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3歳の七五三で着る被布。正絹や総絞りなどの被布セットの選び方や手作り、レンタルなど
3歳の七五三で着物を着るときの被布とはどのようなものなのか、被布なしでもよいのかなど気になるママもいるようです。今回の記事では、被布とは何かや、正絹や総絞りなどの被布の選び方、被布のみレンタルや手作りするなどの被布セットの準備の仕方についてママたちの体験談を元にご紹介します。
七五三で使う被布とは?
3歳の七五三で子どもに着物を着せようと考えたとき、被布という言葉を耳にするかもしれません。被布とは何か、どのような役割があるのかなど気になるママもいるようです。
被布とは、着物の上に羽織る上着のようなもので、着物のベストと考えるとよいかもしれません。7歳の七五三で着る着物は、大人と同様に帯を使って着付けをするようですが、3歳の七五三では帯を結ぶ代わりに被布を着せる場合があるようです。
なかには被布なしで3歳から帯で着付ける地域や、親の意向で被布なしで着付けるなど、被布を着るかどうかはさまざなまようです。七五三で着る被布には防寒着としての役割もあるようで、柄や種類も豊富なため、七五三ならではの被布を選んで着付けしているママもいるようです。
被布の選び方のポイント
3歳の七五三で被布を着せようと考えたとき、被布の素材や柄、色合いなどどのようなものを選ぶとよいのか迷うママもいるかもしれません。被布を選ぶときのポイントについてママたちに聞いてみました。
素材
「七五三の被布は、自宅で洗えるポリエステルの素材の被布セットを選びました。保管するときに手間のかからない素材を選んだので、下の子の3歳の七五三でもきれいな状態の被布を着せられました」(30代男の子のママ)
「3歳の子どもには、私が七五三で着ていた着物を用意し、被布のみレンタルしました。気に入った柄がたまたま正絹素材だったのですが、シルク特有の肌触りと質が周囲からも評判が良かったです(30代女の子のママ)
手入れのしやすさを考えて洗える素材の被布を選び、下の子どもも同じ被布を着せたというママもいました。着物といえば正絹と考えていたので、素材をあわせて被布も正絹のものを選んだという声もありました。被布セットのものではなく、被布のみを別で準備する場合、着物や被布の素材を確認するとよいかもしれません。
柄や無地
「華やかな桜柄の赤い着物に、桜と鞠が刺繍されている白い被布を着ました。着物などの柄に意味があると聞いたので、被布の柄も意識して選びました」(30代女の子のママ)
「アンティーク柄の着物だったので、シンプルな絞り柄の被布を選びました。着物に赤色が入っていたので赤の被布にしたら、バランスもよくかわいらしさも引き立ったように感じました」(30代女の子のママ)
被布や着物の柄に願いを込めながら、被布や着物を選んでいるママもいるようです。着物の柄とバランスが取れるかをポイントに、遠目からは無地に見える総絞りの被布を選んだという声もありました。
色合い
「着物と被布を同系色であわせたかったので、赤い着物に赤い被布を選びました」(30代女の子のママ)
「柄の多い着物だったので、被布は無地の白を選びました。柄物の着物に映える白の被布がとても目立ってかっこよかったです」(30代男の子のママ)
着物と同系色の被布を選んだママもいるようです。他にも、着物と反対色の被布を選んでおしゃれにまとめたという声もありました。着物の柄や色を選ばない白色やピンク色にしてバランスを取ったり、同系色や反対色を選んだりするなど、着物と被布の色合いの組みあわせが何通りも楽しめるかもしれません。
被布の準備の仕方
七五三の被布を準備するとき、どのような手段で準備をしていたのか気になるママもいるようです。被布の準備の仕方についてママたちに聞いてみました。
購入
「必要なものが一度で揃えられるように、被布セットを購入しました。着物と被布、長襦袢、草履、巾着、髪飾りが入っていました。足袋と子ども用の腰紐は、被布セットの中に入っていなかったので自分で買い揃えました」(30代男の子のママ)
着物や被布を別々に選ぶ必要がない被布セットを購入して一度に揃えるママもいました。被布セットの中には足袋などが入っていないことがあるようなので、セット内容は確認するとよいでしょう。
レンタル
「七五三の着物は両親が買ってくれ、被布のみレンタルにしました。色も柄も豊富にあり、子どもの好きなピンク色の被布にしました。着物との相性もよくかわいかったです」(30代女の子のママ)
七五三の着物を持っている場合、足りない被布のみレンタルしたママもいました。他にも、着物は親戚同士で同じものを貸し借りして、被布のみレンタルして個性をだしていたという声もありました。
手作り
「祖母が自宅にあった大人用の総絞りの羽織で、娘の被布を手作りしてくれました。綿を入れ、被布飾りは紐で作り、同じ生地で巾着も作ってくれました。とてもかわいかったので、七五三が終わっても家の中で防寒着として着ました」(30代女の子のママ)
自宅にある大人用の羽織で被布を手作りしてもらったというママもいました。他にも、ポンチョの形の被布を手作りしたという声もありました。
被布を着せるときに気をつけたいこと
被布を着せるときに気をつけていたことについてママたちに聞いてみました。
被布を事前に確認
「雛飾りを買ったときにプレゼントでもらった被布を着ました。3歳になり体も大きかったので事前に被布を試着し、ボタンの位置を付け替えました」(30代女の子のママ)
「長女の時に着た被布セットを次女も着ました。被布飾りの房がボロボロだったので、アイロンのスチームをあて、ラップで巻いて房飾りの手入れをしました。軽く手入れをするだけでも房が整ったので事前に確認をしてよかったです」(30代女の子のママ)
被布をプレゼントされたり、お下がりで被布を着たりするときなど、サイズなどを事前に試着して確認をするとよさそうです。他にも、被布を仕舞い込んでいるとカビは生えていたりすることもあるようなので、状態を事前に確認をしておきましょう。
兵児帯(へこおび)を持って行く
「暑かったり、動きにくかったりしたとき、被布を脱がせることを考えて浴衣に使う兵児帯を持っていきました。お参り中に暑がったので被布を脱がせ、代わりに兵児帯を使ってリボン結びをしました。着物の腰紐などが隠れて見た目も気になりませんでした」(30代女の子のママ)
浴衣などに使う兵児帯を持っていき、被布を脱いでも着物の紐を隠すように兵児帯を使ったというママもいるようです。他にも、被布を脱いだとき、子ども用の伊達締めを後ろでリボン結びにしたという声もありました。
3歳の七五三はかわいい被布を選ぼう
七五三の被布とは、帯を結ぶ代わりに着物の上に羽織るもののようですが、地域などによっては被布なしで帯締めをする場合もあるようです。被布を選ぶとき、正絹や総絞りなどの生地や素材を意識しているママもいました。被布の準備の仕方は、被布セットや被布のみレンタルをしていたり、被布を手作りしたりするなどさまざまなようです。3歳の七五三にかわいい被布を選んでお祝いできるとよいですね。