子どもの映像視聴はデバイス選びが大事。大画面・高画質が子どもにとって大切な理由とは
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近年、幼児期の子どもが映像コンテンツに触れる機会が増えています。子どもの健やかな発達のために、親はどのように視聴環境を選べばよいのでしょうか。この記事では、専門家の先生への取材を通して、幼児期の子どもと映像コンテンツの関わり方と理想の視聴デバイスについて考えました。
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今、子どもの「映像視聴の環境」が悪くなっている?
家事をしたいときや移動中など、子どもに映像コンテンツを見せたことのあるママやパパは多いと思います。
でも、「忙しくて、つい子どもに映像コンテンツを見せてしまう…」という罪悪感に悩むママやパパも少なくはないでしょう。
幼児期の子どもと映像コンテンツの理想的な関わり方について、子どもの発達と映像コンテンツ開発の専門家である沢井先生にお話を伺いました。
ーー映像コンテンツを見せることで、子どもの発達によくない影響がありますか?
沢井先生
子どもに映像コンテンツを見せること自体は悪いことではありません。むしろ、映像コンテンツは、見せ方を工夫すれば、発達によい影響があります。
映像コンテンツを選ぶことも大切ですが、その映像を視る時の「視聴環境」に注意を払う必要があります。残念ながら、近年の子どもの視聴環境はあまりよくないと思います。
80年代以降、日本は映像技術をどんどん革新させていき、精緻に撮影した映像を、美しく再現する4Kや8Kの大型モニターが、家庭向けに開発されましたが、現在、その技術の恩恵は、家庭の中の子どものもとへ届いていません。大きな画面どころか、スマートフォンやタブレットなどの、手に載る小さな画面や小さなスピーカーで映像を視聴する場面が圧倒的に増えているのではないでしょうか。
――スマートフォンやタブレットでの映像視聴について、注意点はあるでしょうか。
沢井先生
まず、動画アプリでの視聴では、最初は親が子ども向けの映像を選んだとしても、そのあと次々に映像コンテンツが出てくるので、良質なコンテンツとは言い難い映像に出合う恐れもあるのです。短尺の映像コンテンツを、小さな子どもが、ひとりでスマホを抱えて次々と見て、結果的に膨大な時間を費やしてしまうこともあります。おうちの方が一緒に見ることのできないデバイスでの視聴は、危険な側面があるのです。
映像コンテンツを早送りやスキップして視聴する例が多いのですが、これは言葉のイントネーションや声のトーンなどを覚えていくことが重要な「子ども期の言語学習」にとっても、あまりよい影響がありません。
親子のコミュニケーションの質を上げるのは大画面での視聴
――大きな画面で視聴するメリットについて、子どもの発達に沿って教えてください。
沢井先生
たとえば2歳くらいの子どもは、ダンスなどの画面を見ながら、真似をして活発に踊るという視聴行動が多く見られます。
この時、大きな画面なら動きが見やすく、真似がしやすいのです。そもそも子ども向けの番組や映像コンテンツは、大きな画面で見ることを前提に作られているものが多いのです。
ちなみに、画面の前で活発に動くのは2歳児がピークで、3歳、4歳になるにつれて徐々に踊らなくなります。それを見て親御さんは「この番組があまり好きじゃなくなったのかな?」と考えるかもしれませんが、実は子どもの発達によって、興味の表し方が変わった…ということなのです。
4歳くらいになると、2歳では考えなかったような視点を持つようになります。自分が躍っているのを見ている他者の存在に気付いて「恥ずかしい」という感情を持つようにもなります。また、体を動かさなくても、自分が踊るイメージが、頭の中に思い浮かんで動き、記憶に残るんです。家では踊らなくても幼稚園では完璧に踊っている、ということもよくあることです。
このように、表面上はじっと静かな視聴に見えても、実は子どもが映像を詳細に見ていることも考慮して内容のわかりやすい大きな画面で映像を見せてあげたいものですね。
子どもは「共同注視」で世界を解釈していく
――他に、視聴デバイスを選ぶときのポイントがあればおしえてください。
沢井先生
便利な時代になった反面、「孤食」という言葉が出てくるような、家庭の中で、子どもがひとりで遊び、ひとりで視聴してしまうという環境が、世界的に社会問題として認識されつつあります。スマホのように、より便利で小さいものが求められ、視聴覚ツールが極小化することによって、子どもが視るものや聴くものを、家族が知らない事態を招いてしまったのです。他方、娯楽という面では、舞台や映画館への回帰も見られるようになりました。
大きなものを、家族で「共同注視」することの価値が再発見されているのかもしれません。
映像コンテンツは、スマホの小さな画面ではなく、大きな画面で、親子一緒に視聴できる環境が望ましいのです。
――共同注視とは?
