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2019年の冬至はいつ?かぼちゃやあずきなど食べ物に込められた意味
赤ちゃんや子どもと楽しめるゆず湯の入り方
年の瀬になると「冬至」という言葉をよく耳にするようになり、2019年の冬至はいつなのか、かぼちゃやあずきなど食べ物に込められた意味が気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、赤ちゃんや子どもと楽しめるゆず湯の入り方や、こんにゃくを食べる地域はどこかなど、冬至の風習や成り立ちをご紹介します。
冬至とは
2019年の冬至はいつ?
2019年の冬至は、12月22日(日)です。冬至は、毎年日にちが決まっているわけではないようです。地球が太陽黄径270度に達した日が、冬至の日とされるようで年によって1日から2日前後ずれることもあるといわれています。
冬至の由来
冬至は二十四節気のひとつで、1年の中で最も日照時間が短く夜が長い日とされています。別名「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれていて、太陽の力が弱まりこれから回復していく、幸運が訪れるといったようにポジティブな意味合いもあるようです。
同じく12月の行事として有名なものにクリスマスがありますが、実はクリスマスも「冬至」に由来した行事だという説があることをご存知でしょうか。冬至を境に日が伸びることから、冬至の日を太陽の誕生日と考えられ、さまざまな国でお祝い行事をするようになったなかのひとつがクリスマスだといわれているようです。
冬至の食べ物の意味
冬至の食べ物として、かぼちゃやあずき、地域によってはこんにゃくを食べるところもあるようです。それぞれの食べ物にどのような意味があるのでしょう。
冬至にかぼちゃを食べる理由
冬至の食べ物として、かぼちゃをイメージするママもいるのではないでしょうか。日本では、冬至に「ん」が2つつく食べ物を摂ると、運がよくなるといわれているそうです。かぼちゃは別名「南瓜(なんきん)」と呼ばれているので、冬至の食べ物として全国的に親しまれているようです。
あずきやこんにゃくを食べる風習も
地域によっては、あずきやこんにゃくを食べる風習もあるそうです。東北地方では、かぼちゃとあずきを煮込んだ「いとこ煮」というものが冬至メニューとしてあり、北関東地方ではこんにゃくの煮物を食べるところもあるようです。あずきの赤色は悪いものを追い払い、こんにゃくは「砂おろし」と呼ばれ体内の砂を出すという意味合いがあるといわれています。
子どもと楽しめる冬至メニュー
冬至にかぼちゃやあずきを食べる風習を、子どもといっしょに楽しんでみてはいかがでしょうか。ママたちが作った冬至レシピをご紹介します。
電子レンジで作れる冬至かぼちゃ
40代ママ
かぼちゃは包丁を入れる前に、電子レンジで少し加熱すると切り分けやすくなるといったママの声もありました。東北地方で有名なかぼちゃとあずきの「いとこ煮」を作りたい方は、市販のあずき缶を使ってみるのもよさそうです。
冬至かぼちゃの出汁煮
30代ママ
「わが家では、離乳食期の赤ちゃんでも食べられる冬至メニューを作りました。ひと口大に切ったかぼちゃを、かつおと昆布でとった出汁に入れやわらかくなるまで煮たら完成です。子ども用は先に取り分け、大人用は砂糖や醤油を足してアレンジします。
赤ちゃんや子どもと冬至メニューを楽しみたいというママにとって、かぼちゃは取り入れやすい食材のようです。子どもの年齢にあわせて、皮をむいて裏ごししてあげると食べやすくなりそうですね。
冬至かぼちゃグラタン
20代ママ
子どもたちが大好きなグラタンに、冬至の日はかぼちゃを入れました。いつも作るグラタンの材料に薄くスライスしたかぼちゃを入れるだけです。かぼちゃはあらかじめ柔らかくなるまで火を通しておくとよいです。
冬至かぼちゃを、プリンやケーキなどのデザートに取り入れたというママもいました。冬至メニューと聞くと煮物が一般的のようですが、洋風にアレンジすれば子どもも喜んでくれそうですね。
ゆず湯の意味と入り方
冬至にゆず湯に入る意味
冬至といえば、かぼちゃの他に「ゆず湯」をイメージするママもいるのではないでしょうか。昔から冬至の日にゆず湯に入る風習がありますが、「冬至=湯治」「ゆず=融通」の語呂あわせから、湯治で融通よくといった意味合いが込められているようです。ゆずには、風邪予防になるビタミンCが含まれているので、冬至にゆず湯に入ると風邪をひきにくいこともあり、冬至の行事として親しまれているようです。
ゆず湯の作り方
ゆずの香りや成分を楽しむにはどのような方法があるのでしょうか。家でゆず湯を作ったというママたちに聞いてみました。
30代ママ
わが家では、ゆずにフォークで数カ所穴を開けてから湯船に入れます。数が少なくても十分に香りが楽しめます。
40代ママ
「ゆずの成分をたっぷり楽しみたいので、ゆずを輪切りにして使っています。ネットに入れると後処理も簡単です。」(40代ママ)
ゆずは数が多いほど香りや成分も楽しめそうですが、少ないときは輪切りにしたり、皮をむいて使ってもよさそうです。果肉や果汁は料理に使い、皮を袋に詰め湯船に浮かべたというママの声も聞かれました。
赤ちゃんや子どもと楽しめるゆず湯の入り方
ゆず湯を楽しみたいけれど、赤ちゃんや肌の弱い子どもは入ってもよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。子どもとゆず湯に入るとき、ママたちはどのような工夫をしたのでしょうか。
40代ママ
3歳と6歳の子どもといっしょにゆず湯を楽しみました。以前は、切って袋に入れていましたが、子どもの肌に刺激が強いように感じたので切らずにまるごと入れました。
30代ママ
生後6カ月の赤ちゃんとゆず湯を楽しみました。直接湯船に入れるのは不安だったので、洗面器にお湯をはり柚子を入れ香りを楽しみました。
子どもとゆず湯に入る場合は、切らずにそのまま使用したという声がありました。柚子は切らなくても十分に香りが出るので、肌への刺激が気になる赤ちゃんは様子を見て香りだけを楽しむのもよさそうですね。
家族で冬至を楽しもう
冬至に食べるかぼちゃやあずきなどにまつわる厄払いや縁起物としての意味についてご紹介しました。北関東ではこんにゃくを食べるという話もあり、地域によって風習も違うようです。ゆず湯に入るときは、赤ちゃんや子どもも楽しめるよう工夫するとよいかもしれませんね。冬至はいつおこなうのか、成り立ちや食べ物の意味を知り、家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
ひと口大に切ったかぼちゃを600Wの電子レンジで5分ほど加熱します。柔らかくなったら醤油小さじ1杯と茹であずきを混ぜてさらに1分加熱したら完成です。火や鍋を使わず電子レンジで調理できるのがポイントです!