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子どもと楽しむお彼岸団子。数や作り方、供え方など
いつ供えるかや子どもも食べやすいアレンジレシピ
白くて丸いお彼岸団を毎年供えているご家庭もあるのではないでしょうか。数やお供え方、いつお供えすればよいかなど、用意をしていると疑問に思う場合もありますよね。今回はお彼岸の供えるお団子について、基本的な作り方や子どもも食べやすいアレンジ方法などとあわせてをご紹介します。
お彼岸にはお団子を用意
お彼岸の時期が近づくと、スーパーなどでお彼岸団子など見かける場合もあるかと思います。ぼたもちやおはぎなどもありますが、お彼岸に供える白くて丸いお団子の数や供え方、いつ供えるかなど決まりはあるのでしょうか。子どもと楽しむお彼岸団子の作り方などといっしょに調査しました。
お彼岸団子について
お彼岸の定番とも言えるお団子ですが、なぜお団子を供えるのでしょう。供え方や供える時期などをご紹介します。
お彼岸に団子を供える理由
お彼岸は一般的に春と秋の年2回訪れると言われています。それぞれ春分の日と秋分の日を中日とし、その前後3日間を含む合計7日間がお彼岸の時期とされているようです。
お彼岸団子を供える理由は地域などによって異なりますが、「帰ってきたご先祖様の疲れを癒し、あの世へ戻るときはお土産になるように」という意味などがあると言われています。
供えるお団子も地域やご家庭によってさまざまで、白くて丸いお団子を用意する場合もあれば、季節の花に合わせ春はぼたもち(牡丹餅)、秋はおはぎ(御萩)を用意している場合もあるようです。周りのご家庭ではどのようなお彼岸団子を用意しているのか、それぞれの違いを聞いてみるのも面白いかもしれませんね。
お彼岸団子の数と供え方
お彼岸団子の供え方についても、地域や各家庭によって異なるようです。一般的と言われている供え方の例を2つご紹介します。
1つはお彼岸団子を6個用意する方法です。円を描くように5個並べ、最後の1個を中央に配置しお供えします。6の数は「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」の六道を意味していると言われ、人は亡くなるとこの6つの世界のどこかで生まれ変わるという考え方があるそうです。
2つ目はピラミッドのようにお彼岸団子を積んでいく、いわゆる積み団子のお供え方です。用意する数はさまざまですが、例えば一番下の段は手前の列に3個、中央の列は2個、奥の列には1個配置します。
二段目は手前に2個、奥の列には1個置き、最後に上から1個お団子を積めば完成です。合計10個でできますね。お団子の下には慶事折りにした敷き紙があればよりよいとも言われているので、いっしょに用意してみてはいかがでしょうか。
お彼岸団子はいつ飾る?
お彼岸団子をいつ供えるかも地域などによって異なるようです。一般的にお彼岸入りに供えるお団子を「入り団子」、お彼岸明けに供えるお団子を「明け団子」と呼ぶようですが、どちらかだけでよいのか、両日供えるかなどは異なります。
お彼岸の中日にぼたもちやおはぎを供える場合もあるようです。毎年どうしているのか、両親や親せきの人などに聞いてみてもよいかもしれませんね。
お彼岸団子の作り方
せっかくお彼岸団子を用意するなら、今年は子どもといっしょに手作りしてみませんか?簡単な作り方をご紹介します。
- ボウルに上新粉300gと塩を一つまみ程度いれ、全体を混ぜる
- 1にお湯を少量ずつ加えながら菜箸で混ぜる
- 馴染んできたら手でこね、耳たぶくらいの硬さになったらお団子にする
- 沸騰した鍋に3を入れ、浮いてきたら取り出してあら熱をとる
上新粉のかわりに白玉粉や団子粉でも代用できるようです。白玉の大きさは、喉に詰まらないよう、一口サイズにするのではなく、より小さく形成したり、反対に噛みちぎらないと食べられないくらいに大きくするなど、工夫するようにしましょう。
茹でて完成させる作り方をご紹介しましたが、蒸して作る方法もあります。蒸し器を使う場合、クッキングペーパーの上にお彼岸団子をあらかじめ形を整えて供えておくと崩れにくくなるようです。
高さのあるピラミッド型に供えるときなどは事前にセットしておくとよいかもしれません。お団子を丸める作業なら、子どもも楽しんでお手伝いしてくれるかもしれませんね。
子どももうれしいお彼岸団子
見た目をよりかわいく、子どももより食べやすいお彼岸団子にする方法もあるようです。お供え用とは別に自分たちで食べるときアレンジしてみてはいかがでしょう。
可愛さ抜群【カラフル団子】
お団子をこねるときに他の材料をまぜると、カラフルなお彼岸団子になるようです。抹茶をまざれば緑、食紅を混ぜればピンク色になるので、3色団子として楽しんでみてもよいでしょう。
マッシュしたかぼちゃをまぜて黄色いお団子、ココアの粉を混ぜて茶色のお団子、かき氷のブルーハワイ味を混ぜて水色のお団子など、色の種類や色の付け方はさまざまあるようです。何色のお団子がよいか子どもと相談しながら材料を揃えてみても楽しいかもしれませんね。
優しい味わい【みたらし団子】
お彼岸団子をたくさん作るなら、みたらし団子にして楽しんでみてはいかがでしょう。タレはお鍋に水、しょうゆ、みりん、片栗粉、砂糖、を入れかき混ぜながら弱火から中火で加熱していくとできるようです。
家にある調味料で簡単に用意できるのはうれしいですね。おじいちゃんから小さな子どもまで、年代問わず食べやすいお彼岸団子になるかもしれません。
甘さ引き立つ【チョコ白玉】
お彼岸団子を丸めるときに、キューブ型のチョコを包んで作る方法もあるようです。包んだ後は茹でて完成させるので、チョコがはみ出さないよう注意しましょう。茹であがり後はすぐ氷水で冷やすと形も崩れずにすむようです。できたてはもちろん、冷やして食べても美味しそうですね。
お彼岸団子を楽しもう
お彼岸団子の意味や用意する数、供え方がわかると、子どもにもお彼岸について伝えやすくなるかもしれません。ぼたもちやおはぎなどを用意する場合もありますが、お団子を子どもと手作りするのもよさそうですよね。それぞれのご家庭にあわせ、お彼岸団子を楽しんでみてはいかがでしょうか。