沢井先生
子どもが、「大好きな人」と一緒に、対象物をじっと注目することが「共同注視」です。見る対象は、映像コンテンツでもいいわけです。一緒に映像を視聴している「大好きな人」が笑ったり悲しんだり、感想を話す様子を見て、子どもは映像を見ながら、その意味を学び、共感することを学ぶのです。「この世界を理解するための解釈」を与えてくれるのは、「子どもが大好きな人」が示してくれる反応なのです。
親子で共同注視ができる環境で、映像コンテンツを一緒に視聴することが大切です。そうすることで、さまざまな映像コンテンツは子どもにとって、世界を知るための手がかりになります。
だからこそ、子どもと共同注視する世界が、映画のように大きく、「高画質」の美しさで、身近にあることが望ましいのです。
――視聴環境の次に、子どもが映像コンテンツを見るうえで大切なことはありますか?
沢井先生
子どもの発達には特定の人との愛着関係が必要です。子どもは、身近にいる「自分が大好きな人」の存在がないと、言語獲得もできません。大好きな人とは、お父さんやお母さんのほか、おばあさんやおじいさん、保育士さん、きょうだいかもしれません。子どもの考える力の発達、つまり認知発達の土台として、愛着の形成が重要であることについては、多くの心理学研究があります。
子どもの限られた活動時間の中で、他の遊びや、家族との談笑のひとときもなくなるほどに、映像コンテンツの視聴時間が長いのはたしかに問題があります。でも、時間の長さ以上に留意すべきことは、「誰とどう視聴するか?」でしょう。
「良質な映像コンテンツ」の見極め方
――子どもが世界を知るための「良質な映像コンテンツ」を、どのように選んだらよいのでしょうか。
沢井先生
「誰が、どういう思いで、その映像コンテンツを作ったのか?」を知ることが重要です。
子ども向けの教育番組などの制作チームは、議論を重ね、子どもに伝えるべき内容を吟味して、制作しています。制作側の意図を事前に知ることができたらいいのですが、そこまでおうちの方が見極めるのは難しいかもしれません。
でも、親御さんが「子どもの発達の知識」を得て、その映像コンテンツが子どもに適切な内容かどうかをしっかりチェックしていないと、模倣しては危ない行動の例や、子どもを心理的に傷つけるコンテンツを見せてしまうことがあります。
ですから、監修者によって子ども向けの内容が吟味されている、映像コンテンツを選ぶことが大切です。
高画質な映像と同じくらい大切な「音質」について
――良質な映像コンテンツを視聴するときの注意点についておしえてください。
沢井先生
大画面の美しい映像はもちろん大切ですが、音が粗末だと映像体験も粗末になってしまいます。
音声は、スマホやタブレットのような簡易的なものではなく、「音の質が高く、自然な音が再現されている音響」も、映像を楽しむために不可欠な要素だと思います。
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「JMGO N1シリーズ」で子どもに理想的な視聴環境を
ご家庭で子どもにとって理想的な視聴環境が実現する、3色レーザー搭載のジンバル一体型ホームプロジェクター「JMGO N1シリーズ」をご存知でしょうか。
設置が簡単で、子どもの「観たい」にすぐ寄り添うことができるJMGO N1シリーズは、どこに移動させても瞬時に映像を最適化してくれるので、ママやパパにとってもストレスフリーです。
JMGO N1シリーズの特徴は、手軽さだけでなくその品質の高さ。映画館にも導入されている最新技術、3色(RGB)レーザーを搭載したプロジェクターです。
N1シリーズ最高峰の「JMGO Ultra」
N1シリーズの中でもハイエンドの限界に挑戦した4K3色レーザーのプロジェクター「JMGO Ultra」は、圧倒的な色彩を実現。超高画質で、ご家庭で映画館のような美しい映像を視聴することができます。
本物の映像を体験できる
3色レーザーを搭載した自社開発MALCエンジンでは、400区分された光を均等化。レーザー特有のざらつきを抑制し、圧倒的な色域を実現します。
2200CVIAルーメンという高水準の明るさで、昼間の屋内でも問題なく美しい映像を楽しむことができます。
沢井先生
