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寒中見舞いに写真や出産報告を入れる?喪中の場合の写真の選び方や伝え方とは
寒中見舞いは季節の挨拶以外にも、喪中はがきや年賀状の返礼に使われることもあるので、写真や出産報告を入れてもよいか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、寒中見舞いに写真や出産報告を入れる場合についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
寒中見舞いに写真を入れても大丈夫?
年賀状の代わりに、季節の挨拶状として寒中見舞いを出そうか考えるママもいるのではないでしょうか。
ママたちに聞くと、文面をどうするかだけでなく、写真を入れてもよいのかがわからないという声もありました。また、年末やお正月に赤ちゃんが生まれたことで、年賀状で出産の報告ができなかったという理由から挨拶と兼ねて報告をするために寒中見舞いを出してもよいか気になる方もいるようです。
実際に、寒中見舞いを出す時期や用途とあわせて、写真や出産報告に関するママたちの声を調べてみました。
寒中見舞いとは
寒中見舞いとは暑中見舞いと同じく、季節の挨拶状のひとつとされていますが、いつどのような用途で出すものなのでしょうか。
出す時期
1月1日から1月7日までを「松の内」と呼び、お正月の時期といわれるようです。そのため寒中見舞いは、松の内をすぎてから届くように出すとよいとされています。
寒中見舞いの「寒中」とは、二十四節気で「小寒」と「大寒」を含む期間で、冬至から数えて15日目頃となる「小寒」から節分までの30日間が、1年で最も寒い時期とも考えられているようです。節分の翌日にあたる立春は暦の上では春の始まりとされているので、寒中見舞いは立春より前に送れるとよいかもしれません。
用途
寒中見舞いは、もともと寒さが厳しい季節に相手の体調を気遣って送る挨拶状とされていたようですが、旧年中に喪中はがきを受け取ったときに、年始の挨拶を控えて年賀状の代わりとして出す場合があるようです。また、相手が喪中と知らずに年賀状を出したときにも、お詫びとお悔やみの言葉を伝えるために出すことがあるなど、用途もさまざまなようです。
他には、年賀状を出し遅れて松の内をすぎたときに、寒中見舞いを出す家庭もあるようで、この場合は年賀状と同じように近況報告や写真を添えて新年の挨拶をするというママの声も聞かれました。
寒中見舞いに写真を入れるときのポイント
相手や自身が喪中のときに送るといった用途でなければ、寒中見舞いに写真を入れるママもいるようです。そこで、寒中見舞いに入れる写真選びのポイントについて聞いてみました。
小さめのサイズにする
「相手を見舞うための寒中見舞いなので、写真は入れましたが控えめになるよう小さめのサイズにしました。文面は季節の挨拶や気遣う言葉をメインにしましたが、送った相手からは『子どもの元気な様子も見られて嬉しかった』と言っていただけました」(30代ママ)
寒中見舞いに写真を入れたい場合でも、相手を気遣う文面をメインにして写真は控えめにするママもいるようです。文章にも気を配りつつ、受け取った相手の気持ちがあたたかくなるような写真を選べるとよいかもしれません。
色使いに気を配る
「寒中見舞いのはがきが落ちついたデザインだったので、子どもの写真を入れるときは鮮やかな色ではなく、柔らかい色あいの服を着ている写真を選びました。寒い時期に送るものなので子どもが作った雪だるまの写真も小さく添えました」(40代ママ)
写真自体の色使いを意識したとの声がありましたが、使う写真は必ずしも人物の写真でなくてもよいようです。他にも、寒い地域に暮らす友人宛に寒中見舞いを出したママからは、暖かい春を連想させるような花の写真を入れたという声も聞かれました。
お正月を連想する写真は避ける
「初詣で子どもに振り袖を着せて写真を撮りましたが、着物は年賀状の写真に使われるイメージなので寒中見舞いには使いませんでした。寒中見舞いに使う写真は、あえて季節感を出さないようにしました」(30代ママ)
寒中見舞いはあくまで年賀状とは別物と考えられているため、お正月をイメージさせる写真は避けた方がよいと考えるママもいるようです。寒さの厳しい時期に出す挨拶状のため、写真は冬らしさよりも暖かい季節を連想させる1枚を選んでみるのもよいかもしれません。
寒中見舞いでの出産報告の仕方
出産報告も兼ねて寒中見舞いを出すときの内容と、具体的な文例のひとつをご紹介します。
内容
出産報告をする場合も、基本的には通常の寒中見舞いと同じように季節の挨拶から始まり、相手を状況を伺う言葉を入れられるとよさそうです。年賀状をいただいている場合は、あわせてお礼も伝えられると丁寧かもしれません。
続けて自身の近況を伝えますが、出産報告も一言添える程度にして、そのあとは相手の体調を気遣う言葉で締められるとよいようです。最後に日付を書くことも忘れないようにしましょう。
具体的な文例
「寒中お見舞い申し上げます。
寒さの折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたびはご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。
よいお年を迎えられたご様子、心からお喜び申し上げます。
私事ではありますが、◯月に出産し新たな家族が加わりました。
今後とも家族共々、変わらぬお付きあいのほど、よろしくお願いいたします。
春の訪れが待ち遠しいですが、いましばらくは寒さも続くかと思いますので、くれぐれもお体を大切にお過ごしください。
平成◯◯年◯月」」
出産報告については、さりげなく手短に伝えられるとよさそうです。また、友人や親戚など関係性によっては、あまり堅苦しくならない文面を心がけることも、相手を思いやる気持ちが伝わるひとつの方法かもしれません。
写真や出産報告は相手の状況にあわせて
寒中見舞いは季節の挨拶だけでなく、年賀状を出す時期をすぎた場合や喪中はがきの返礼に使われるなど、さまざまな用途があるようです。写真を入れたい場合や出産報告をしたい場合は、相手との関係性や状況によって選ぶ写真や報告の仕方も変わってくるかもしれません。
文面やデザインを考えるときには、相手への思いやりの気持ちを大切にしながら、素敵な寒中見舞いを用意できるとよいですね。