はじめての農作業体験で自信がついた!
星野リゾート リゾナーレ那須×自己肯定力
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「旅」は非日常の中で、子どもがさまざまな力を育むきっかけになります。今回は「星野リゾート リゾナーレ那須」親子旅のレポートです。「旅育」をテーマに専門家に話を伺い、自己肯定力を育んだ旅についてお伝えします。
専門家が語る「旅育」とは
2人の専門家に「旅育」について話を伺いました。
親子旅のメリット:好奇心を育む絶好の機会
瀧先生
好奇心は脳科学的にも子どもの成長に重要で、豊かに生きるためには必要不可欠です。
子どもの学業成績を伸ばすのも、スポーツの力を伸ばすのも、発端は好奇心であることが多いです。旅は好奇心を育む絶好の機会です。
村田さん
生きる力を私は「自己肯定感」「コミュニケーション力」「知恵を育む力」の3つと定義しています。
旅へ出るだけでも3つの力は育まれますが、子どもの学びを大きくするには、親御さんのちょっとした心掛けが大事です。親御さんが旅育で実践したいコミュニケーションのヒントを旅育メソッド🄬としてまとめています。
ぜひ、旅先ならではの体験や環境の中で、旅育に取り組んでいただきたいなと思います。
旅育におすすめの「星野リゾート リゾナーレ那須」
「アグリツーリズモ」という言葉を知っていますか?
「アグリツーリズモ」とは、イタリア語の「アグリクルトゥーラ(農業)」と「ツーリズモ(観光)」を掛け合わせた造語で、その土地の農体験や自然体験、文化交流を楽しむ旅のことを意味します。
この「アグリツーリズモ」を体験できる日本初のリゾートが、「星野リゾート リゾナーレ那須」。東京から新幹線とバスで約1時間半、栃木県北部・那須岳の山裾、標高約500mに位置しています。
那須の豊かな自然の中で農業の営みに触れることができるので、旅育にもおすすめです。
農園や畑などでの農作物の生産体験
「星野リゾート リゾナーレ那須」の広い敷地には、宿泊棟、農園「アグリガーデン」、アクティビティ施設などがあります。
アグリツーリズモリゾートでの滞在の軸となる、農作物を育む生産活動に触れる体験ができます。
アグリガーデンでは、年間で120 種類以上の野菜やハーブを育てていて、施設に隣接する田んぼでは、季節によって変化する風景を楽しむこともできます。
農業に触れることができるレッスン
アグリガーデンでは、地域の生産者にアドバイスをいただいた有機の農法を参考に、畑の耕うんから肥料づくり、野菜やハーブの種まき、収穫まで一連の農作業を当リゾートのスタッフが実践しています。
毎日開催しているアクティビティ「ファーマーズレッスン」では、農業体験=収穫体験のみと捉えるのではなく、その日に必要な農作業をゲストにレクチャーします。
畑で農作業を楽しんだり、田んぼなどで昆虫を観察するなど、生物や植物の成長を体験することができます。
秋には施設内の田んぼで、お米の一生を体験するプログラム「お米の学校」第4回と第5回を開催。
9月下旬~10月上旬の第4回では稲刈りを、10月下旬の第5回では脱穀や羽釜での炊飯体験ができます。
4歳以上のお子様から大人の方まで、稲作について学びながら体験ができるプログラムです。
今回「星野リゾート リゾナーレ那須」を旅した親子
アグリガーデンで「はじめてのトマト収穫」
「星野リゾート リゾナーレ那須」のアグリガーデンでは人参の種まきをする予定でしたが、この日は雨だったので室内ガーデンでトマトの脇芽取りの作業、トマトの収穫を体験しました。
パパがトマト好きだから持って帰ろう!
瀧先生
土に触れると気持ちが落ち着きますよね。実際に、自然体験そのものも脳の発達に有用と言われていますし、昆虫もたくさんいて生態系も学べそうですね。
はじめての薪割りに夢中!
焚き火スペースでは普段「火起こし体験」ができるのですが、今回は雨のため「薪割り体験」をしました。
スタッフの方が切れ目を入れてくれて、トンカチで一緒に叩いて割るのですが、「もう1個やる!」と何回もチャレンジしていたのが印象的でした。
普段の生活では、何かを力いっぱい叩く経験はできないので、夢中になっていました。
森を散策し、ハーブティーをのんびり楽しむ
「星野リゾート リゾナーレ那須」の象徴的な建築物「POKO POKO」は存在感を放ちながらも、那須の自然と調和しています。
橋からつづく散歩道は、林の中での散歩をじっくりと楽しめるように、あえて蛇行をしながら進むくねくねとした道に設計されています。
雨の日でも30分くらいの散策ができました。スタッフの方が植物や動物についてレクチャーしてくれるので、子どもも楽しめます!
ハーブを育てている「グリーンハウス」では、農家の暮らしをヒントにしたワークショップや、好きなハーブをブレンドして楽しめる「オリジナルハーブティづくり」を通年で実施しています。
期間限定のイベント「ハーブティーアペロ」が開催されていて、3種類のハーブティーを自由に飲んでくつろぐことができました。どれも甘めで飲みやすくて、いちごとローズヒップは子どもも気に入って2杯も飲んでいました!
ピザやケーキづくりにも挑戦
「星野リゾート リゾナーレ那須」にあるPOKO POKOでは、スタッフからレクチャーを受けながら、ピザやスイーツづくりを体験できます。
普段あまり新しいことに自分からチャレンジしないタイプなのですが、今回は事前に高まった期待感や旅という非日常の特別感もあって、「ここでしかできない」と感じて積極的に楽しんでいました。
子どもも大人も大満足のレストランとゲストルーム
レストランOTTO SETTE NASUでは、新鮮な野菜を使ったお料理を楽しむことができます。
ファミリーで広々と過ごせる各ゲストルームも大自然の景色に癒やされます。
旅という非日常の中での成功体験が自信につながる
「星野リゾート リゾナーレ那須」の大自然の中でたくさんはじめての体験ができたことは、子どもの自信につながったようです。
どのアクティビティもひとりでやらせてもらえるので、帰ったあともパパに「これできたんだよ!」と話すなど、自信がついたみたいです。はじめてのことにも積極的に挑戦して成功体験がたくさんできたので、自己肯定力が育まれたのかもしれません。
今まで、トマトが食べられなかったのですが、自分で収穫したトマトを持ち帰って「せっかくだから食べてみる」と挑戦することもできました。
トマトもズッキーニもおいしかったよ!
瀧先生
食は、人間にとって大切な行為。スーパーに並ぶ前の新鮮な野菜の圧倒的な甘さや味の深さを体験できるのはとてもよいですね。野菜に対する興味関心が広がるのではないでしょうか。私も今度、息子を連れて行きたいです(笑)。
村田さん
農業は自然が相手なので、雨が降って予定の作業ができないなど、準備をしても思った通りにいかないことが多々あります。想定とちがう中でも柔軟に対応し、ベストをつくすことは、人生に通じる大切なこと。旅でのこういう学びは、親子にとって貴重な体験になると思います。
旅を通して成長する子どもの姿を、「星野リゾート リゾナーレ那須」で体験してみませんか。
2023.08.18
畑になっているトマトに初めて触ったので、楽しかったみたいです。ハサミとカゴを持って収穫しました。
途中で雨が止んだので、外の畑で「UFOズッキーニ」も収穫しました。マイクロきゅうりや紫色のインゲンなど珍しい野菜があり、興味のきっかけになったようです。