明るく美しい映像ですが、テレビのように光源を視るのではなく、壁に投影した映像を視るので、ブルーライトを見つめてしまう心配から解放されますね。おうちの壁いっぱいに映像を写せば、毎日、親子で映画館のような体験ができそうです。おうちの中なら、自由におしゃべりができますから、映画館より、もっと気楽でいいですね。プロジェクターで高精細の映像が日常的に視られれば、親子で一緒に大きな画面で映像が楽しめます。子どもは、子ども番組以外でも、外国の景色や大自然の生き物を撮影した映像を喜んで見ます。親子でおしゃべりをしながら視聴すれば、お互いの関心や知識がわかって、コミュニケーションがしやすくなりますよ。
片手で操作も簡単
JMGO N1 Ultraを含むN1シリーズの商品すべて、左右に360°、上下に135°回転することができる画期的なジンバル一体型設計で、設置場所に悩むこともありません。そのまま天井投影もできるので、寝室などでも使用することができます。
シームレス台形補正で、高さや角度を調整する必要もなく、気軽にご家庭で本格的な映像視聴を体験できます。
より映像が引き立つ音質の良さ
DYNAUDIOと共同開発した内蔵スピーカーで、驚くほど音質のよいJMGO N1シリーズ。美しい映像がより引き立ち、よりリアルに映像の世界を味わうことができます。
沢井先生
映像が緻密で美しいのが印象的ですが、この印象を深くしているのが、音質の良さですね。自然界の音は、重低音から高音まで広いレンジの音を複雑に含んでいますが、子どもが音を聴き分ける力は大人よりも優れているんです。このスピーカーは、自然の音も音楽もリアルに再現してくれそうですから、映画やコンサートの音を親子でリアルに楽しめそうです。
子どもも安心の安全機能搭載
ブルーライトカットや視力保護機能も搭載されているので、子育て中のご家庭でも安心して使うことができます。
持ち運びも簡単で屋内外で楽しめる
コンパクトなアダプターと付属の携帯用ボックスで、屋内での移動はもちろん、アウトドアシーンでも気軽に本格的な映像視聴を楽しむことができます。
沢井先生
気軽に天井投影もできて、どんな角度で投影しても、パッと四角い形に補正できてしまうのに驚かされます。眠る前の時間に、天井に好きな映像を写して、親子であおむけに寝ころがり、「天井画のような映像」を見ながら、物語や景色を楽しみ、のんびりおしゃべりするのって、きっと想像力がふくらむ時間でしょう。クリアな映像やいい音が、気軽に持ち運びができるのって、ほんとうに便利ですね。
Ultraなら日中も、みんなで楽しめる
さらに「JMGO N1 Ultra」は2200VIAルーメンの明るさなので、日中でもお友だちみんなで映像を楽しむこともできます。
「JMGO N1シリーズ」体験談
もともと利用していたモバイルプロジェクターが故障したため代わりを探していたところ、レーザーとジンバル一体型というのが気にいったので購入しました。
LED方式のものに比べると画面が格段に明るく、日中でも十分利用できる上、ジンバルにより調整もスムーズに行えます。
おもな用途が子ども部屋での利用なので、視力保護機能もあるのも嬉しいです。
初めてのプロジェクターとして本製品を購入しました。昼間はうっすらと映るぐらいかなと覚悟をしていたのですが、十分に視聴できるレベルです。
音声に関してはシアターバーと併用しようと思っていましたが、本製品のスピーカーからの出音でも十分に満足出来ました。
色のノリが良いのは他のLED機種には真似できないでしょう。AndroidTVのバージョンが新しいからか、電源を切る時にスリープが選べるため、次使う時にすぐに起動できます。
子どもが本物に触れた記憶はずっと残る
沢井先生
子どもが「幼少期に何を誰と見たのか?」は、長期記憶としてずっと残ります。今までにも私は、いろいろな大人から、2歳から5歳までの間に、幼児番組を親と一緒に見た時の思い出を聞かせてもらい、その記憶の正確さに驚くことがありました。映像にはそれだけの力があります。質のよい映像コンテンツを楽しみながら選び、親子で一緒に見ることが大切です。
生涯の記憶として、親子の映像視聴を豊かなものにするために、おうちの方ができることは、良質な映像コンテンツと適切な視聴デバイスを子どもの発達を考えて選ぶこと。子どもの世界を大きく広げて、親子のコミュニケーションを深めるためにも、JMGO N1シリーズは理想の視聴環境を創ってくれそうですね。
子どもにとって最高の視聴環境になるJMGO N1 Ultraをはじめとする「JMGO N1シリーズ」をぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか。
大画面映像の美しさと、音の良さは期待以上でした。一緒に見た家族も凄いと喜んでいたので本当にこれを購入して良かったと思います。