎月どれくらいかかっていますか?家計の話題は周りとなかなかできませんが、平均額や節約方法など知りたいことは多いですよね。そこで今回は総務省統計局のデータを参考に共働きの食費平均金額を調査。無理せずできる節約術とあわせてご紹介します。
共働き世帯の食費
ママもパパも働いている共働き世帯、帰宅が遅くなると食事を毎回手作りできない場合もあるかもしれません。外食は決して悪いことではありませんが、回数が多いと食費が家計の負担になってしまうこともあるでしょう。
周りの家計はどれくらい食費がかかっているのか、総務省統計局の2017年に行った全国調査をもとに共働き世帯について調査しました。
共働き世帯の食費平均
総務省統計局では国民の家計実態を知るため、全国約九千世帯を対象に一カ月単位で家計調査を行っています。今回は共働きの子育て世帯の食費を知るため、二人以上世帯の世帯主の年齢別と妻の就業別の調査報告を参考にしました。
世帯主の年齢別、食費平均
まずは、共働きに関係なく、世帯主の年齢別の家計支出をみてみましょう。世帯収入家計調査報告を見てみてると、世帯主の年齢を「40歳未満」「40~49歳」「50~59歳」「60歳~69歳」「70歳以上」などにわけ月ごとの家計支出を掲載しています。
今回は特に世帯主の年齢が「40歳未満」と「40~49歳」、スーパーなどでの買い物や外食などが含まれる「食料」の支出項目に注目してみていきましょう。
世帯主が「40歳未満」の場合、世帯主の平均年齢が34.3歳、世帯人員が3.65人となります。一カ月全体の消費支出額256,160円の内63,693円が食料の支出となっているようです。
また世帯主が「40~49歳」の場合、世帯主の平均年齢が44.6歳、世帯人員が3.68人となるようです。一カ月全体の消費支出315,189円の内、食料支出が77,100円となっています。世帯主が40歳未満の場合と比べ、13,407円増加傾向にあるようです。
夫婦の就業状況別、食費平均
家計調査では夫のみ働いている場合と夫婦共働きの場合の家計についても調査しています。
夫のみ働いている世帯では、税金や保険料などを差し引いて個人が自由に使える金額の可処分所得が一カ月404,644円、その内24.3%にあたる73,775円が食料支出(内4.9%が外食)となっているようです。
一方夫婦共働きで働いている世帯では、一カ月の可処分所得が497,037円あるようです。その内の22.3%にあたる75,042円が食料支出(内5.2%が外食)という調査結果がでています。
夫のみ働いている世帯と比べ、可処分所得は92,393円高く、食料支出についても1,267円ほど高い傾向にあるようです。
共働き世帯の食費節約術
共働き世帯でも食費を抑えるにはどうしたらよいのでしょう。無理せず続けられそうな節約方法について調査しました。
家計をざっくり把握「袋分け家計簿」
家計を知るには家計簿をつけるのが大切、と感じているママも多いかもしれません。けれど共働き世帯の場合、家計簿をゆっくりつけている暇もなかったりしますよね。レシート管理が面倒になることもあるでしょう。そんなときでも始めやすい家計管理方法として「袋分け家計簿」があるようです。
お給料が入ったらお金を一度すべて引き出し、「食費」「光熱費」「日用品」「住居費」などにそれぞれ振り分けます。振り分けたお金を紙袋などに入れ、次のお給料日までそれぞれの費用の中からやりくりするという方法です。最初から一カ月の予算が明確に決まっていれば食費の管理もしやすそうですよね。
食費や日用品などの支出ごとではなく、一週間ごとに袋を分けて管理する方法もあるようです。スーパーで食料品以外に洗剤を買うこともある、というときは一週間ごとに管理する方が楽かもしれませんね。
お金を持ち歩きしやすいよう、紙袋ではなく手帳サイズのチャック付きクリアファイルに入れている場合もあるようです。食費の節約につながるよう、袋分け家計簿で全体把握をしてみてはいかがでしょうか。
ポイントを賢く貯める「ポイ活」
食費や日用品などをクレジットカードやプリペイドカードなどで支払い、ポイントを貯める「ポイ活(ポイント活動)」も食費を節約しやすい方法の一つのようです。カード明細を見ればお金を使った日や店名も出るので、家計管理にも活かせそうですよね。
ポイントサイトやアプリなどもあるので、自分たちにあったサービスを探してみてはいかがでしょう。貯めたポイントを食費として使えば、さらに節約できるかもしれません。支払い方を見直すことで食費を抑えられるとよいですね。
共働きも食費を節約
仕事も家事も忙しくなりがちな共働き世帯、外食や宅配の回数が増えると食費が気になることもあるでしょう。心配になったら、全国の食費平均を参考に家の食費を見直してみるのもよいかもしれません。
今より節約したいと思ったら、袋分け家計簿やカードのポイント利用など、簡単にできそうな節約方法を探して始められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年1月15日時点で作成した記事になります。