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内科医
インフルエンザや風邪が流行しているこの季節、「のどが痛い」と感じたり、病院に行ったら「のどが腫れてますね」といわれることもあるのではないでしょうか。でも、この「のどが腫れる」ってどんな状態?家庭でも子どもの「のど」を見てあげる方法があるんです。今回はお医者さんがそのコツを解説します。
内科医として約10年間地方の病院・診療所に勤務した後、現在は総合診療医として非常勤勤務しながら、二人の子どもの育児中
みなさんはご自分の「のど」を見たことがあるでしょうか?まずは簡単な手順をご説明します。
まずは、鏡を持って、自分の「のど」を見てみましょう。大きく口を開けて、「のど」を見てみてください。……といっても、普通に見ると暗くてよく見えませんよね。
そこで、ライトを用意します。スマートフォンのライトで十分です。
明るくしたら、いわゆる「のどちんこ(口蓋垂)」が見えるでしょうか?
「のどを開く」のが上手な方なら「のどちんこ」がもう見えているかもしれませんが、緊張して力が入っていると、まだ舌しか見えていないかもしれません。
そこで、裏声の高い声で「ア〜〜〜」といってみてください。
すると、舌の力が抜けて、「のどちんこ」がきれいに見えるのではないかと思います。
風邪で「のどが腫れる」というのは、主にその「のどちんこ」の周辺(軟口蓋、口蓋弓)が、赤く腫れてきます。
正常な「のど」も赤みを帯びていますが、炎症が起きると、特に赤くなります。風邪をひいていない人の「のど」と比べてみると、違いが分かります。
それでは、実際に子どもの「のど」を見る方法をご紹介します。
自分でやったのと同じように、ライトで照らしながら、高い裏声で「ア〜〜〜」と言ってもらいましょう。見えましたか?
医師は診察の時に「舌圧子(ぜつあつし)」という棒を入れることがありますが、あの棒で「オエッ」となることがあるので、家庭ではそのような器具は絶対に使用しないでください。
夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」では、喉に小水泡(小さくて白っぽいプツプツ)ができることが有名です。(「ヘルパンギーナ のど 画像」などと検索すると、画像が見られます)
また、扁桃炎では、「のどちんこ(口蓋垂)」の斜め下にある「扁桃腺」に、膿(うみ)がつき、真っ赤に腫れてきます。これらも、上に書いた方法でご家庭で見てあげることができます。
ただし、感染性の「のど」の病気を見てあげるとき、病気の人のくしゃみを真正面から被ってしまうと感染してしまう恐れがあるため、観察する人はマスク着用で、見る前後には石けんで手洗いをしてください。
のどの痛みを治すには、その原因となっている風邪などを治しましょう。風邪には特効薬はないので、水分を取りながらしっかりと休養することが基本です。
こまめにうがいをしても痛みが強い場合は、風邪薬やトローチなども使用しながら療養してください。高熱が出る、数日経っても改善しない、水分も全く取れない、呼吸の様子がおかしいなどの症状がある場合は、かかりつけの医師にご相談ください。
「のど」は、病院でお医者さんが診察するだけでなく、家でも比較的簡単に観察することができます。毎日続けて観察すると、赤く腫れた「のど」が、だんだんと正常に戻っていく様子も観察することができるでしょう。
のどが痛いときには、ご家庭でも見られるということをぜひ覚えておいてくださいね。
内科医として約10年間地方の病院・診療所に勤務した後、現在は総合診療医として非常勤勤務しながら、二人の子どもの育児中
