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八十八夜っていつ?お茶にまつわる意味や由来、手遊びなど、季節の行事を楽しもう
八十八夜がいつなのか、子どもに聞かれたら答えられるでしょうか?有名な歌に出てくるように「新茶を摘んだり、お茶に関係がある日?」という程度で、詳しいことはわからないママが多いようです。今回は八十八夜の意味や、子どもと遊べる手遊び歌など、古くからある八十八夜について知識を深めていこうと思います。
八十八夜とは
節分などのように家族で楽しめる大々的なイベントがないと、よく知らないことも多い日本の文化はたくさんあるようです。八十八夜もそのひとつに挙げられるかもしれません。八十八夜とは、一体いつ、どんな日なのでしょうか?
八十八夜はいつ?
八十八夜の読み方は「はちじゅうはちや」で、立春から数えてちょうど88日目にあたる日を八十八夜と呼ぶようです。立春は毎年2月4日頃なので、八十八夜は大体5月2日頃、ゴールデンウィークの真っ最中であることが多いようです。
何をする日?
「夏も近づく~♪」という歌から連想して、八十八夜はお茶に関して何かをする日だと考えるママも多いようです。実は本来八十八夜はお茶に限らず、米などの農作物の種まきや田植えの準備をする日のようです。八十八夜の時期になるとちょうど霜が降りなくなってくるため、かつて農業に従事する人が多かった日本では、八十八夜は農作業を始めるのにちょうどよい時期だったようです。
また「八」「十」「八」を組み合わせると「米」という字になることからも、昔の人々にとって八十八夜と農作物は深い関係があったということが伺えるでしょう。
この他にも、日本には昔から八十八歳になると「米寿」といってお年寄りをお祝いする風習があったりと、日本人にとって八十八という数字は特別な意味がありそうですね。
子どもに説明するには
「八十八夜っていつ?どんな日?」と子どもに聞かれた場合は「暖かくなり始めた5月頃に、お茶を摘んだりお米をまく準備する日だよ」と簡単に説明してあげるとわかりやすいかもしれません。八十八夜の有名な歌を教えながら読み方や意味を説明していくと、子どもも楽しく日本の文化を学べるかもしれませんね。
八十八夜とお茶
先に説明したように、八十八夜は農作業の準備を始める日ではありますが、農業に従事していない人に直接関係してくるのは八十八夜の新茶ではないでしょうか。
その年の1番最初に摘まれたお茶を新茶や一番茶と呼び、昔は八十八夜に全国で一斉に新茶を摘むことが多かったようです。「八」という字は末広がりで縁起の良い字とされ、それが2つ重なっている八十八夜の日に採れた新茶は非常に縁起がよいとされ、また栄養価や香りも高いと考えられていたことから昔の人々に重宝されていたようです。
今でも八十八夜の時期になると、百貨店やコンビニなどで新茶や一番茶などという名目で、茶葉や期間限定のペットボトルのお茶が並ぶ光景が見られるようです。現在では産地の気温やお茶の葉の成熟度などによって茶摘みの時期は各地で異なることもあるようですが、八十八夜の背景を知った上で、5月に入ったら家族で新茶を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。
八十八夜の楽しみ方
八十八夜はあまり馴染みがないと感じるママも多いようですが、日本に古くからある八十八夜、機会があれば家族で日本の文化を楽しんでみるのもよいかもしれません。
お茶をおいしく淹れてみよう
おいしい新茶のお茶の葉が手に入った場合は、いつもよりひと手間かけて家族でお茶の時間を楽しんでみるのもよいかもしれません。お茶をより楽しむことができるよう、おいしいお茶の淹れ方を調べてみました。
1.1人あたり小さじ1杯程度のお茶の葉を急須に入れる
2.各々の湯飲みにお湯を入れ、お湯をある程度冷ます
3.お湯を急須に移して、1分程蒸らす
4.湯飲みの数だけ少しずつ均等にお茶を注ぎ分け、急須のなかのお茶を全て湯飲みに注ぐ
この順番でお茶を淹れると、おいしいお茶ができあがるようです。お茶は温度が高すぎると渋みが増してしまうようなので、一旦お湯を冷ますことがポイントのようです。家族で食後に新茶を楽しんでみると、ほっとする時間が過ごせるかもしれませんね。
手遊びや歌で子どもと楽しく
八十八夜のお茶摘みの歌は、多くのママが知っている童謡かもしれません。この八十八夜のお茶摘みの歌は、手遊び歌としても子どもと楽しむことができるようです。お茶摘みの歌のリズムに合わせて、2人1組でする手遊びのようです。
道具もいらずいつでも遊ぶことができ、日本の童謡についても楽しみながら学ぶことができるため、子どもといっしょに八十八夜の手遊び歌で楽しんでみるのもよいかもしれません。
八十八夜の理解を深めよう
今ではコンビニや自動販売機などでいつでも手軽にお茶を手に入れることができるため、八十八夜に採れる新茶を意識するママは少ないようです。それでも、子どもに八十八夜の読み方や意味を聞かれたときには「実はお茶以外にお米も関係してるんだよ」「こんな手遊び歌があるんだよ」などと、子どもに八十八夜の意味を教えられたら、よい学びの場となるかもしれません。
普段なんとなく過ごしている初夏が始まる前の八十八夜、理解が深まることで、家族で季節の移り変わりをより楽しむことができるかもしれませんね。