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家事の分担の方法とコツ。分担表の作り方
入園・進級などによるライフスタイルの変化も多いこの時期、家事の分担について悩む家庭は多いのではないでしょうか。今回は家事を分担する方法やコツ、家事分担表の作り方をまとめました。また、忙しい中で実際に家事や育児をこなす親たちは、どのように分担をしてきているのか、体験談を紹介します。
子育て世帯における家事分担の現状
共働き世帯が増え、男性の育休や働き方改革が話題になっている一方で、依然としてママ・パパのどちらかが家事や育児の相当部分を担っているケースが多いようです。
毎日を忙しく過ごす子育て世帯のママたちの中には、「家事の分担が平等じゃない気がする」「もう少し手伝ってほしいと思っているけど言いにくい」などと感じている人も少なくないかもしれません。
中には「もっと手伝ってほしい」とストレートに伝えてうまくいく家庭もありますが、家事や育児をうまく分担するには少しコツがいるようです。
家事を分担する方法やコツ
タスクを洗い出す
家事を分担する前に、まずはタスクを洗い出しましょう。そして、夫婦それぞれが得意なことと苦手なことをすり合わせます。できるだけ得意なことや好きなことを担当した方が効率がよいので、事前の話し合いが大切です。
また、自分の担当していないことは具体的にどのようなタスクがあるのか、どのくらい時間がかかっているのか、分からないかもしれません。ひとつのタスクでもできるだけ細かく分けて書き出してみましょう。
分担表を作る
タスクの洗い出しが終わったら、分担表を作ってみましょう。
分担表を作成するポイントは、パッと見て視覚的に分かりやすくすることです。ホワイトボードや付箋を使うこともオススメです。
アプリなどのツールを使う
アプリを使ってスケジュールや買い物リストを共有している夫婦もいるようです。例えば普段は食材の買い物をママがしている家庭でも、忙しい時にはパパが対応できたら効率がいいですよね。お願いしたいときにすぐ対応できるように、日頃から情報共有のツールを整えておくとよさそうです。
相手の気持ちを考える
これまであまり家事をしてこなかった人は、そもそもやり方が分からないことも考えられます。まずはやり方を教えること、またお互いが譲れないポイントなどがあるのなら、事前に共有することも必要かもしれません。物を置く場所などもケンカの原因になりかねないので、事前に決めておきましょう。
相手が完璧にできなくても、ひとまずはやってくれるだけでOKと捉える気持ちの余裕を持てるとよいかもしれません。慣れるまでは指摘したいことも出てくると思いますが、相手の立場になり、やる気をそいでしまうような伝え方はしないように気を付けたいですね。
ママ・パパの体験談
家事の分担を行ったことのある家庭からは、このような体験談も挙げられました。
「子どもが小学校に入学したタイミングで生活サイクルが変わり、それまで通りにできないことも出てきました。話し合いを重ね、できる家事を少しずつ分担していきました。」
「家事の分担を夫婦で話しあったときに、夫の苦手な家事が私の認識と違っていることに気が付きました。夫が苦手な家事を無理にお願いするのではなく、取り組みやすいと思う家事を担当してもらうことで、スムーズに分担ができたような気がします。」
「まだ子どもが小さく、私もフルタイムで働いているため毎日が慌ただしく過ぎていき、細かい掃除などには手が回らないことも多いです。
そのため我が家では定期的に家事代行サービスを利用しています。家がキレイだと気持ちがいいし、心の余裕も出てくるのでおすすめです。」
完璧を目指さずに柔軟な対応を
家事の分担をする目的は、負担をなるべく平等にして、家族が笑顔で過ごすことです。あまり完璧を目指しすぎずに、少しずつ始めてみてもよいかもしれません。
また、ライフスタイルの変化や仕事の繁忙期などによっても、家事に使える時間は変わってきますよね。分担についても定期的に見直し、柔軟に対応していくことが大切かもしれません。